ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

日本でイディッシュ 記事『日本のイディッシュ語の生徒が探しているものって?』

ikh hob tsum ershtn mol geshribn an artikl in forverts. ikh bin zeyer tsufridn, vayl es iz geven mayner a kholem tsu shraybn in forverts. a sheynem dank mayne studentn, miryemen, rukhlen, leyzeren, rivken un brukhen!

It is based on my presentation at Yiddish in the new millennium: A Symposium on New Yiddish Language and Culture and it will be published in English with more details in the future....

2016年春学期は東京外国語大学イディッシュ語の授業が開講されました。その授業についてオタワ大学(カナダ)で開かれた学会でイディッシュ語で発表しました。

この記事はその発表がもとになっています。発表内容は英語の論文にする予定です。

yiddish.forward.com

ビロビジャンのイディッシュ語新聞

ロシア極東部のイディッシュ語新聞『ビロビジャンの星』について、

小熊宏尚(共同通信)による非常に興味深い記事です!

Mr. Hironao Oguma, a Japanese curious Journalist, wrote a very interesting article about Birobidzhaner Shtern, the Yiddish Russian newspaper! He visited there, had an interview with Elena, the director of the newspaper, and discribed its complecated situation in Japanese.

『ビロビジャンの星』については上田和夫先生や田中克彦先生などがすでに紹介していらっしゃり、日本でも結構知っている人がいます。

が、今回この記事を書かれた小熊さんは、な、なんとビロビジャンまで行かれ、編集長で記者のエレーナさんに直接インタビューしています!

エレーナさんがこんなに大変な状況だったなんて知らなかった。彼女は長い間一人で奮闘しいるようです。場所も近いし、将来何か一緒にできたらなあ。

     ここ

f:id:syidish:20170222113321p:plainGoogle マップより)

ビロビジャンのイディッシュ語新聞の状況やそれに関わっている人たちの境遇など、ただでさえ複雑な状況をわかりやすい日本語で説明されています。私もこの記事のおかげで理解が深まりました。小熊さん、ありがとうございます!

www.47news.jp

イディッシュ語の講座ができました!(イディッシュ語ははじめて!という方対象)

東京外国語大学の一般向けコースです。
基礎から勉強できます!
Yiddish class for beginners at TUFS open academy.

 

使ってみよう!イディッシュ語初級Ⅰ 

日時 2017年4月6日~8月3日  木曜日 14時00分~15時30分(休講日 5月4日)

 

会場

東京外国語大学 本郷サテライト

講師

鴨志田聡子

講座内容
イディッシュ語はアメリカ、イスラエル、オーストラリア、アルゼンチン、ヨーロッパの都市など、世界各地で使われています。この講座では、イディッシュ語ヘブライ文字に親しみ、基本的な挨拶や簡単な読み書きをイディッシュ語でできるようにすることを目指します。春期間は配布したテキストを中心に学習を進めます。発音、リスニング、会話の練習を取り入れながら、イディッシュ文化も学びます。名詞・代名詞・動詞・形容詞といった文法にも触れ、イディッシュ語を使えるようになるための基礎づくりをします。

以上、東京外国語大学オープンアカデミーウェブサイトより。詳しくはこちらをごらんください:

www.tufs.ac.jp

ユダヤを短期で学ぶ講座(全6回)ができました!

日時

土曜 15:30-17:00 4/8~8/26 6回
日程 2017年 4/8, 5/20, 6/17, 7/15, 7/29, 8/26

 

場所

朝日カルチャーセンター 横浜

 

講座内容

ユダヤ人は常に歴史、宗教、民族、政治が交差する場を生き抜き、独自の精神や文化を生み出してきた民です。ではユダヤ人とはいったい誰なのでしょうか。その精神はどのように形作られてきたのでしょうか。それぞれの専門分野からこの永遠の疑問にアプローチし、ユダヤについて、ユダヤ人について多面的に考えてみます。

講師名
東京大学教授 沼野 充義
東京大学教授 市川 裕
東京大学研究員 鴨志田 聡子
早稲田大学教授 小沼 純一
東京理科大学教授 菅野 賢治
日本女子大学教授 臼杵

 以上、朝日カルチャーセンターのウェブサイトより。

詳しくはこちらをご覧ください:

www.asahiculture.jp

イディッシュクラウドファンディング

イディッシュ語のためのクラウドファンディング。

出版のための資金集めの方法は?世界中のイディッシュ語話者に詩を朗読させたのでした。私も一瞬ですが、友情出演しています。

 

www.headstart.co.il

イディッシュ語話者東京を見る

2016年10月にミリアム・トリン博士(ヘブライ大学・テルアビブ大学)を招聘しました(東京大学早稲田大学)。

これについて、トリン博士が書いた記事が米イディッシュ語新聞『フォーワード』に掲載されました。

日本に初めて来たトリン博士。東京や研究者を見て本当に驚いたみたいです。

yiddish.forward.com

ミリアム・トリン博士の講演について

ヘブライ大学とテルアビブ大学でイディッシュ語を教えているミリアム・トリン博士を日本に招聘し、東京大学の現代文芸論の沼野充義先生と早稲田大学松永美穂先生のところで講演してもらいました。

東大の講演

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早稲田の講演

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私もコーディネートや通訳、司会、翻訳をしました。

イディッシュ語について、そしてイディッシュ語の文学についてアブロム・スツケヴェルという作家を中心に話してくれました。非常に実りが大きなイベントでした。

海外からの講師招聘はいろんな方々にご協力いただき、感謝しています。

早稲田ではイディッシュ語で講演をしてもらいました。こんな企画はこれまでなかなかなかったのでは。東大の講演では議論も盛り上がり、非常に楽しい時間になりました。

bungeijournalism.net

ユダヤ人と安楽死 映画『ハッピーエンドの選び方』

安楽死がテーマ。高齢者が安楽死のために機械を作って使っていく。

イスラエルの人たちの強い仲間意識とか、キブツの密接な人間関係とか、ユダヤ教と死とかを垣間見た気がした。

どうやって死までを過ごし、どういうふうに死ぬのか。終わり方を選べるなんて、幸せかもしれないと思った。道で倒れてそのままなくなる人も、明日食べるものがなくなってなくなる人もいるのだから。でも死というのは本当にわからない。

映画『ハッピーエンドの選び方』公式サイト

イディッシュ語@東京外国語大学

東京外国語大学のオープンアカデミーでイディッシュ語が学べます。

www.tufs.ac.jp

 

2016年度、イディッシュ語の講座開設時には、大学のウェブサイトで特集されました。

アムハラ語とリトアニア語に挟まれてイディッシュ語が紹介されるなんてとても幸せです。

tufstoday.com