ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

2021年度のこと

進学、進級、就職、退職など、人生の節目を迎えた方、おめでとうございます。

私の方は2021年度も、東京大学駒場キャンパスで研究員をします。

非常勤講師として、以下の授業をします。
まず、東京外国語大学で前期と後期、2コマ、ユダヤ人マイノリティの言語と文化について考える授業。

前期のテーマは、文化と芸術で、セファルディ系ユダヤ人についてより重点をおき、映像やテキストで彼らの考え方について学び考えます。

後期のテーマは、言語と文化で、アシュケナージユダヤ人のイディッシュ語を学びながら彼らの文や考え方について学びます。今のところ来年度イディッシュ語という言語そのものを学べるのはこの授業だけになります。

外大生のみんなと会うのが楽しみです(もちろん単位互換制度で来てくれる他大生も)。ちなみに全部オンラインです。

別の大学でも非常勤講師として授業する予定でしたが、フェイスシールドも用意するので対面授業をするようにとのことで。。。コロナ禍で何時間にもわたる対面授業は、私には無理なので、お断りしました。家庭や自分の研究、オンライン授業の効果があることを考えると何がなんでも何時間にもわたって対面授業するというのは、私には受け入れられないことでた。

マスクをせずに世界中の人と双方向のコミュニケーションができるオンライン授業や会議は、もっと受け入れられて良いものだと思います。

文科省のコロナ禍でも大学の教員は対面授業をするようにというのが、私には理解できません。オンライン授業を試して、その効果を見てから考え直してほしいです。

放送大学で受講希望だった方、申し訳ないです。

今年度の変わり種は、白水社こちらのインタビューがきっかけになり、ゲストとして、早稲田大学松永美穂先生の翻訳ゼミにお邪魔する予定です。私は松永先生のことも早稲田のことも大好きなので楽しみです。

そして、朝日カルチャーセンターのオンライン講座は、5月に1回あります。これは私がずっと考えているテーマについてお話します。2021年末に行った研究発表を一般向けにかみくだいで新しい情報を入れながらお話する予定です。どんな方が受講してくださるかによりますが、インタラクティブな授業になるとよいなと期待しています。

あとは、自分の生活大事にするぞ、イディッシュ語とラディノ語を鍛えて研究をすすめるぞー!と思っています。
今のところ今年度は自分の生活は家庭と近所、勉強と研究活動はオンラインが中心になりそうです。