今授業で読み始めた本

1978年にイスラエルででたイディッシュ語の教科書

モルデハイ・ドニッツさんというイディッシュ語話者が編集した本です。

東京外国語大学のオープンアカデミー(社会人向けの講座)で読み始めました。

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子どもも向けの詩がたくさん載っています。

ドニッツさんは子どものためのイディッシュ語教育に貢献しました。晩年はイディッシュ文化協会の運営をしていました。イディッシュ語話者(主に高齢者)が毎週同じ曜日の同じ時間(季節やメンバーの意見によってたまに変動)に集ってイディッシュ文学についての講演をイディッシュ語できいたり、イディッシュ語の歌をきいたりしていました。時間のちょっと前からおじいちゃんおばあちゃんたちがじわじわ集まってきて、自分たちで椅子を並べて集会の準備をします。自分で歩いたり車を運転したりしてくる人が多かったですが、なかには車で送ってもらったり、ヘルパーさんときたりする人もいました。みんなとしをとって、ドニッツさんはじめ亡くなった方もいて、その会は今はありません。

本当にみんな優しかったです。心がじんとします。

読んだ詩の一部は、今後このブログでも紹介していきたいと思います。

 

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宮澤典子先生講演「Noricoda 老ろう親のドタバタ介護」

国立障害者リハビリテーションセンター手話通訳学科教官の宮澤先生が「ろうの親を介護して看取った経験」をお話しになるとのこと。
ろう通訳者(フィーダーの手話を見て改めて手話に通訳する)&フィーダー(音声言語を聞いてろう通訳者に手話で伝える)研修事業の一環として行われるイベント。

NPO手話教師センターリンク

これはNPO法人手話教師センターのイベントで日本財団の支援を受けています。

宮澤先生はコーダで手話通訳の先生ですが、ご講演は音声日本語です。手話通訳が付きます。

ろうのご両親のもとにうまれ、親戚の家で育ち、その後ろうのご両親とお兄さんが住む家に戻ったときのご経験(聴者の家で育ったので、ご実家に戻られた時家族の手話がわからなかったそうです)、大学進学のこと、手話や手話通訳に関わったこと、お子さんを育てながら働かれたこと・・・宮澤先生がどんな経緯を経て手話通訳士になられたかがつづられた↓ノリコーダは、とってもおすすめです。私は「宮澤先生の人生って壮絶・・・」と衝撃を受けました。

『Noricoda波瀾万丈―多文化共生・中途コーダの手話通訳論』 (2016)宮澤
典子 (著), 全国手話通訳問題研究会 (編集)honto.jp

今回の通訳はろう者と聴者がチームで通訳するスタイルのようです。
手話を手話に通訳するという二重に訳すスタイルについては賛否両論あるようですが、ろう者にとってはぶっちゃけろう者の手話の方が、わかりやすいことが多いみたいです。興味があったので私も申し込みました。
申し込みはこちらのリンクから(簡単):
https://goo.gl/forms/Cah1Wv95T9tWlDUq1

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イディッシュ語2018夏期集中講座(7/31-8/2、8/28-8/30)

東京外国語大学(府中キャンパス)で三日間集中でイディッシュ語を学びませんか?
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学生がいつも使っている教室を使って、短期集中でイディッシュ語体験ができます!
府中キャンパスは緑豊かで、リフレッシュできますよ。
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大学は多磨駅からすぐなので、とても便利です。

ぜひ、イディッシュ語で外大プチ体験をしてください!

イディッシュ語について】
イディッシュ語は東欧系ユダヤ人の言語です。
右から左にヘブライ文字で書きますが、文法はゲルマン系、スラブ諸語の要素も入っています。
ヘブライ文字は22文字なので、集中すれば比較的早く覚えられます。
ひらがなの50音よりずっと少ないです!
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Der onheyber | Yiddish Book Center(David Bridger)より

皆さんご存知のように、ウディ・アレンの映画にもしばしばイディッシュ語が出てきます。スティーヴン・スピルバーグ『シンドラーのリスト』にもイディッシュ語の曲が出てきます。このようにイディッシュ語は現代アメリカ文化をためにも重要です。

屋根の上のバイオリン弾き日生劇場 ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』は、東欧のユダヤ人が主人公です。このミュージカルの原作『牛乳屋テヴィエ』は、ショーレム・アレイヘムという作家がイディッシュ語で書きました。イディッシュ語作家の中には、I.B.シンガー(ジンガー)というノーベル文学賞作家もいます。

7/31-8/2 超初級講座について】
時間 10:00-13:20(途中、休憩あり)
場所 東京外国語大学(府中キャンパス)

夏期講座は今年で3年目になります。これまで高校生も参加してくれました。

初級は、ヘブライ文字と簡単なイディッシュ語を学びます。ヘブライ文字が読めるようになります。

文字を一通り学んだらYiddishPOPというオンライン教材を使って実際にイディッシュ語を聞き、話します。
ビデオが付いているのですが、モビというロボットが出てきてかなり面白いですよ。夏期講座で使い方を知れば、あとで自習できます。

イディッシュ・ビンゴもできると良いなと思っています。
文法、単語をきっちり覚えなければいけない語学ではないので、安心してください。

詳細とお申込みは、こちら講座一覧 | 公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

8/28-8/30 初中級】
時間 10:00-13:20(途中、休憩あり)
場所 東京外国語大学(府中キャンパス)

こちらは、今年初めて設置しました。イディッシュ語の物語を読みます。
小説というよりは子ども用のイディッシュ語の教科書です。
「セレレとベレレ」という兄弟が出てきます。両親や祖父母も出てきて、
20世紀半ばのニューヨークの家族を垣間見ることができます。面白いです。

1947年にニューヨークで初版が出ました。
↓これがテキストです。
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ご興味のある方は、ここでダウンロードできます。
Der onheyber | Yiddish Book Center

夏に三日間集中してこの本を読みたいと思っています。
物語のはじめの方については、あらすじを解説し、途中から読み進めます。
詳細とお申込みは、こちら講座一覧 | 公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

実は外大の近所も緑がすごく綺麗で癒されますよ。
ぜひお散歩してみてください。
多磨駅を右に、もう一つの最寄駅の武蔵野台駅に向かう途中。
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丸山正樹さん講義5「小説しかない!」丸山さんと小説家という職業

国立障害者リハビリテーションセンター手話通訳学科に丸山さんをお呼びする段になって改めて知ったのですが、丸山さんは早稲田大学第一文学部卒で、私は後輩にあたります。残念ながら在学年は重なっていないのですが。
レクチャーに先立って事前ミーティングした時は、やや煙漂う新宿のカフェでコーヒーをおごってもらってしまいました。店と丸山さんから漂うなんだか早稲田の雰囲気がとても懐かしかったです。
早稲田の一文(今はなき、第一文学部の通称)には、私が在学していた1998年から2002年も作家になりたい人がたくさんいて、私も人には言えなかったけどその一人でした。でも小説を書くのを仕事にするなんて誰にもできるもんじゃないですよね。丸山さんはちゃんと作家になってらしてすごいなあ、こういう方もいらっしゃるんだなと思いました。
丸山さんは、シナリオライターの仕事は20代・30代からされていたようなのですが、本格的に小説を書き始めたのはなんと40歳!とのこと。「小説(書く)しかないっ!」と本格執筆をはじめたそうです。小説家ってかっこいいですが、小説書いても生活は安泰じゃないと思います(ある売れっ子作家の人も「けっこう厳しい」っておっしゃってました)。
ではなぜ「小説しかないっ!」って思ったんでしょうか。質問してみました。すると、丸山さんは奥様の介護をしながら、普通に勤めることはできないし、それまでやってきた在宅ライターを続けてもそんなにお金にならないし、仕事のための打ち合わせにも出かけられない。
「地味にやっててもこの生活を抜け出せない!」、「一発当てたい!」という思いのもと、小説を書き始めたとのこと。
とはいえ、いきなり小説家になったわけではなく、もともと丸山さんは子どもの頃から本好きで、漫画も描いていました。早稲田では演劇科でした。大学時代のご経験もあって、大学卒業後は広報ビデオなどのシナリオライターをしていたそうです(ちなみにこの時期は、日本のバブルと重なってて、結構いい仕事だったみたいです。でもそんな予算もバブルとともに消え去ったみたいです。パチーン!)。
生活を通して、家族のこととか、いろいろしゃべりたいことが溜まっていて・・・、そんなもやもやが小説のストーリーに反映されているみたいです。
確かに実感こもっていそうなところ多々ありますね。こういうの想像じゃかけないようなっていう、なんか人生のギリギリのこととか、もやもや・・・。
経験って、力になるんですね(涙)がんばろ!
ちなみに丸山さんは小説家としてデビューしてから8年経ってるみたいで、今57歳です。
ええーっ、↓若っ!
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丸山正樹さんの講義4「広がるろう世界のネットワーク」

今年2018年2月に単行本『龍の耳』が出たばかりの丸山正樹さんに国立障害者リハビリテーションセンターでレクチャーをしていただきました。

前回まで(丸山正樹さんの講義1から3)に続き、レクチャーの内容を紹介します。

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丸山正樹さんは『デフ・ヴォイス』によって、デフ・コミュニティ(ろう社会)で名前が知られるようになり、ろう者と接する機会も増えました。

その中の一人としてろうの音楽を題材にした映画『LISTEN』の監督である牧原依里さんもいました。牧原さんは博報堂の関連会社に就職し、手話で仕事ができる環境にいた方です。

丸山さんと牧原さんはその後トークイベントで対談するような仲にまでなりました。さらにネットワークは広がり、ろう者の世界、手話の世界の詳細を知るようになったそうです。

するとろう者の進学、就職、職場環境、情報保障、給与格差などにおいて、さまざまな課題があることがわかってきました。

「世間」に認識されない、届かない、マイノリティの声を代弁できればという丸山さんの思いはちゃんと伝わっているようです。読書メーターにある、丸山さんの本のページに寄せられた当事者たちのコメントにも垣間見られます。

(続く)

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丸山正樹さんの講義3「ろう社会を描いた作品ができてその後」

ろう者の世界手話通訳士の世界を描き出した丸山さん、出来上がった作品で、第18回松本清張賞に応募します。すると最終候補まで残り、同年、出版しないかということになって、単行本『デフ・ヴォイス』(文藝春秋、2011)が出ました。

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この出版に際して、明確な間違いがあったら直したいという気もちのもと、日本ろうあ連盟の方々に読んでいただいたそうです。

全日本ろうあ連盟

丸山さんは「当事者にNG出されたら出せない」と心配もあったよですが、なんと「ありがとう」と言っていただいたそうです(涙)。

(良かった。。。一生懸命書いた側としては、当事者がそう言ってくださるのが何よりですもんね。)

内容については、ろうあ連盟さんが主張していることと若干違いがあったとのことですが、それについて修正してほしいというような要望は一切なかったとのことです。

『デフ・ヴォイス』は出版後、ろう社会に知られるようになりました。主にSNSで広まったそうです。いいコメントをもらって丸山さんも「ホッとした」とのことです。でもそのころはまだ一般の読者の反応は少なかったみたいです。状況が変わったのは三、四年くらいしてから。「読書メーター」というサイトで誰かが作品のことを取り上げてくれたのをきっかけに、一般の人たちに広まりました。

デフ・ヴォイス 感想 丸山 正樹 - 読書メーター
読者メーターで読者が千人を超えると、今度はついに文庫版の出版が決まりました。単行本には『デフ・ヴォイス:法廷の手話通訳士』(2015)と副題も加わります。

デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 感想 丸山 正樹 - 読書メーター

うーん、いい作品でも、ブレイクまで長い・・・!丸山さん、忍耐の時だったんじゃないでしょうか。でも今日にいたるまで増刷(現在6版)されていますから、これからどこまでいくかとっても楽しみです!
知る人ぞ知る超美味しい店だけど、いつもお客さん少ないところが、突然有名になったみたいな感じでしょうか。ブレイクまでいかにねばるかやり過ごすかっていうのも長期戦に耐えるコツなのかな。

すごい!↓

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丸山正樹さん講義2「ろうの世界を描こうと思ったきっかけ」

丸山正樹さんは、ろう者の木村晴美先生と聴者の市田泰弘先生が書かれた「ろう文化宣言」(『現代思想』、青土社、1995)(←必読) を読んで衝撃を受け、「これ(ろうの世界)はまだ誰も書いてない」と思ったそうです。

ろう者を「障害者」と呼ぶべきかどうかはわからないです。が、一般的に耳がきこえないことは「障害」だと認識されています。丸山さんは奥様に重度の障害があることや障害者の知り合いも多いことから、ろうの世界も割と身近で、作品は自然とすんなりつくれたようです。ろうの方々の「等身大の姿を書ければ」と考えたとのこと。「すんなり」といっても、結構大変だったんじゃないかと察します。

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↑丸山さん読者の声を聞く♪スマイルモード!

『デフ・ヴォイス』(文藝春秋、2011)を書く際にかなりいろいろと読んで勉強されたみたいです。意外にも、第一冊目を書かれるまで実際に調査のために人に会ってということはあまりしなかったとのこと。すごー。(つづく)

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丸山正樹さん講義1

今年2018年2月に単行本『龍の耳』が出たばかりの丸山正樹さんに国立障害者リハビリテーションセンターでレクチャーをしていただきました。

前回(丸山正樹さんと手話の世界 - ユダヤ人と言語 Jews and Languages)に引き続き、レクチャーの内容を紹介していこうと思います。

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『龍の耳を君に』(東京創元社)は、松本清張賞で惜しくも2番になった『デフ・ヴォイス』という作品の続編。『デフ・ヴォイス』は単行本が出てから数年で読書メーターに取り上げられ、文庫本化、その後売れ続け、重版が続いてもう6版!!!どこまで行くでしょうか?!たくさん版を重ねられると良いですね!

丸山さんは版を重ねるごとに修正を入れてきたとのこと。誠実〜(私も今昔書いた本の修正をしてますが、自分の文章と向き合って直すの大変)。

いくつかの短編を合わせた『龍の耳』は、丸山さんが『デフ・ヴォイス』みたいな作品はもう無理かなと思っていたところに、短編を書いてみませんかというご提案が出版社からあって書き始めた作品みたいです。かっこいい出版社です!

いずれにしても聴者(聴こえる人)である丸山さんがろう者の世界を書くという画期的な作品で、しかもろうの方々からも受け入れらているそうです。「書いてくれてありがとう」と言われたみたいです。

聴者にはわからないろうの世界、ディープな手話の世界、コーダ(ろうの親の元で育った聴者)の世界、障害者の世界を丸山さんが調べたり、聞いたり、経験したりして作品に仕上げていかれたようです。丸山さんご自身も何年も手話を勉強していらっしゃいます。

フィクションは設定も自由で、(論文と違って)事実を書かなくて済むし、事実を自分で再構成して書くこともできそうで、そこがやりやすそうです。でも背景とか伏線とかもご自分で考えなきゃいけないのは大変そうです。フィクションも現実から生まれて現実の一部になるし、誠実にていねいにやる必要がありますね。小説の伏線や背景にも、丸山さんの誠実さや情熱が見えてきます。

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なんかこの話昔どこかで聞いたようなとか、最近ニュースでよくみるよなみたいな話が出てきます。自分と同時代を生きている作家が最近書いた作品を読むって、そういう点でもすごいことだと思いました。読者に近い作家なのでしょうね。

ちなみに法律や障害、手話の話で難しい用語も出てくるのですが、主人公のアライさんが調べてくれたり解説してくれます。なんとも親切な小説で、読者を最後まで導いてくれます。丸山さんのお人柄を感じます。

私も、フィールドワークの内容や読んだことを文章にまとめたり発表したりします。いろいろ複雑なことを自分で整理する必要があります。楽しいですが、そのコミュニティの苦悩や、自分のかかわりかたを考えたりしながら、他の人たちにどう伝えようかと思いを巡らせます。世界は知らないことだらけで複雑なので、結構苦労します。さらに読みやすい文章でまとめるのは大変です。

新作は、新宿紀伊国屋でサイン本平積みになったとのこと(これ本業界ではすごいことみたいですよ)。丸山さんすごいと思います。(つづく)

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ご報告。イディッシュ語ミニ講座@クレズマーライブ

2018年6月10日にみわぞう祭りというクレズマーライブでイディッシュ語ミニ講座をしました。

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↑Photo taken by Fumihiro TMAOKI

今回は会場の皆さんにイディッシュ語をプチ体験していただくべく、スライドとレジュメを作りました。いろいろ挿絵も加えました。

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Photo taken by Aya YOSHINO

イディッシュ語の基本の挨拶を紹介しましたがなかなか好評で、安心しました。

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↑Photo taken by Fumihiro TMAOKI

母語話者のハルペンジャックさん(上の写真一番右)もステージに出て友情出演してくれました。イディッシュ語仲間がライブに来ていて、講座を助けてくれました。

実は大熊さんともいつもイディッシュ語講座でご一緒しているのです。お忙しいのに毎週来てくださいます。最初は文字からでしたよね、大熊さんの頑張りが実ってます!!

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Photo taken by Aya YOSHINO

日本のクレズマーパワーアップしててすごいなと思いました。イディッシュ旋風〜。

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会場は吉祥寺Star Pine’s Cafeでした。会場スタッフの方々がとっても親切でした。

Klezmer live in Tokyo. I made a short lecture about Yiddish. The audience was really nice and repeated Yiddish greetings. I really thank Miwazo, Mr. Ohkuma and all who give me suh a great opportunity.

↓こんなかんじのスライドを作りました。

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アメリカ、ヨーロッパそしてイスラエルイディッシュ語の研究者がクレズマーの人たちと一緒に活動しているのを見ます。すごいなあと思っていましたが、東京でもできるとは、これまでの皆さんの努力、そして協力してくださる方、何よりも会場に足を運んで場を作ってくださる方々のおかげだと思います。

イディッシュ語やってたおかげで、ライブでステージに立てるなんて・・・。続けてて良かったです。イディッシュ語はとっても素敵な言語なので、気になる方はぜひ!

 

今年も東京外国語大学オープンアカデミーで、

イディッシュ語夏期集中講座やります!!

お申し込みはこちらから:

講座一覧 | 公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

ライブハウス吉祥寺Star Pines Cafeのウェブサイトはこちら:

吉祥寺 STAR PINE'S CAFE – 吉祥寺の老舗ライブハウス

スケジュール:

吉祥寺 STAR PINE'S CAFE

6月10日(日)
[みわぞう祭りvol.7 2018 Lomir Tantsn! クレズマーの祭典!]
こぐれみわぞう(chin-dong,vo,koto)
大熊ワタル(cl),佐藤芳明(acc),北陽一郎(tp),こんぶ(sax),関島種彦(vl),木村仁哉(tuba),ふーちん(dr) 

開場 18:00 / 開演 19:00
前売¥3500+1drink / 当日3800+1drink
ペア券:前売¥6000+2drink / 当日7000+2drink(SPC店頭販売・SPC HP予約のみ)
前売り:SPC店頭販売 / SPC HP予約 / e+
発売日:4月16日(月)

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丸山正樹さんと手話の世界

国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科にて。

国立障害者リハビリテーションセンター学院 | 国立障害者リハビリテーションセンター

『デフ・ヴォイス』、そして新作の『龍の耳を君に』でおなじみの丸山正樹さんにゲストで来ていただきましたー。小説家の方にいろいろ語っていただけてとてもぜいたくな時間を過ごしました。内容は追ってこのブログでシェアさせていただきます〜。

上の2つの作品は、手話やろう文化を題材にしたミステリー小説です。韓国語にも訳されて、その解説をイギル・ボラさんが書いてくださっているそうです!

We invited a Japanese novelist Mr. Masaki Maruyama to National Rehabilitation Center in Tokorozawa.

National Rehabilitation Center For Persons with Disabilities

Mr. Maruyama is a famous writer know by his works for the world of sign language in Japan. I was very surprused because I could find many things in common between the world of sign language and Yiddish.

By the way, his novel is already translated into Korean!! I hope it will be translated into other languages, too.

丸山さんは40歳から本格的に小説を書かれたとのこと(私も子どものころ小説家になりたかったのですが、すごく難しそうなので諦めてました)。私もいつか書いてみたくなりました。

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丸山さんとご著書、お弁当にお茶そしてみそ汁となんともすごい写真です。

丸山さんシリーズ、本ブログにて続く。

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なんちゃってシャバット・エレベーター体験

ユダヤ教では安息日「シャバット」は仕事をしてはいけないので、車の運転、火を使った料理、電気のスイッチの操作などなどいろいろできないことがあります。メールや電話もできません(気にしないでやる人もいます)。

そのかわり休むことに集中できます。シャバットのときは、なんだか心と身体がゆるまってきます。家族や友達、近所の人との団らんを楽しむ機会になります。週一回生きるペースを見直すチャンスがあるなんて良いことだなと思います。

そんなシャバットにはエレベーターのスイッチが押せません。そこでシャバット・エレベーターがあります。ボタンが押されたらその階に止まるにではなく、各階に止まります。なんだかゆっくりしています。

「階段で行った方が早いんじゃないか」と思った方がいらっしゃったとしたら、まさにその通りです。

私のようにユダヤ人じゃない人にとっては一見時間の無駄です。でも安息日をまもっている人から「(シャバットでユダヤ人の自分はボタンとか押せない。ユダヤ人じゃないの君が)エレベーターのボタンを自分の代わりに押してくれないか」と毎回言われなくても済む(いちいち言われるのがめんどくさいという話を聞きました)というメリットがあります。ちなみにシャバットにユダヤ人を助けた非ユダヤ人「ゴイ」にはいいことがあるようです。私はシャバットに道を歩いていたらユダヤ人の人たちから「ぼくらの代わりに電気のスイッチを押してくれないか」と頼まれてスイッチを押したら、とっても喜んでもらったことがあります。

今日銀座のアップルストアに用事がありました。相変わらずカッコいい店内。

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上の階に行かなきゃいけなくて、エレベーターに乗りました。各階止まりだけど、仕方ないな。

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乗り込んだらかっこいいけど、閉めるボタンもなく、とにかくユックリ・エレベーターのペースに合わせるしかありませんでした。

用事がある階まで行きたいだけなのに、全部の階に止まらないといけません。

「アップルワールドに入って行くように、日常のペースから引き離し、リセットしてくれているのかな」と思いました。

その時、気がついたのです。

「これはシャバット・エレベーターだ」と。

今まで気がつかなかったのに今日気がついたのは、今日が金曜日でもうすぐシャバットが始まるところだったからかもしれません。

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夏期講座 2018 Yiddish Summer Program in Tokyo

イディッシュ語夏期集中講座お申し込みはこちらから:

講座一覧 | 公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

Yiddish 3 Days Summer Program in Tokyo!!!

It’s very short but beser vi gornisht!!!

Please come and join us!

1) Learn Alef Beys and start to use YiddishPOP

YiddishPOP — ייִדישפּאָפּ

 When?

  July 30 - August 2  (10:00-13:20)

Where?

  Tokyo University of Foreign Language Fuchu Campus in Tokyo

 

2) Reading the stories of “Serele and Berele” in Der Onheyber

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by BRIDGER, DAVID, 1907-

Der onheyber | Yiddish Book Center

 When?

  August 28 - August 30  (10:00-13:20)

Where?

  Tokyo University of Foreign Language Fuchu Campus in Tokyo

 

More information:

https://tufsoa.jp/how/index.html

https://tufsoa.jp/course/list/

 

今年も東京外国語大学オープンアカデミーで夏期講座をします。

外大のキャンパスで、3日間集中してイディッシュ語を学びます。

 

超入門は7月30日から8月2日です。

初中級は8月28日から30日です。

受付は6月1日10時からです。

詳細ははこちらです:

公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

 

去年もおととしも北は北海道、南は沖縄から、いろいろな方がきてくださいました。

高校生もいて楽しかったです。

去年の講座はこんな感じでした:

Yiddish Summer Program in Tokyo 2017 イディッシュ語夏期講座が無事終了しました! - ユダヤ人と言語 Jews and Languages

 

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不二聖心のこと Fuji Sacred Heart School

I studied at a Catholic school “Fujiseishin (English | 不二聖心女子学院 中学校・高等学校).” There, I prayed like Christians, read Viktor Emil Frankl and Erich Seligmann Fromm.

私は中学と高校のとき静岡県裾野市のキジやサルが住んでいる山にある学校に通ってました。不二聖心女子学院 中学校・高等学校と言います。

用事は同窓会の総会です。

NEW!【活動報告】第62回ドゥシェーン会通常総会 | ドゥシェーン会のホームページ

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学校は、裾野市にあります。

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今年度は母校の同窓会の学年幹事というのになりました。30代後半で順番が回ってくるらしいというのを高校の卒業式の時知って「そんなにおばさんになったらショックだろうな」と思いましたが、ついにその時がきたみたいです。おばさんになってしまいました。

緑きれいだし、しょーがないな。

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最近、同窓会の雑誌に載っていた同級生のインタビュー記事に感動したり、たまたま校長のインタビュー記事を新聞か何かで読んだりしました。しかも自分が入学したとき校長だったシスターが、裾野に戻られたと知りました。そんなこんなで、ぼんやりと、母校に帰りたいなあと思っていました。そんなとき、前述のインタビュー記事の同級生から幹事の順番が回ってきたという連絡をもらいました。ラッキーでした。

同窓会の総会ってどんななんだろう。なんだかよくわからないけど、とりあえず行ってみました。学校や同窓会の近況をきく会でした。

同級生の提案で新設されたというキッズコーナーもあって、娘をあそばせることができました(と言っても緊張して固まってましたが)。友達ありがとう。助かりました〜。

しばらく先生方のお話をうかがいました。教育に力入れてマジで良くしようとしているんだな〜というのが伝わってきました。

私も授業をするので、いろいろ一人で考えることがあります。本当に大変な時こそ、革命的なことをしてでも本気で変えた方がいいんだな、より良い教育をってかんがえることは大事なんだなあと思いました。まずは前期、なんとか切り抜けよう。

ところで、中1の時の担任の先生が今教頭なのです。国語の先生でいつも話がまとまっててすごいなって感じなのですが、今月号のWedge(ウェッジ) 18%OFF | Fujisan.co.jpの雑誌・定期購読にその先生が書かれた文章が載ってるらしいです。先生は作家だったんだなって気がつきました。

総会の最後に校歌を歌った時、友達が演奏して超かっこいいなと思ったんですが、と同時に、「ここに何十年もずっといらっしゃる先生やシスターはこの歌をずっと歌ってらっしゃるんだな」とふと思い不思議な気持ちになりました。私は共学に進学したり、ロシアやヨーロッパに行ったり、イディッシュと出会ったり、イスラエルに行ったり、子ども産んだり、とにかく激動の20年を過ごしたので。

友達に会ったのがなによりも良かったです。久しぶりに女子高生の時みたいに笑ったわー。一緒に行った娘(友達と喋るのに夢中で放ったらかしにしちゃってたんですが)が帰りの裾野駅で「ママが楽しそうで嬉しかった」と言ってくれました。ありがとう〜。

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では不二聖心のハイライトを。

↓植木が不思議な形でした。垂れてる。

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こちらも。まりもっぽいんですが、長い。

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近づいて撮ると森。

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体育の先生が一人で木のチップを運んで作ったという遊歩道。イエス様の巡礼の道を再現した企画みたいなのですが、遊歩道プロジェクト自体が伝説になりそうです。

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11月のはじめに文化祭があってその時は一般公開されます。多分私も行きますので、そのとき是非遊びに来てください。

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文化祭以外にも8月に「夏休み子供自然体験教室」というイベントもあって、小学4〜6年生は応募できるらしいです↓。

https://www.fujiseishin-jh.ed.jp/files/PDF/2018/files20180508093958.pdf

最寄駅は、御殿場線なら裾野、新幹線や東海道線なら三島です。私の場合、ロマンスカーが便利でした。

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小田急線で御殿場までロマンスカーで行って、御殿場から裾野まで御殿場線の各停で行きました。

↓御殿場。

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いい学校に入れてくれた両親に感謝ですね。

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ヘブライ文字のカリグラフィーWS

以前黒板やノートにイディッシュ語を書いたら、それをみたイディッシュ語話者から、「日本人は綺麗に書くなあ〜」と感動されました。私は日本では習字や書き取りはずっと超不得意でしたが、場所が変われば評価されることもあるんだなと思いました。不得意なことがあっても気にしないで前進したほうが得ですね。

イディッシュ語の授業で、受講生の方から、カリグラフィーはあるかと質問され、その時は曖昧な答え方しかできずずっと気がかりでした。その後、別の授業で、フランスのヘブライ語のカリグラファーMichel D’anastasioさんのお友達にお会いしました。

日本にもいらっしゃったことがあるみたいです。

D’anastasioさんのカリグラフィーは青がとってもきれいで、「良い年を」と書いてありました。年賀状ですね。ちなみにユダヤ暦の新年は秋で、西暦だと毎年変わります(2017年は9月21-22日、2018年は9月11-12日です。2日にわたっているのは、夕方から夕方までだからです)。

話は戻って、D’anastasioさんが講師をするヘブライ文字語のカリグラフィーのワークショップがあるそうです。

開催地はテルアビブなのでちょっと遠いですが、夏はおもいっきり暑くて、それはそれでいいですよ!ビーチも多分最高です。

Stage de calligraphie hébraïque à Tel Aviv et l'Association l'Atelier Aleph

Association l'Atelier Aleph - Art de la calligraphie hébraïque

ちなみにYouTubeでHebrew Calligraphyを検索するとたくさん出てきます。

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続報 6/3 アラビア語活字 活版名刺ワークショップ

アラビア語の活字を使って活版印刷をやるそうです!楽しそうです。講師の後藤さんは、東京大学文学部言語学研究室 | Department of Linguistics, University of Tokyoアラブ イスラーム学院出身です。

初めてお会いした時に後藤さんが「ヘブライ語アラビア語セム語だし、右から左に書くんで仲良くしましょう♪」と言ってくれました。とっても優しい方ですよ。

今回のWS、アラビア文字がどう繋がるか(しかも活版で!!!)を見ることができて面白いと思います。

PrintworksStudio Shibuyaのチラシより↓

国産唯一の活字も会場にやってくるし、この活字の所有者の斎藤さんもいらしていろいろ教えてくれるみたいです。

(ちなみに、どさくさに紛れてご連絡すると、ユダヤアラビア語もあるんですよ!)

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PrintworksStudio Shibuyaのウェブサイトより↓

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