サン=セバスチャン(カタルーニャからバスク - ユダヤ人と言語 Jews and Languages)にいるときに、バスク語をたくさんききました。
バスク語:
単語レベルならスペイン語や他の言語と似ているものもあり、なんとかなることもあるのですが、それより長くなるとわかりませんでした(とはいえみんなスペイン語ができます)。同じ研究室にバスク語ができる人がいるので、彼のことを改めて尊敬しました。
サン=セバスチャンではかなりの人が英語ができますので、バスク語ができなくても住めるそうです)。
入口がバスク語、スペイン語、フランス語の三言語表記のサン=セバスチャンの図書館
バスク語は聞いても聞いても、自分が知っているどの言語とも似てない気がして、これを学ぶのはかなり難しいなあと思いました。
バスク語の意味が想像つかないので、同じような思いをしたアイヌ語のことを思い出しました。
駅で見つけた三言語表記。一番上はスペイン語ですが、2番目のバスク語が太字。3番目の英語はフォントを小さくしてありました。
言語学者の故田村すず子先生は、アイヌ語で有名でしたがバスク語も研究していました。
私は学部生の頃田村先生から「耳がいいっ!」と何度かスカウトされて、田村先生の研究室でバイトを始めました。内容は、アイヌ語話者へのインタビューの書き起こしです。
そもそも日本語じゃないし、話の内容もわかんないし、日本語にない音がたくさんあるし、むちゃ難しいです。
忘れかけてる言語なのにハードな調査に付き合っているアイヌの女性。。。その肉声をテープできいていたら、私は心が痛み、悩みに悩み、バイトを辞めました。
↓ところでこちらは興味深かったです。
田村すず子先生の情熱と真剣さ、愛が伝わってきます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gengo1939/1996/109/1996_109_140/_pdf