エルサレムから約2時間バスに乗ってアフラという北部の都市に行ってきました。
実家は北部、自宅は北部という人はしばしばいるので、以前から興味がありました。北部は海沿いのハイファしか知らなかったので、内陸にも行ってみたいと思ってました。調査研究をきっかけに行けて嬉しかったです。
ミナ・ローゼン先生(Prof. Minna Rozen)とご主人のアヴィさんにお会いしました。ご主人が自宅の窓からナザレを見せてくれました。
イラク出身のユダヤ人をご紹介していただき、インタビューさせていただきました。
彼はモシェさんといいます。
バグダッド出身です。バクダッドのことを「パラダイス」だと感じ、書きことばのアラビア語(フスハー)こそが自分のことばだと感じている(今でもアラビア語で詩を書いている)とのとこでした。バグダッドでは高等教育を全て英語で受けていてパーフェクトな英語を話せたとのことですが、30-40年間話さなかったためにすらすら出てこなくなったとのこと。英語を読むときはヘブライ語ー英語辞書を使うとのことでした。今年度中に短い文章にまとめたいと思っています。
インタビューの後、ミナ・ローゼン先生のご主人アヴィさんに彼のオリーブ畑を見せてもらいました。オリーブ大好きなので癒されました。
ものすごい灌漑農業です。
ボスもいないし、ビジネスも年に数回、自分が水をもらえる日に水の世話をする(水道の開け閉めや、灌漑設備がうまく動いているかチェック)それだけだからいい仕事だよとのこと。オリーブ育てはそんなに気をつかうこともないみたいで、美味しいオリーブもたんまりできるし、何より実った姿が本当に美しいし、素晴らしそうな仕事でした。私も2世代前は農家でした。子どもの頃父方の田舎に連れて行ってもらいお蚕さんがむしゃむしゃ葉っぱを食べているのをみました。あの音と匂いを覚えています。