ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

締め切りは過ぎてからが勝負

タイトルは、かつて夫がお世話になっていた教授のことばです。たくさんの締め切りを抱え意識朦朧としているとき、このことばで夫がいつも励ましてくれます。
締め切りが私を楽にしてくれる。自分とのたたかいに終わりが来るから。そう思ってやってます。
私の恩師の「締め切りが近づいてきて、どうにもならなそうなときは、すぎる前にちょっと連絡しておくといい」というご助言を回想してみて、「締め切りというのは破るためにある」という前提にあるものなんだなと改めて感じました。
でも、大学のレポートはちゃんと締め切りまでに出して欲しいと思います。せっかくの単位を落として欲しくないです。

「しめきり」に関する世界のいろんな言い回しを調べたら、案外面白い研究ができるかもしれませんね。

私は子どものころ作家になりたかったので、「原稿の締め切り」に追われている大人たちをテレビや漫画で見て、本当に羨ましく思っていました。私が自分で学級新聞を作っていた時は、締め切りを設定して自分が締め切りを抱えていることに喜びを感じていました(付き合いで原稿を書かされた人たちは大変だったと思います。ごめんなさい)。
でも今では「シメキリ」は一家団欒のひとときに、自分の意識を宇宙をさまよわせるほどの威力をもった恐怖のことばです。

今日「締め切りは過ぎてからが勝負」を思い出したのは、今たくさんの締め切りを抱えて、しかも一部破っているからです。
昨日大きな締め切りが来週末に迫っていることが発覚し、愕然としました。