ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

学び合いという発想1「学びの桃源郷」

先週の土曜日、横浜の朝日カルチャーセンターの「ユダヤの精神史」という連続講義で、「ユダヤと言語」という回を担当しました。

私が話す方だったのに、たくさん学ばせていただきました。

土曜日の午後のルミネ横浜の8階。カルチャーセンターのフロアは、たくさんの方々で賑わっていて、スタッフの方々もかなりお忙しそうです。

フロア全体から、学ぶぞ!という意気込みが伝わってきて、圧倒されました。土曜の午後に学ぶことを自ら選んでいらっしゃる。

すごい・・・。学びの桃源郷のようでした。

教室に入ると、さらに学ぶぞ!と意気込みが強く伝わって来ました。緊張感もありました。

授業では、受講生の方々が、舌足らずな私の話を一生懸命聞いてくださり、色々教えてくださり、質問をしてくださいました。教えているけど逆に教えていただくという、(後で考えてみれば)私的に理想の場でした。

(その時は必死でしたので、最初、みなさんの顔が険しかったときに私の説明が下手すぎるかなとか、途中、なんで私ばっかり話しているんだろうでも私が講師だからか・・・とか、オーディオ機器がうまく使えなくて凹んだり、いろいろあったんですが)

授業が終わってから、面白かったとフォローしてくださった方、最後のスライドに、書いたイディッシュ語の読み方と意味を聞きに来てくださった方(説明するのを忘れていました)、ありがとうございました。本当に嬉しかったです。

その後、授業をコーディネートしてくださった方(なんと、大学の大先輩でした)とお話して、企画段階で非常に練ってくださり、私が話す機会をいただいたと知りました。

私は感謝と感動で雷にうたれ、夜、興奮して、その感動を夫に話し続けました。散々喋ってきたのに、まだ喋り足りなかった自分・・・。情けないですが、止まりません。

こどもが寝る時間になりました。こどもは「おはなししたいのにママがずっとしゃべってて・・・しゃべれなかった!」と泣きながら寝ました。こどもにも私がいない間に、いろいろあったのに聞いてあげられなかった・・・。

前進しようと思います。学び合いの場がずっと続きますように。

私もイディッシュの先生のように、たくさんの意見や質問などなどが出ても、授業が無事終わる、学び合いの場を作れるように経験と試行錯誤を重ねようと思います。