いわゆる「マイナー言語」を翻訳する意味とは。
白水社さんから新刊『「その他の外国文学」の翻訳者』(白水社編集部編、2022)が出ます。本屋さんで「その他の外国文学」としてあつかわれるいわゆる「マイナー言語」を翻訳している人たちのインタビューです。
それぞれの方のストーリーから、こんなに大変なことをどうやって続けているのか、スキルアップの方法、苦労、喜び、運、勉強法などを垣間見ることができます。
私の専門はイディッシュ語で、今でも毎日イディッシュ語の調査をしています。ただし、本で扱われるときは「ヘブライ語の翻訳者」その矛盾が起きるのはなぜ?
この本を「マイナー言語」、「そのほかの外国文学」を考える材料にしていただけたら。
序文・斎藤真理子
インタビュー
- 鴨志田聡子(ヘブライ語)
- 星泉(チベット語)
- 丹羽京子(ベンガル語)
- 吉田栄人(マヤ語)
- 青木順子(ノルウェー語)
- 金子奈美(バスク語)
- 福冨渉(タイ語)
- 木下眞穂(ポルトガル語)
- 阿部賢一(チェコ語)
以下白水社ウェブサイトより
www.hakusuisha.co.jp定価2,090円(本体1,900円+税)
出版年月日:2022/02/18
240ページ
ぜひお手にとっていただければ。白水社の編集者さん、ご一緒させていただいたベテランの先生方、新進気鋭の先生方に感謝しています。
部分的にこちら↓でも読めます。