ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

2020-01-01から1年間の記事一覧

1/16、1/23 オンライン講座のご案内

イディッシュ語の勉強、みなさんどうしていらっしますか。こちらは以前行った講習会の話。ちょっと勉強してみると難易度も垣間見られるかも。 朝日カルチャーセンターでオンライン講座をします。zoomを使います。イディッシュ語で「創世記」を書き写します。…

白水社続き

インタビューの続きが出ました。大変な状況で勉強、仕事、育児されている方も多いと思います。いつか会って笑えますように。 イスラエル留学でヘブライ語を身につけ、帰国をした鴨志田さん。しかし、プライベートの面でも、結婚、出産を経ていたこともあり、…

第84回多言語社会研究会

イディッシュ語の勉強法。コロナ禍におけるユダヤ人の学習術!マイナー言語学習法にとどまらず、言語学習法、zoom授業のヒントとしてもお役立てください。研究会のお知らせです。 関連学会・研究会のお知らせ : 第84回多言語社会研究会【開催日:2020年12月1…

2020ハヌカの講座です

朝日カルチャーセンター横浜での講座のお知らせ★2020/12/19 土曜 10:30~12:00ユダヤの光のお祭りハヌカについてお話しします。今年は対面が難しいのでオンラインでの集会が沢山みられます。最新情報を交えてハヌカについてお話しします。今年のハヌカは、自…

「その他の外国文学」の翻訳者

白水社のウェブフランスに「「その他の外国文学」の翻訳者」という企画ができて、第1弾の人としてインタビューが掲載されました。 第1回 ヘブライ語:鴨志田聡子さん(1/4) | インタビュー「「その他の外国文学」の翻訳者」 | web ふらんす ★こちらに隔週…

イディシストの絵を描くシルヴィアさん

イディシスト(あえて訳すならイディッシュ主義者)の絵を書いているシルヴィアさんというイディッシュ語を話す芸術家が私を描いてくれました。 私はシルヴィアさんとは数年前にロサンゼルスでお会いしました。この絵はその時の写真がもとになっています。 Por…

ラディノ語新聞に寄稿しました

記事は別のページですが、表紙にも写真を載せてくれました。今年の夏は3人の先生からラディノ語(ジュデズモ、ユダヤ ・スペイン語)を習いました。午前2時から授業を受けて宿題をやって、午後5時に布団に入って(入ろうとして)、本当に本当に特別な夏でした。…

イディッシュ語で絵手紙を紹介しました

極東ロシアのイディッシュ語新聞(今はロシア語とイディッシュ語)『ビロビジャンの星』に絵手紙について寄稿しました。 私が住んでいる狛江市は絵手紙発祥の地とのことです。最近駅前の絵手紙の看板が新しくなりました。すごく素敵なメッセージが書かれていま…

防災無線 コマラジ スポットで出ます

久々にコマラジ(こまえエフエム)に出ます。10月9日午前10時〜10時半です。 スマホからも聴けます。 コマラジ|狛江エフエム|85.7MHz|コミュニティFM リンク: https://www.komae.fm/以前こちらの防災無線でユダヤの文化や多文化を紹介するコーナーをやっ…

予告zoomズームやイディッシュ語に興味がある方へ

10月5日の午後3時から30分程度、朝日カルチャーセンター(横浜)で「zoomズームに接続してみよう茶話会(仮題)」をやります。 参加の仕方についてはこちらをご覧ください: ZOOMを体験してみたい、という方へ | 横浜教室 | 朝日カルチャーセンター この企画の背…

You Are Here Tokyo 2020

イスラエルとアルゼンチンのアーティストの展示を見に行きました。 イスラエル人アーティストのロニ(Roni Shwarz)と 写真撮影:アウグスティ(Agustin Spinetto) ほぼ同じ日に東京にやってきたアーティストたちが、自分たちの家系図を並べます。ダイナミックな…

11月13日〜講座のご案内「書いて知るイディッシュ語」

落ち着かない日々ですが、不安に飲み込まれる前に、楽しく一歩前に進みましょう! 朝日カルチャーセンター横浜でオンライン講座をします。マスクをとっても安心して人に会えます。 イディッシュ語の筆記体、ちょっとコツをつかめば無理なく身につけられます…

12月19日講座のご案内「ハヌカ」

なんとなく不安な毎日を過ごすよりも、一歩前に進みましょう! 朝日カルチャーセンター横浜でオンライン講座をします。マスク不要、心配不要の集まりです。 ユダヤ人は「変化」を受け入れることで生き抜いてきました。 世界の今への理解も深まりますよ。 日…

Fortune.com 掲載

Confronting Bias In A.I.: raceAhead | Fortune

知られざる日本「梅雨」

今年の梅雨は長いですね。極東ロシアの週刊新聞『ビロビジャンの星』のイディッシュ語のページで、「知られざる日本」というコーナーができ、私が執筆を担当することになりました。 日本の文化についてイディッシュ語で紹介していきます。編集長によるロシア…

Moishe Nadir(ミシンとメシア)

モイシェ・ナディールの短編集『太陽の下で』(Unter der zun אונטער דער זון)に、ミシンを待つ人のお話があります(pp.36-37, p.50)。タイトルを見ると「メシア(救い主)が来る」ようですが、メシアのという単語は本文にはありません。内容は、地方の人が…

Moishe Nadir(既婚者の詩)

イディッシュ語作家モイシェ・ナディ(ー)ル(Moishe Nadir)の短編を読みました。 結構簡単そうに見えて難しいけれども面白いです。I. B. ジンガーが好きな人も、こちらも読んでみたら楽しめるんじゃないかと思います。 気になった作品があったのでメモの…

イディッシュで七夕

昨日は七夕でしたが、みなさまは何かお願いごとをしましたか?かなうといいですね! 極東ロシアの新聞『ビロビジャンの星』に七夕について書きました(右下)。この新聞はロシアの外でも読まれているようです。日本についてイディッシュ語で書くのは面白かった…

イスラエルの読書会 イディッシュ語文学(I.L.ペレツ)

今日読んだのは、I.L.ペレツという作家のイディッシュ語の小説。今日はイスラエルの人たちと"Di taybe tsu klayder (洋服への欲望 די תּאווה(תאוה) צו קליידער)"というお話をZoomで輪読しました。あんまり必要もないのに新しい服を買いまくる女性がでてくる…

About me in Ladino

人生で初めてラディノ語で書きました。自己紹介です。 Me yamo Satoko. Mi alkunya de familia es Nagasaka i de kazada es Kamoshida. Nasi i kresi en Shizuoka (donde es Mt.Fuji), Japon. Agora bivo en Komae en Tokyo. Mi kaye se yama "Izumi (komo I…

英イ辞典

イディッシュ語勉強法、イディッシュ語の辞書のお話です。言語の世界観が詰め込まれています。お楽しみください。 英語イディッシュ語の辞書(ちなみにこの写真の辞書はイディッシュ語作文にとても便利です)で、たまたまorigamiという見出しを見つけました。…

M.クルバック「ぼくは見た」を訳してみました(ドラフト)

イディッシュ語の翻訳のお話です。 イディッシュ語作家モイシェ・クルバックのイディッシュ語の詩を訳してみました。 韻や、文化の違いをどう訳すかが難しいけれども楽しかったです。今訳している本に引用されていた詩です。曲もついているようで、登場人物…

The Chef Show ザ・シェフ・ショー

ジョン(ユダヤ系)とロイ(韓国系)が二人で、またはゲストと料理します。料理人の個性と料理にまつわるお話が面白い番組。たまにイディッシュ語も出てきます。 www.imdb.com ジョンやロイが自分たちの家の家庭料理の話をするところが、私にとってはとても…

Roma

Romaを見ました。格差とか、女性の強さとか伝わってきます。パンチがありました。余韻もすごい映画です。 www.netflix.com イディッシュ語つながりの友人がメキシコ出身です。私にとってメキシコは遠い世界で、ほとんどつながりがないです。この前そのメキシ…

変化のときこそ進化では

皆様お元気でしょうか。私は元気です。以下の内容をただ書いてシェアしたかっただけなので、気にしないでください。再開といっても、急に再開されるなんてヒョエーって感じで、ある程度予想していたものの、ぶっちゃけすごく困るなあと感じはじめています。 …

テレワークと音楽

いろいろなことが徐々に再開し、もう一度変化が求められます。個人的なレベルでも惰性でただの逆戻りになることはなるべく減らしたい私です。励まし合いながらいきましょう。 さてやるかと思ってとりあえず机に向かって、作業用BGMを見つけようと「テレワー…

拙訳を紹介していただきました

聖心女子学院の「校長室ブログ」に、拙訳『アンチ』(岩波書店)の紹介文を掲載していただきました。 紹介文「5月19日おもしろい本を読みましょう(60)ヨナタン・ヤヴィン『アンチ』」へのリンク: Spirit of "Mikokoro" | 聖心女子学院 この紹介文からは、…

手帳 2020 チームワーク

この前ニューヨークのカフェでもらった手帳。カフェの人と話した時とても嬉しかったなあと思いながら眺めていたら、表紙に書いてあることに目がとまりました。今必要なことは、つながり、チームワークだなあと感じました。対面ではなかなか会えない日々が続…

「共訳者のことば」が強烈!『うつりゆくこそ ことばなれ』

田中克彦先生と亀井孝先生の「共訳者のことば」が壮絶な『うつりゆくこそ ことばなれ』(エウジェニオ・コセリウ著 クロノス 1981)。三人の本気さが伝わってきます。紙とインクの世界の凄さ。 Sincronía, diacronía e historia: El problema del cambio lin…

英語の教科書 プログレス Progress in English

私は中学から高校の時に Progress in English (Robert M. Flynn) という英語の教科書を使っていました。使っていた方はいらっしゃいますか。 中学と高校の時、英語の授業がとっても辛かったです。テストの時は、だいたいいつも息が詰まる思いで答案を書いて…