ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

最終回 白水社『webふらんす』

イディッシュ語講義録の翻訳掲載中です。

「あなたはイディッシュ語を知っていますか」

ミリアム・トリン博士講演録 第3回

2016年10月14日早稲田大学(戸山キャンパス)

最終回の第3回はイディッシュ語文学についてです。イディッシュ語文学のポイントをざっと知ることができます。講義録の最後には、日本語で読めるイディッシュ語文学のリストもつけました。

三人の作家は、現代のイディッシュ語に大きな影響を及ぼし、たくさんの言語にも翻訳されています。
 しかし残念なことに、この三人の作家たちは家庭ではイディッシュ語を話していませんでした。彼らは「より文化的」な言語で家族と話しました。メンデレとショーレム・アレイヘムにとってはロシア語、ペレツにとってはポーランド語でした。最近ショーレム・アレイヘムの最後の孫がアメリカで亡くなりましたが、イディッシュ語を話しませんでした。彼女も作家ですが、英語で書いていました。

続きはこちらから:

「あなたはイディッシュ語を知っていますか」ミリアム・トリン博士講演録 第3回 | web ふらんす

だいぶ前の講演で、講演時にすでに訳もあったのですが、手元で眠っていました。白水社の編集者の方のおかげで、全部公開できました。とりあえずこれについてはひと段落です。安心しました。

ミリアムさんはまた日本に来たい、今度はガチでイディッシュ語教えたいと言っているので、いつかそういう企画ができればなあと思っています。