ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

ガザ戦争前夜のパリのユダヤ人

ガザ戦争が起きる直前まで、パリのユダヤ人は様々な文化活動を穏やかに続けてきました。戦争が始まると、彼らは日々不安を口にするようになりました。

戦争前夜のみならず、10月7日のガザ戦争開戦後文化活動の様子も白水社の『ふらんす』に連載しています。

華やかなイメージが先行するパリですが、様々な視点からこの魅力ある街を見ていただき、パリとユダヤ人にさらなる興味を持っていただければ幸いです。

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ガザ戦争とパリのユダヤ人

白水社ふらんす』1月号では、ガザ戦争をテーマに、パリのユダヤ人たちを直接取材。10月下旬パリのユダヤ人はイスラエルについてどのように考えていたか?
「繰り返される反ユダヤ主義を恐れて」ではマスメディアでは取り上げられにくい少数派の視点、心の内をお届けします。

毎日パリでユダヤ人に会うといろいろな話をきくので、他のメディアでも紹介したいと考えています。お声がけください。

 

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かわさき市民アカデミー

2024年春、川崎市にて対面で講座を開きます。

パンデミック後はパリで研究しているので対面講座は久しぶりです。3月末に帰国します。

 

メディアの情報を超え、イスラエルユダヤ人のイキイキとした姿を、豪華な講師陣と連携してお伝えできればと思います。

どしどしご参加ください。


受講案内のページ
http://npoacademy.jp/f2/f2.html

本講座(エクセレントⅠ)の日程表の掲載ページ
http://npoacademy.jp/f2/bosyu-current/bosyu-current11.html

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↑かわさき市民アカデミー日程表のページより

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募集スケジュール(講座事務局より)

2/20(火)まで申込みを受付、定員を超えた場合は抽選、 3月初旬に受講決定通知送付、3月中旬までに受講料納入( 郵便局での振込)

本講座は12回で1つの講座という形で受講生を募集。オンライン併用講座の場合、受講形式は会場受講とZoomで のオンライン受講があり、申込み時にどちらか選択していだだきます。

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認定NPO法人かわさき市民アカデミー

〒211-0064
神奈川県川崎市中原区今井南町28-41
川崎市生涯学習プラザ3階

TEL044-733-5590

『約束の丘』

今日はこちらの本を紹介します。500年前のスペイン、バスク地方の実話をもとにしたお話です。

マラーノ文学・歴史叢書『約束の丘』行路社(2001)

コンチャ・ロペス・ナルバエス 著、宇野 和美 訳、小岸 昭 解説

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私はこの本について、翻訳者の宇野和美さんから教えていただいて知りました!20年前に、セファルディ系ユダヤ人や改宗ユダヤ人についてこんなにわかりやすく書かれた本の和訳が20年前に出ていたなんて。読んで大興奮しました。

本には小岸昭先生の解説(充実しているのでぜひ読んでください)がついていますが、私の視点から書かせてください。

セファルディ系ユダヤ人は、1492年前にスペインから追放されたことをアイデンティティの柱としてとても大切にしています。セファルディ系ユダヤ人は、500年前のスペインで「死ぬか、改宗するか、出て行くかを迫られた」と、うったえるような目をしながら私に話してくれます。こちらも彼らが普段押し殺している感情が、1492という数字とともに滲み出てくるのを感じます。当時ユダヤ人は、ユダヤ教からキリスト教に改宗しなければ殺されてしまうので、キリスト教徒になりたくなかったら、長年住んだその土地を離れて出ていくか、出ていかないで殺されるしかなかったと。

私がパリで会っているのは、ユダヤ教徒であり続けることを選択し、スペインから出てきた人たちの子孫です。これまで彼らから「死ぬか、改宗するか、出ていくか」だったと話をきく機会はありました。今回、少年たちとその家族の日常を引き裂くストーリーを通して、セファルディ系ユダヤ人の苦難の一部をより具体的に知ることができました。

彼らが地域社会や財産を失い、長年住んだ土地を去らなければならなかったのは理不尽です。悲しく、辛く、悔しい気持ちになりますが、最後、救いのあるお話で、新たな世界を知って、ちょっと自分も変われたような気にもなります。

大人にとってもかなり読み応えのある内容ですが、ふりがながついていて、内容が魅力的なので、読書の好きな子であれば読み進めることができると思います。ユダヤ教や歴史については少し難しく感じられるかもしれませんが、少年たちの冒険と運命に注目して読めば読破できるでしょう❗️

訳もとっても読みやすいのですが、この裏には訳語や訳文の選択や、用語の確認など、大変な作業があったのだろうなと思いました。

著者のコンチャ・ロペス・ナルバエスさんの「読者のみなさんへ」もぜひ読んでください。私もいろいろな人のお話をうかがって調査をすすめる中で、ナルバエスさんと同じように感じています。

宇野和美さんにいただいた、とっても貴重な一冊です。ぜひ多くの方々に読んでいただきたいです。

白水社『ふらんす』8月号

白水社さんに遊びに行って、出来立ての『ふらんす』をいただきました。パン屋で焼きたてのクロワッサンを食べた感じでした。

今回私はパリのショアー記念館(ホロコースト記念館)、パリで出会ったホロコーストサバイバーの家族について書きました。

「パリとユダヤ人」シリーズでは、「こんなの読みたい」というリクエストや、感想、「なんであのタイトルだったの?」という疑問などをお寄せいただいております。

興味を持って読んでくださっていると感じ、励みになっています。連載をやってよかったです。ありがとうございます❗️

それにしても8月号は、全体的にユダヤ人についてのエッセイが多い気がしました。ふたりのシモーヌ・ヴェイユについてもそれぞれ触れられていました。どちらも読みやすい文章でおすすめ!おさえておきたいですね!猛暑ですので、スイス特集を読むと、心なしか涼しくなりました(読んでる間だけ)。

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それと、こちらも白水社さんからいただいた↓『白水社の本棚』、万年筆ファンに人気が出そうな素敵な表紙で、見た目もおすすめです。

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個人的には、「ことば紀行」(マルタ語、by 長渡陽一)、「江戸の残像」(上野、by 井田太郎)、新刊紹介が好きでした。「汗牛充棟だより」(ウィキペディアタウン士別、by 木村紗衣)、地域についてのウィキペディアの項目をつくる集まりがあるなんて知りませんでした!

(以上敬称略で失礼しました)

他にもいろんな文章が載っていました。

こういうのをちゃんとチェックすると、私も知的になれるかもしれません。

猛暑の東京にいます

ブログの更新が遅くなってしまいました。以下ただの近況です。

帰国してSIMカードが変わったせいか、スマホからブログにアクセスできなくなってしまいました。

今東京にいて、夏バテ気味になりつつも元気です。とても暑いですね。帰国したら語学講座を開こうとか、部屋の片付けをしようとか、新しい本の翻訳に取り掛かろうとか色々なことを考えていました。けれどもとりあえず最近は、日々の生活をしながら、子どもの学校の保護者会や公開授業、面接などに行くので精一杯です。私の人生はここまでか、と感じて時々悲しくなりながらも、次の方向性が決まると良いなあ、どんな方向に努力できるんだろうかと考えています。

私にとって、大学時代から、「夏」といえば語学の集中講座です。海外のイディッシュ語の集中講座で、知人たちが集まって楽しそうにしている写真を見ると、日本で暑がってる自分がいまなにか間違えたことをしているのではないかと、焦りを感じます。

とはいえ、私も長い間家を留守にした分、ぶらぶらと動けない状況です。なのでオンラインの個人レッスンや講座でユダヤスペイン語イディッシュ語の勉強を続けています。ユダヤスペイン語は個人レッスンと講座で学んでいます。日々の出来事や考えたことについて、数時間話せるようになりました。文法をかなり間違えるのと、わからない単語が多いのとで、かなり熟達した話者に相手をしてもらってなおしてもらう必要があります。

ユダヤスペイン語に時間を割いていたので、イディッシュ語力が落ちるのではないかと心配して、正直かなり苦しんでいたんです。でも、イディッシュ語の方も講座を受けてみるととりあえず話したり読んだりできて、安心しました。この前、以前は発音できたのに発音できない単語があって、びっくりしました(そんなことってあるんでしょうか)。そして語順に違和感を感じることがあります。ユダヤスペイン語かぶれでしょうか。イディッシュ語も、もっとできたらいいのになと思います。正直、本当に悔しいです(涙)。

それにしても、「死にゆく言語」と言われているふたつのことばを学んでいると、語学って愛だなって思います。自分が学ぶ環境を維持するのはありがたいことなのだろうなと。その言語やそれにかかわる人たちのことを愛し続け、自分も愛され続ける必要があるなと、最近よく考えます。

実は日本に帰ってきてからフランス語を集中講座で勉強しました。ちょっとやっただけでだいぶ世界がひらけました。こんなことなら早く勉強しておけばよかったと思いました(なので迷っている方はぜひ!)。フランス語の勉強を続けたいですが、サボってます。あとは英語が下手になりました。ヘブライ語力はもっと落ちていそうで怖いです。なのでリハビリのために、何か訳したいです。

 

パリで鯛焼き

パリで鯛焼きを食べました。ユダヤスペイン語のクラスで出会った人が、ご馳走してくれました。

お店で買って公園で食べました。こんな素敵な公園で、友だちとベンチに座って話したら幸せだろうなと思っていたのは1、2週間前。夢が叶いました。

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鯛焼きは5.5ユーロでした。店の人は日本人に見えましたが、日本語は通じませんでした。全員中国人で、北海道とパリで修行したと教えてくれました。気合い入ってそうで、カッコよかったです。

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鯛焼きは結構小さいですが、本当に綺麗に作ってあり、芸術的でした。

鯛焼きはあんこ味と抹茶味があり、私は抹茶にしました。あんこは甘くないようにアレンジしてあるそうです。一緒に行った人はあんこにしていました。

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生地が硬めで甘くないフィナンシェ(角がカリっとしたフィナンシェは私の大好物です)みたいでした。5.5ユーロでまた買う日もあるかもしれません。

「もち」も食べました。「もち」はスーパーでも見かけるので流行っているのかもしれません。このもちは6ユーロもしましたが、手作りだそうです。私はなんと、おごってもらっちゃいました。

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要は、苺大福だったのですが、日本で食べたことがない美味しさ!

あんこが良い意味でパサパサしていて、ものすごく苺に合うのです!!もちはめちゃくちゃ柔らかい。赤ちゃんのほっぺたみたいでした。絶対日本でも人気が出ると思いました。ただ、900円です。あなたならどうする?

クラスメイトは「妻と戻ってきてまた食べるぞ!」と言っていました。

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平和的な時間でした。

夜中の味噌汁

昨日はフィールドワークが充実していて、本当によかったのですが、夜中まで家に帰れませんでした。今日はユダヤスペイン語だけで1日に3つもイベントがあると知りました。イベントは、どこかに行っているうちに、そこで知り合った人に別のイベントについて教えてもらうことが多いです。急なお誘いもあるので予定はなるべく詰めないようにしているんですが、結局ツメツメの日がでてきてしまいます。元気じゃないとこなせないので、健康には気をつけないとですね。

1日3回位、2時間位のフィールドワークが入ると、とても充実するのですが、時間のやりくりが大変です。昨日は最後の会が終わったのが夜の11時過ぎで家に着いたのは12時少し前でした。お昼は自分のお弁当を食べましたが、それから夕飯までほとんど何も食べられなかったので、家に帰って作ってあった味噌汁を食べました。お餅も焼いて入れました。ぶどうジュースとチーズもあってなかなかおいしかったです。

フィールドワークであったことをいろいろ思い返しながら食べていると、最後のフィールドワークでご一緒したマダムが、「ちゃんと家に帰れたおやすみ」とメッセージを送ってくれました。私もちょうどその人のことを考えていたところでした。優しさが本当に嬉しかったです。

 

パリの地下鉄

今日はパリの地下鉄で乗る方向を2回も間違えて、行ったり来たりしてしまいました。今かなりいろんな用事が重なって、頭がぼーっとしていたんだと思います。

ユダヤスペイン語の集会に出た後、セファルディの映画を見に行くところです。

地下鉄の中でお世話になっている大先生ご夫妻にばったりお会いして、行き先を伝えると、反対だよ。と教えてくれました。あまりにたまたま会ったので、用事と行き先が同じだと思いました。が、先生たちは家に帰るところだそうで。その映画には先生も出ているとのこと。世界狭すぎ。パリなのにイスラエルみたいです。

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イスラエルといえば、昨日用事があってイスラエルの知り合いに電話したんです。いつもはほとんど電話しないのですが。そうしたらその知り合いが今ちょうどみんなでお前のこと話してたんだよ!と言っていました。以心伝心でしょうか。パリとイスラエルは近いなと思いました。早く来いよいつ会えるんだよと言ってくれました。しばしばイスラエルの人からそう言われることがって、私としては心が張り裂けそうです。日本の次に長く住んだところで、フィールドワークがあるので、渡航回数は1番多いか、米国の次なんじゃないかと思います。

電話で話が解決して、楽しみにしているFrance.2のニュース番組を見たら、チュニジアシナゴーグ襲撃のことを放送していてショックでした。

こうしてブログを書いていたら、今度は乗り過ごしてしまって、20分で到着するところに1時間くらいかかって向かっています。絶対自分頑張りすぎ。ちょと休みたいです。

「『死にゆく言語』のダイナミズム」

白水社の雑誌『ふらんす』に「パリとユダヤ人」という連載をしています。5月号は「『死にゆく言語』のダイナミズム」というタイトルで、フィールドワークのことを書きました。コロナ感染体験を通して感じたことも。

不特定多数の人に向けて伝えようとすることで、自分の経験を整理できるし、自分に何が起こっているのか後でも考えられるので、楽しいです。雑誌なのでどんどん出版されていくこともあって、思い切って荒削りな状態で載せているので新鮮です。雑誌の連載は自分に向いてます。

プライバシーなどの関係で書けないことが多いですが、それでも何か伝えられたら良いなと思っています。

5月号には、パリのメトロの切符(トリコロル・パリ荻野雅代さん)のことや、フランスと日本のスーパーのレジの比較(じゃんぽ〜る西川さん)などなど、住民でも知らなかったことや、パリあるあるの面白い話が載っています。

大きい本屋さんやインターネットで手に入ります。大学や大きめの図書館にはあると思います。

読んで声をかけてくださる方々がいると、なんか励まされます。ありがとうございます。

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また火傷してしまった話

腰の水ぶくれに回転バーが直撃し、水ぶくれが破れた日、破裂した水ぶくれに再び新しい絆創膏をはりました。背中側は鏡を見ながらでも全然上手くはれません。「高級な絆創膏を無駄にできない」と思いながら、つけたりはがしたりを数回繰り返しました。何度も粘着部分がはがれた水ぶくれのあとにくっついてはがして…痛かったです。「夫がいないと私は何もできない」と思いました。

そしてその数時間後、また火傷してしまいました。

昨晩、水の入った湯たんぽに熱湯を加えようとしたら自分の手にもかけてしまったのでした。自分が書いた記事を読んだ後のことでした。すでに出版された記事に改良の余地を見つけ、ショックと諦めを感じていたところでした。

ギャーと部屋で孤独に叫んで、とにかくまず冷やし(腰の火傷で学んだ)ました。けれども腰の低温火傷

違って熱湯がかかったのでヒリヒリ痛すぎてたまりません。1時間くらい冷やしたでしょうか。絆創膏をつけることにしました。赤く腫れて我ながら痛そう。家にあった腰用に買った絆創膏よりだいぶ大きな火傷です。

絆創膏をはるとまたヒリヒリ痛んできました。ずっと痛がっていても仕方がないので、トイレに行こうと思って立ち上がると、立ちくらみがして、このまま失神するんじゃないかと思いました。手塚治虫の『アドルフに告ぐ』を読んだばかりだったので、峠氏のことを思い出して、こんなところで倒れたらダメだ。これっぽっちのことで!と気合いを入れたところ、立ちくらみはおさまりました。トイレにいって、そろそろ寝たくなったので横になりました。ところが痛すぎて眠れません。ネットで調べたところロキソニンを飲んで良いとのことだったので飲みました。「このまま一睡もできなかったらどうしよう」と思いながら痛みとたたかっていたところ、気づくと朝になっていました。ヒリヒリもだいぶおさまっていました。それでも結構痛いです。

朝、火傷がその後どうなったか絆創膏をはがしてみると、親指と人差し指の付け根の間に、ものすごい水ぶくれができていました。破裂したら地獄だろうなと思いました。ちなみに絆創膏をはがすとき、痛いところに粘着部分がピッタリはりついていたので、ものすごく痛かったです。

↓腰の水ぶくれの話はこちら

水ぶくれが破裂した話 - ユダヤ人と言語 Jews and Languages

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水ぶくれが破裂した話

腰に直径2.5センチくらいの水ぶくれがありました。低温やけどでつくってしまったのです。水ぶくれができた当日に、大きめの絆創膏を買いに行きました。私の不注意のせいで無駄になった時間とお金を悔やみつつも、水ぶくれに絆創膏をはるとかなりホッとしました。

それからは、いつも水ぶくれとともに日々を過ごしていました。すぐに破裂するだろうと思っていましたが、絆創膏のおかげか、全然破裂しません。

シャワーをする時や仰向けに寝る時には気になっていましたが、痛くもないので忘れていました。結構な日数が経ちました。

そして今日ついに破裂しました。

地下鉄の改札の回転棒が水ぶくれを直撃したのです。水ぶくれはあっけなく潰れて中の水が出ました。

パリの地下鉄の改札口には、キセル乗車を防ぐための回転バーがあります。ICカードをタッチするとその棒を回転させることができます。

改札は日本のようにソフトではなく頑丈にできています。回転バーが当たると、日本の優しい改札扉と比べて、それなりの衝撃です。今日は回転バーを回して改札を抜けた時、棒がバシッと当たってしまいました。当たった瞬間は全然痛くなかったのですが、「まさか」と思って水ぶくれを触ると、なんと無くなっているではありませんか。しかも水も出ている。さらに一歩一歩、歩くごとにズボンの縫い目が、絆創膏の上から水ぶくれを擦って私を痛めつけてきます。それがつらいのなんのって。せっかく上手にはれた絆創膏を貼り直さなければいけない、水ぶくれのせいで汚れたズボンをまた洗濯しなきゃいけない、と思うと気が重くなりました。絆創膏は何枚かあるか失敗してもいいとして、洗濯は、今日の午前中にしてしまったのです。洗濯機の使用料や洗剤が結構高いし、順番取りとかもあるし、結構ストレスなのです。

水ぶくれをさすりながら、ズボンは手洗いしようかな、なんかブルーだなと思って家に向かっています。電車の中でこのブログを書いて…。さっき家の最寄り駅についたとき、また出口改札の回転バーで水ぶくれのところを打ってしまいました。痛かった、ちょうど良い高さ!

なんで今まで当たらなかったか分かりませんが、これからまたしばらくこれが続くのか、と思うとブルーです。

今日はパリのホロコースト記念館に行ってきました。パリのホロコーストについて、いろいろな人から聞く機会があります。かなりつらい話です。何かの形でお話しできればと思っています。

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パリの緑がきれいです

ハケティア

ハケティアというユダヤ人のことばがあります。今日はそのミーティングに行ってきました。10人くらいの集まりでした。

ロッコ出身者(パリで生まれた人も両親がパリへの移住者)がほとんどでした。ハケティアはユダヤスペイン語の一種というか亜種のようなものです。ユダヤスペイン語の標準語とは結構違います。でも一方でかなり似ています。

ハケティアはマイナーすぎるのと学習環境がないので、ハケティアの外の世界から来た人が身につけるのは難しそうです。

私は今まで身につけたユダヤスペイン語を使って彼らに質問したり、自分の考えを話したりしました。ハケティア話者の1人が、日本はウイスキーやピアノで本当にすごいから、こういうこともできるんだな。と言ってくれました。日本がだいぶエキゾチックなのだろうと思います。

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ミーティングは3時間以上続きました。2時間くらい経って、みんながことわざについて話し出したら何もわからなくなりました。

会場の半分ぐらいが盛り上がり、話はどんどん早くなっていきました。私はもうわからなくなったので、その集会が彼らにとってどんな意味を持っているかやハケティアがどんな言語なのかということを考えました。

ミーティングの後途中まで、ハケティア初心者の人と帰りました。ハケティアはスペイン語に似ている。学びたい。またこのミーティングに来るつもりと言っていました。すごく前向きだし、言語に対する好奇心が旺盛で、言語学習アレルギーとかなさそうだなと思いました。

楽しみながらやることが大事ですね。

ロッコ特有のもてなしの文化があるとのことで、主催者が出してくれたミントティーとお菓子がめちゃおいしかったです。みんなすごく優しかったし、かなり学ぶことがあったので、私もまた行きたいです。

それはスペイン語だ

毎週一回、先生とユダヤスペイン語だけで2時間話すという特訓を受けています。ずっとオンラインでやっていて、途中一回休みがあったので、今週は久しぶりの対面でした。何度も「それはスペイン語だ」と指摘を受けて言い直しするように言われました。私のスペイン語はたいしたレベルではなく、勉強もしていないし使ってもいません。スペイン語の映画や音楽にも触れることがありません。

先生と理由をいろいろ考えましたが、要は大言語の日常生活への影響はとっても大きくて、どうしても避けられないのだろうなと思いました。マイナー言語はしゃべり続けるのが難しいですね。

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↑パリの端っこで見るセーヌ川多摩川が懐かしいです

寮に帰ってから気がついたのですが、自分の向かいの部屋の人がカタルーニャ出身です。彼女はスペイン語(母語)、カタルーニャ語(教育言語)、イタリア語(かなり流暢)、英語(その次に流暢)を話します。さらに最近フランス語を学び出したところ、自分の中の言語がぐちゃぐちゃになり、困っているといっていました。私と同じだ。と思いました。母語レベルで話せる言語にも問題が起きるなんて。勉強になりました。

パリから遠足 サン=ジェルマン=アン=レー

語学をなんとか軌道にのせるために試行錯誤したり、研究の方向性を考えたりで大変です。

心をマシに保つためにサン=ジェルマン=アン=レーまで遠足に行ってきました。パリからRERのA線で40分くらいで着きました。

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駅のすぐ近くに商店街とパリを一望できる高台があり、楽です。今朝かなり雨が降っていましたが昼過ぎから止んで、無事にまち歩きができました。

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今日は研究者仲間(分野は違う)と行ったので、いろいろ話せて楽しかったです。一人もいいですが、誰かと一緒が良いですね。電車の本数も多く前回みたいに2時間待ちぼうけする事件も起きず、平和な遠足でした。

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緑が気持ちよかったです。パリより良いかもね〜。と言いつつ、結局最後はパリに戻って喧騒の中でオレンジジュースを飲んで別れたのでした。健全な遠足。