ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program 9

YIVO訪問

東欧ユダヤについての研究機関YIVO(イヴォ)に行ってきました。YIVOは、イディッシュ語の研究において最も重要な機関と言っても過言ではありません。

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さて、今回はソヴィエトのユダヤ、ソヴィエトのイディッシュ語の研究で知られるNYUのProf. Gennady Estraikhと、YIVOで働いてるイディッシュ語言語学の研究者Alec Leyzer Burkoに会いにいったのでした。短い時間でしたが本当に嬉しかったです。レイザーさんとは2005年にYIVOとNYUのイディッシュ語夏期講座に参加したとき知り合って以来、事あるごとに会ってもらっています。二人ともとても面白い研究者で大好きです。

本や新聞だけじゃなくて音楽もあります。
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洋服も寄付されてアーカイブにありました。

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レイザーさん、立って作業しているなんてさすがニューヨーカーです。

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ポーランドクラクフで発行されていたイディッシュ語壁新聞の修復作業もしてる人もいました。

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YIVOは図書館も素晴らしいです。今回は時間切れでした。

そのあと猛スピードで行った先はユダヤ神学校JTSでした。YIVOからそこまでだいぶ遠かったです。やっと地下鉄に乗れたと思ったら、実は反対向きで、降りてからまたダッシュしました。ものすごい筋肉痛になったのでした。

Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program 8

ニューヨーク Workmens’ Circle訪問

Workmen’s Circleという機関に行きました。ここはイディッシュ語の教育活動を活発に行なっています。大学やYIVOとは違って、カルチャーセンター的です。イディッシュ語に興味がある人を幅広く受け入れています。

Home - The Workmen's CircleThe Workmen's Circle

イディッシュ語教育活動の立役者がNikolai (Kolya) Borodulinさんです。私の先生でもあり、相談相手でもあります。日本でイディッシュ語の授業をやる際にいろいろ助言をしてもらっている先生のひとりです。イディッシュ語オンライン教材YiddishPOPの開発者のひとりでもあります。数年前に知り合いの紹介で知り合ったのですが、直接会うのは初めてだったんです。

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コルヤさんはイディッシュ語新聞『ビロビジャンの星』も書いています。彼がイディッシュ語にかける情熱は「すごい熱血」のひとこと!いつも励まされます。

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コルヤさんから元気とお土産のイディッシュ・ビンゴをもらったところで、時間があっという間に過ぎていたことに気がつき、ここ数年こんなに走ったことあるだろうかというレベルの猛ダッシュでYIVOに向かったのでした。(浦島太郎もそんなだったのでしょうか)
ちなみにコルヤさんはロシア極東のユダヤ人地区ビロビジャンのご出身です。コルヤさんが住んでたと考えると、お隣のロシアが身近に感じられて嬉しいです(アメリカもお隣ですけどね)。ところでビロビジャンについては、共同通信の記者の小熊さんの記事があります。とても興味深いですのでぜひ読んでみてください!

【伝える 訴える】第45回(ロシア)

Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program 7

「さすがニューヨーク、雪どけも早い」

何年も前、NHKの朝のニュースで「さすがニューヨーク」と言いながら有働キャスターがニューヨークの文化を紹介するコーナーがあったんですが、ニューヨークって本当にさすがですね。

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大雪の翌日、ニューヨークの街は朝から動き出していました。雪かき車も出動し、だいぶ勢いよく走っていました。道路もあったかくなって雪を溶かしちゃうみたいです。雪に対してとても強いんですね。

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あの大雪があっという間に溶けたのを見て、ニューヨーカーのすごさを感じました。せっかちともいうかもしれないです。江戸っ子でしょうか。

大雪の日は多くの人が仕事が休みになったみたいで、その分のしわ寄せが翌日に来たみたいです。知り合いのニューヨーカーたちは皆さん超忙しそうでした。

皆さんご存知のことだと思いますが、アメリカも場所によってだいぶ人のメンタリティが違うようなのです。今回ボストンのあとニューヨークに行ったので、ニューヨーク の人たちがとにかく忙しそうで、テンポが早いと感じました。
ボストンの方が時間の流れがゆっくりしていて、人も穏やかに感じました。ニューヨーク では、別れ際のあいさつもほどほどに、または全くなく、相手がいきなりいなくなっていることも多かったです。
13年くらい前に東京からニューヨークに来たときは感じませんでした。今回ニューヨーカーが忙しそうだと感じたのは、ボストンを経由したからかもしれないです。
せっかく雪がたくさん降ったのに一面真っ白の光景が見えないのは残念でしたが、セントラル・パークはきれいでした。

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充実したカケハシ・プロジェクトなだけにかなり駆け足でしたので、結構疲れも溜まっているときでした。きれいな公園の景色を外から数分眺めただけですが、だいぶいやされました。

 

 

Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program カケハシ・プロジェクト 6 みんなの笑顔

We are usually very busy and serious when we are together in Japan. But I saw we look very happy in photos here. I was so surprised. So that I put our pictures in chronological order in my blog.

レポートのための写真の整理をしていて、みんなの表情がどんどん明るくなっていくのに気がつきました。
ボストンに超疲れてついてこの笑顔。
March 18th, 2017
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一晩寝て(と言ってもあんまり眠れなかったということなんですが)。
ボストン日本領事館を表敬訪問して、在ボストン日本国総領事 道井緑一郎(いちばん右)と。たくさんお話を聞いていただきました。
March 19th
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さらにブランダイス大学に行ってとてもあたたかく迎えていただきました。
March 19th
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ボストン美術館の写真は特に嬉しそう。
March 20th

我々は普段は研究の用事があるときに会って真面目な話や、深刻な話、もしくはブルーな相談をし合うことが多い仲間なんです。このメンツでこんなにはっちゃけたのははじめてのことです。海外で認められた村上さんのアートの力もあったかも。ありがとうございました!
March 20th

Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program カケハシ・プロジェクト5 ニュージャージーで雪

3月22日、ニューヨークは超すごい嵐になるという予報で、マンハッタンで予定されていた全てのミーティングがキャンセルされました。

ファシリテーターさんがいろんなところに電話したりメールしたりして、最後まで調整してくれましたが、結局お天気には逆らえませんでした。こういうことってあるんだなって思いました。
我々はホテルのあるニュージャージーにこもって、ほぼ一日中(それか1日の8割くらい)ミーティングしてました。

今日キャンセルになったミーティングがオンラインでできないかと期待したんですが、それもかなわず。
雪で学校も美術館も休み、仕事も休みになるところが多いみたいです。子どもがいる人は、学校や保育園が休みで家にいる子どもの世話をしなきゃいけません。ということで、雪でこもっているからといって相手の都合がつかないようです。東京でも、雪の時は休みになるといいなと思いました。
ミーティングの合間に雪だるまを作りました。山本くんがうまく丸い玉を作りました。私のはどうしても四角くなってしまいました。そして、一番上に青木さんが作ってくれた玉をのせました。目をつけようとした私が、青木さんの玉を落として壊してしまいました(向かって右)。申し訳ないことをしてしまったのですが青木さんは寛大でした。

仕事が休みになるところが多いということですが、宿泊先のホテルの従業員の人は今日も来ていました。ここまでどうやって来んですかとか聞いたら、自分で車を運転したんだよとのこと。その人たちが帰れるのかなと心配したけれど、夜には雪は少なくなってましたので大丈夫でしょう。道路があったかくなるらしく、どんどん溶けてました。

Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program カケハシ・プロジェクト 4 ニューヨークについたぞ

ニューヨークに行く飛行機に乗る前に空港でランチしました。

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飛行機が45分遅れ、機内でだいぶ眠くなって途中気を失いましたが、マンハッタンが見えたら興奮で目が覚めました。13年くらい来てませんでした。この景色を見て泣いてしまいました。メンバーの誰にも見られないようにと祈りながら涙をぬぐいました。今度からしばしば来るようにしよう、それか、しばらくここに住みたいなと思いました。

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観光客と子どもづれがおおいという店で夕食となりました。

Ikh bin zeyer noynt fun Kolya un zayn klas.

I wanted to visit Workmen's Circle which located very close from there!!!

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早くイディッシュの人たちに会いたいです。

しかし明日は嵐になって学校も仕事も美術館も閉まる予定らしいです。ミーティングも全てキャンセルとなりました。たくさんやりたいことがあるのに何もできないかもしれないです。

ちなみに宿泊先はニュージャージーです。地下鉄は通っておらず、マンハッタンまで車で40-50分の場所です。

 

Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program カケハシ・プロジェクト 3 ボストンいろいろ

ボストン美術館ユダヤコレクションと村上隆の展示を見ました。

イタリア出身のシモーンさんがコレクションの説明をしてくれました。イスラエルにも長く住んでたみたいです。シモーンさんのおかげで、所蔵品のことが詳しくわかってよかったです。説明聞くととても興味が湧いて、いいなと思いました。みんなかっこいい!!

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櫻井さんと私が超真剣な顔できいてます。超真剣に話を聞いてる自分を写真で見て、私ってこんなにカッコいいんだーー!って感動しました。こんな自分を見るのは初めてでした。ちなみにファシリテーターさんが撮ってくれた写真です。

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村上隆の展示は、ともこさんが案内してくれました。村上隆が伝統的な日本の美術界ではなかな認められなかったけど、頑張ったみたいです。勇気づけられました。櫻井さん(右から1番目)のポーズ、決まってます。その隣が右から青木さん、塩野谷くん、私です。私以外は将来とても有名になるでしょう。

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そのあとホロコーストメモリアルに行きました。英語にイディッシュ語が書いてありました。

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あっという間にボストンをさることになり、空港の近くです。

忙しい旅ですが、話題はつきないし、とてもリラックスできたりもして、かなり楽しんでます。

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このあとニューヨークに行きました。

 

Series Kakehashi Project 10 カケハシ・プロジェクト 番外編

カケハシ訪問先の紹介はちょっと休憩で、ボストンのトイレで見たペーパータオルを紹介します。
アメリカのトイレにあるペーパータオル出しマシーンはとても感じよくて、手を出すだけで、自動的に紙をビュオーンと出してくれました。

ただこれには「木からできてます」と書いてあって・・・使うのをちょっとためらいました。
でも、うっかり必要以上に長く出してしまいました。
もう自動で出してもらうのが嬉しくて癖になってしまっていました。ハンカチは日数分持って行きましたが、ここでも自分のハンカチを出さずに紙を使ってしまいました。感じよくビューンと出てくれました。ただ、その後、やや複雑な気持ちがしばらく続きました。

Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program カケハシ・プロジェクト 2 ボストン編

ブランダイス大に行きました。キャンパスはきれいだし、人もオープンだし、また海外で研究を続けたいなあと思ったのでした。みんなとても気に入ってました。

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ユダヤの研究をしている若手、ベテランの研究者とのお話会です。とってもあたたかく迎えていただきました。日本ではユダヤ研究をする人達は増えてきましたが、ユダヤ研究のセンターがありません。ユダヤ学の重要性が認知され、体系的に学ベル場所が今後できると良いなと思っています。これが私たちの仕事かもしれない。

夕飯を食べたところです。赤レンガ倉庫に似ていました。クラムチャウダーとロブスターサンドを食べたのでした。

海に近くでたたずむ山本くん。

Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program カケハシ・プロジェクト 1 ボストン編

外務省のカケハシ・プロジェクトでボストンにきています。

カケハシ・プロジェクトについてはこちら:

北米地域との交流 KAKEHASHI Project-The Bridge for Tomorrow- | 外務省

今回はユダヤ研究者の人たちと一緒です。ユダヤ研究仲間はもっといるんですが、今回のメンバーはこの7人になりました。他の研究者たちも続けて派遣してもらえるように、頑張ります。

外務省のKakehashiプロジェクトでアメリカに来てます。東海岸まで飛行時間長かったですが、機内はかなり快適でした。ご飯も美味しかったです。ちなみにJALです。これまでいろんな飛行機に乗ってきた我々は、飛行機ってこんなすごいんだって驚きました。

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到着の日の夕ご飯はケータリングでした。

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かなり美味しかったです。夜遅かったのに全部食べてしまいました。とくに米の部分が。

日本のユダヤ研究者達で総領事館を表敬訪問しました。総領事と領事が我々の研究の話を熱心に聞いてくださいました。

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総領事の話によればアメリカに住む日本人が減って、アメリカで日本の印象がだいぶ薄れているということでした。イスラエルでもアメリカ系のユダヤ人から「獅子は眠っているのか?昔はもっと日本人の勢いはすごかったんだぞ」と言われたことがあり、それを思い出しました。このミーティングの間、私は外務省に就職したくなりました。

続いて昼ごはんです。

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昔日本にもチーズケーキファクトリーってあったよねって話でチーズケーキ食べる気満々で入店。

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しかし、食事はあらかじめ決まっていてサンドウィッチでした。美味しかったです。食べ切れないのがもったいなかったです。

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地球ことば村「ユダヤ人の多様な言語」レクチャー 掲載

ユダヤ人の多様な言語―イディッシュ語とラディノ語を中心に

2017年10月14日(土)に慶應義塾大学三田キャンパスで開かれたことばのサロンでの私のレクチャーを文字起こししていただきました。司会は長谷川明香(成蹊大学アジア太平洋研究センタ―特別研究員/地球ことば村運営委員)さん、三村友美(東京大学言語学研究室博士課程所属/常葉大学の専任講師)さんも駆けつけてくださり、ラディノ語の調査について話してくださいました。ちなみに三村さんと私は同じ静岡県出身です。

まず、ユダヤ人の言語がたくさんあるということ、その中からイディッシュ語の人たちはこんな人たち、ラディノ語の人たちはこんな人たちだと知っていただくことです。そして、ここが一番重要な点ですが、ご自身のことばについてもう一度考えていただくことです。

続きはこちらから:

今までのフォーラム 地球ことば村

イディッシュ・フェミニスト・ポッドキャスト Vaybertaytshと2018年外大のイディッシュ

2017年12月にワシントンDCで受けたインタビューがVaybertaytshのサイトで公開されましたのでお知らせします。2017年度の外大の授業で学生の皆さんと撮った写真です。
www.vaybertaytsh.com
Vaybertaytshについてはこちらに書きました。
この写真に一緒に写っている画面はYiddishPOPというイディッシュ語オンライン教材です。とっても面白いですよ。
YiddishPOPについてはこちらに書きました。
Yiddish POP - ユダヤ人と言語
YiddishPOP in Tokyo - ユダヤ人と言語
2018年度の東京外国語大学の授業(前期)ではこの教材を使います。2017年度に試験的に使ってみましたがかなり好評だったので、今年度もやってみようと思っています!東京外大のイディッシュ語の授業は水曜の昼(ウェブサイトでご確認ください)です。
イディッシュ語の基礎がわかります。外大生以外も聴講生になることができます。去年も単位は取らないのにずっと出席してくださった方々数名、聴講してくださった方がいらっしゃいました。
今年は東京大学イディッシュ語の授業がないので、少なくとも関東圏でイディッシュ語を学べる大学は東京外大だけで非常にレアです!!!
たまに遊びに来てくださってもOKです(他大学の友達を連れて来てくれた学生がいました)。
東京外大の一般聴講制度についてはこちらをご覧ください。
お楽しみに!

イデッシュ語初級Ⅰ よろしくお願いします!

入門クラスのイデッシュ語初級Ⅰ:ヘブライ文字で書くユダヤのことばの受講を3月14日まで申し込みを受付けています。イディッシュ語の勉強を文字を書きながらじっくり進めることができます。 ヘブライ文字が書けるようになるので、イディッシュ語だけではなく、ヘブライ語の勉強するときにも役立ちます。
初級のクラスはお申し込みいただいた人数が少なく、ただいま開講の危機ですが、開講すれば少人数で勉強できるので、効果は高いと思います。どうぞよろしくお願いします。すでにお申し込みいただいた方々もおり、ぜひ開講したいと思っています。もし迷っている方がいらっしゃったらぜひ一緒にやりましょう!!よろしくお願いいたします。

お申し込みはこちらから:
tufsoa.jp

関連記事:
受付開始 2018年度春イディッシュ語講座 - ユダヤ人と言語
イディッシュ語初中級開講決定御礼 - ユダヤ人と言語
ヘブライ文字のすすめ - ユダヤ人と言語

2017年度のこと:
2017年度イディッシュ語修了〜 - ユダヤ人と言語
Yiddish Summer Program in Tokyo 2017 イディッシュ語夏期講座が無事終了しました! - ユダヤ人と言語


授業の内容は以下の通りです:

イデッシュ語初級Ⅰ:ヘブライ文字で書くユダヤのことば 
イディッシュ語ヘブライ文字で書くユダヤ人の言語です。この授業ではイディッシュ語の会話や文法の初歩を学びながら活字体を読み、筆記体を書けるようになります。右から左に書くヘブライ文字は一見難しそうですが、22文字しかないので授業で読んだり書いたりすれば短期間で覚えられます。ご自分のお名前をヘブライ文字筆記体で書けるようになりますイディッシュ語の基礎的な文法が身につき、簡単な会話ができるようになります。映像や音声なども使いながら今のイディッシュ語に触れましょう。ユダヤ人の考え方や生活習慣について理解を深めることができます。

受講対象者
イディッシュ語は全く初めてという方から、夏期集中講座などで文字、発音、挨拶は学んだという方まで。イディッシュ語を読みたい方、ヘブライ文字をスラスラ書けるようになりたい方は是非受講してください。

 開催日  2018年04月05日~07月26日 (全15回)

 曜日  木曜日

 休講日  5月3日 5月24日

 時間  16:30~18:00

 会場  東京外国語大学 本郷サテライト

 定員  15 名

 受講料  27,000 円

イディッシュ語Podcast

イディッシュとフェミニズムをテーマにした、色々な人へのインタビュー。以下のVaybertaytshというウェブサイトで無料でダウンロードできます。

イディッシュ語を聴いてみませんか?

װײַבערטײַטש | Vaybertaytsh

Vaybertaytsh is a feminist podcast for the Yiddish-speaking and Yiddish-curious.

Vaybertaytsh is a platform for Yiddish-speakers to create and consume new and exciting audio content in Yiddish. Our focus is to highlight the stories and works of women and queer-folk, and to discuss feminist issues.

このウェブサイトを作っているサンディ・フォックスさんは、さまざまなイディッシュ関係の人にインタビューしています。とても人気のある人です。

サンディーさんの紹介(写真あり)↓

Sandra Fox

私も去年の12月にサンディーさんにお会いしてインタビューを受けました。そろそろ公開されるようです。サンディーさんかっこよかったです。

イディッシュ語オンライン教材

今日は、マイルストンさんのブログで、無料のイディッシュ語オンライン教材が紹介されていて必見です。(マイルストンさん、ありがとうございます!!!)

2018年3月8日木曜日
(資料)イディッシュ語のネット教材「YIDDISH.biz」

milestone-milestone.blogspot.jp

Yiddish Bizは、トップページに寄付者に感謝といきなり書かれていました。Yiddish Language Project. About Usを見ると、とにかく無料で、ボランティア募集中であるということが強調されていました。初級まではYoutubeが用意されています。中級、上級は準備中とのこと。

YiddishPOPは、以前もご紹介した、アニメで学ぶ教材です。とても面白い教材で、授業で使ったら好評でしたし、私も大好きです。マイルストンさんによる、日本語版使い方ガイドがあります。
YiddishPOPはイディッシュ語教師によって、作られているのですが、その人がものすごい情熱を持って取り組んでいます。和やかな教材なのですが、ストーリーは心温まるものが多く、文法説明もていねいです。ちなみにゲームも面白いです。語学の奥深さを感じさせてくれます。

なお、YiddishPOPはパソコンで開いてください。スマホタブレットでは使えませんのでご注意ください。
それと、誰かと一緒にやるとさらに面白いです。

教科書、辞書についてはこちらにまとめてあります。
イディッシュ語の教科書(基礎編) - ユダヤ人と言語
イディッシュ語の辞書 - ユダヤ人と言語

リリー・カーン(2014)の教科書については特設記事あり。
イディッシュ受講者紹介 + Sandy Fox + Lily Kahn (2014) - ユダヤ人と言語