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Yiddish in Japan みんな何かでマイノリティ

Series Kakehashi Project 12 カケハシとYFUについて

これまで何回かSeries Kakehashi Projectによる米国派遣について書いてきました(実はまだ続きの訪問先があるのでこれから書きます)。
「カケハシ・プロジェクト」とは外務省の日本と北米地域との交流のための事業です。
対日理解促進交流プログラムは、北米だけではなく、他の地域にもあります。北米との交流はカケハシと呼ばれていて、他の地域との交流は他の名前で呼ばれています。
詳しくはこちら:
対日理解促進交流プログラム | 外務省

日本とアジア大洋州,北米,欧州,中南米の各国・地域との間で,対外発信力を有し,将来を担う人材を招へい・派遣し,政治,経済,社会,文化,歴史及び外交政策等に関する対日理解の促進を図るとともに,親日派知日派を発掘し,また,日本の外交姿勢や魅力等について被招へい者・被派遣者自ら積極的に発信してもらうことで対外発信を強化し,我が国の外交基盤を拡充します。

ご興味のある方はぜひチャンスをつかんでください。
今回の我々の派遣は、博士課程の学生とポスドクの研究者の派遣でしたが、それは例外で、いつもはもっと若い人たちが派遣されています。

現地ではYouth For Understanding(YFU)という組織のバーバラさんことMs. Barb Kilkkaという方にとてもお世話になりました。YFUについては、高校生の留学・ホストファミリー受け入れの組織としてご存知の方も多いのでは。
詳しくはこちら:
高校生留学・高校生派遣・海外高校生受入ホストファミリー・米国コミュニティカレッジ YFU

BarbさんがYFUの歴史を話してくださいました。第二次世界大戦後にDr. Rachel Andresenという女性の呼びかけで始まったそうです。第二次大戦でアメリカの敵国だったドイツの若者をアメリカに招待し、人的交流によって両国の関係を草の根レベルからよくしようと考えたようです。彼女は1973年にノーベル賞候補になったようです。

詳しくはこちら:
History - About Youth For Understanding Intercultural Exchange Programs

その後、YFUは他の国との交流事業も行なうのですが、ドイツの次に交流したのが日本だったとのこと。日本も第二次世界大戦のとき、敵国だったからです。今では世界55カ国と交流があり、この活動に賛同する人たちがボランティアベースでホストファミリーになるなどして協力しているようです。

歴史
History
1951年 世界平和の夢を若者に託したミシガン州アナーバーのレイチェル・アンドレセン博士 (初代YFU会長)が米国国務省の委託を受けて西ドイツ75名の高校生を米国に招きYFU国際交流プログラムが始まる
1952年 米国国務省はYFUを国際交流機関として正式に認可
1958年 日本から初めて米国へ2名年間派遣
日本YFU会長に篠原亀之輔博士就任
1964年 米国から夏期短期受入高校生6名来日
1969年 米国から年間受入高校生1名来日
1975年 法人スカラシップ・プログラム始まる
1977年 YFU日本協会(任意団体)組織される

続きの年表はこちら:
YFUについて | 高校生留学・高校生派遣・海外高校生受入ホストファミリー・米国コミュニティカレッジ YFU

今回私たちの米国訪問にずっと付き添ってくださったBarbことバーバラさんは、この活動にものすごい意義を感じていらっしゃいました。
私たちがどうやったらより有意義な時間を過ごせるか、どうやってナイスに振る舞えるかなどなど、短期間にたくさんのことを教えてくださいました。
交流会で話すのをたじろいでいたり、交流会の後うまくできなかったなあと落ち込んだりすると、客観的にみてどうだったかを教えてくださり、的確なアドバイスをくださいました。
アメリカの人たちとどう接したら良いのか事細かに教えてもらえなかったら、私はいろんなところで勘違いして、今回のような充実した一週間は過ごせなかったと思います。
近づきすぎると怖がられるからあんまり近づいちゃいけないとか、意見を言わないと自分に対して興味がないんだとがっかりされるからちゃんと意見を言わなきゃいけないとか、一般的にホームパーティーではどんな会話をするものかなど基本的なことを知りました。あらかじめ知識をもってのぞめたことでだいぶ助かりました。
必ずしも相手側の常識や文化に合わせる必要はないかもしれないですが、基本的なノウハウを知っておくことは大事だなと思いました。
バーバラさんはかなり長い時間私たちに付き合ってくださって、大変だったと思います。でもいつもとてもナイスに接してくださいました。お互いの国の文化にカルチャーショックを感じて、話し合ったこともありました。ピンチに遭遇した時、彼女が私たちとどう接するかを見ることもとても勉強になりました。彼女の経験の豊富さと人柄を本当に尊敬します。
バーバラさんとの一週間を終えて、私は彼女がボランティアベースで仕事をしてきたからこんなに意義ある活動ができるのかなと思いました。
私もボランティアの精神をもてる余裕をもっていたいなと思いました。将来自分も何かできると良いです。