去年の授業でイディッシュ語の世界と手話の世界は似ているなあと思ったので、今学期はそれを考えるのをテーマにしてみています。
今自分が担当しているイディッシュ語のクラスふたつと文化人類学ひとつ、どのクラスも受講者の皆様の発言が活発で、とても盛り上がってきました。
いろいろなバックグラウンドをもっている人が集まると、お互い全然知らなかったことを共有できてとても良いと思います。おかげさまで私もとっても勉強させていただいています。
外大のイディッシュ語のクラスはさまざまな言語を専門とする外大生、留学生、他大学(理系も。)からの学生が集まり、結構賑やかで楽しいです。こちらはYiddishPOPというオンライン教材を使っています。去年も使った教材ですが、今年はさらに細かい発見があります。
外大の社会人向け講座は、各分野の専門家の皆様が受講してくださっています。なんと興味深い配布資料を用意してくださる方までいらっしゃり、非常に充実しています。イディッシュ語の歌も歌っているんですが、いまいち自分でもわかってなかった歌を皆さんがいろいろと解読して下さいます。東京のイディッシュついにここまできたのか!と感動しています。
国立障害者リハビリテーションセンターの手話通訳学科での文化人類学の授業では、ユダヤと言語の話をしながら、ろうや手話の世界と比較して考察しています。受講している方々が手話に真剣にかかわっていることがよくわかります。私は手話はど素人ですので、皆様にその世界のことを教えていただきながら、考えを整理しています。
以上近況でした。