ユダヤ人と言語 Jews and Languages

Yiddish in Japan みんな何かでマイノリティ

ヘブライ語児童文学翻訳者のこと

私の人生は文学によって何度も救われました。

文学を読むと、他の人たちの社会や文化などを垣間見ることができます。しかも自分の社会や文化について考えるきっかけにもなります。

私はエルサレム留学から帰ってきて、一ヶ月間の調査のために再訪したものの、その後は妊娠して出産して、博士論文を提出したあとは非常勤として地方自治体で国際交流を担当していました。

結局8年間イスラエルに行けませんでした。特に妊娠中や子どもたちが小さいときは、何にもできませんでした。

そんな中、母袋夏生さん(ヘブライ語児童文学翻訳者の第一人者)が訳された児童文学を読んで、救われました。

対談「母袋夏生さんと、『突然ノックの音が』について語る」 - ユダヤ人と言語 Jews and Languages

母袋夏生 - Wikipedia

年輪を重ねることはそれなりに愉しい人生:Vol.5 母袋夏生 氏 - TONTON club

母袋さんの日本語がすごく綺麗で、しかもヘブライ語っぽくて、イスラエル人の不思議に対する理解が進んで。。。面白かったんです。驚いて、母袋さんが訳された本を読みまくりました。

そしてあるとき都内のエスカレーターで、母袋さんにばったりお会いして感動したのでした。それからかなりお世話になっています。

それまで注目されていなかったヘブライ語児童文学の道を、日本で切りひらいて来られたのは母袋さんでしょう。

母袋さんは児童文学以外にも訳されています。最近エトガル・ケレットの翻訳で母袋さんのことを知った方も多かったのでは。

マイナーなヘブライ語児童文学ですが、母袋さんだけではなく樋口範子さんという翻訳者がいらっしゃいます。樋口さんは母袋夏生さんについでかなり早くからヘブライ語児童文学の翻訳に取り組んでおられます。

<<樋口範子さんの紹介>>

by 「わんだふる山中湖」オーナー

 「森の喫茶室あみん」のママ、樋口範子さんの著作を中心にした「樋口範子の本棚」を開設しました。範子さんは、立教女学院高校卒業と同時にイスラエルに渡り、二年間キブツ・カブリ・アボガド園で働きました。帰国後、山中湖畔児童養護施設保母、パン屋を経て、現在ご主人の裕峯さん(山中湖在住)と喫茶店を経営しながら、著作(ヘブライ語翻訳)活動に励んでおられます。

樋口範子の本棚

私にとっては昔のイスラエルをご存知で、翻訳や執筆、子育てのご経験が豊富な大先輩です。

樋口さんは『ぼくたちに翼があったころ』 (タミ・シェム=トヴ著  福音館書店 2015)の訳者です。

この本は是非読んでいただきたいです。個人的には読書感想文にすごくいいんじゃないかなと思います。

www.fukuinkan.co.jp

読書メーターのレビューも注目です。

bookmeter.com

 

この他にも、すでにたくさんの本を訳していらっしゃいます。下のリンクから見ることができます。全部読みましたが全部良かったです。樋口さん著の『はんこ屋の女房』もすごい本でした。樋口さんとお会いしたことがあるからかも知れないですが、非常に面白かったです。

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その樋口さんが、10月にセルバンテス 東京で開催された日本スペイン語スペイン語圏文化圏会議になんときてくださいました。

会議について:

第3回日本スペイン語・スペイン語圏文化国際会議

ご自身が考えられたことをこちらのブログに綴ってくださいました。2018年11月のところです。

樋口さんのブログ:

樋口範子のモノローグ2012年版

上にあるように、樋口さんはキブツに住まれた経験をおもちです。たくさんの言語が混ざり合う多言語社会イスラエルの状況をよく知っている方に、このようなレスポンスをいただけるのは幸いでした。

イスラエルではヘブライ語アラビア語、英語の他に、世界中から集まった移民たちが多種多用な言語を使って生活しています。イディッシュ語もその一つです。

手話通訳学科のことを知るチャンス!

国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科(私は非常勤で文化人類学を担当しています)で学生による卒業研究発表会があるそうです。

手話ができる方、進学しようかと思っている方、ご興味のある方、ぜひいらしてください。

ちなみに丸山正樹さんの『デフ・ヴォイス』に出てくる通称リハセンは、国立障害者リハビリテーションセンター(通称国リハ)がモデルになっているとのこと。そこに行けます。

国リハの手話通訳学科は驚きの連続でした。ぜひいらしてみてください。

卒業研究発表会
当学科の卒業研究発表会には、その目的に照らして、広く一般の方々にご参加いただいています。ただし、進行、発表、質疑応答はすべて手話で行われ、日本語への通訳はありません。そのため対象者はろう者および手話学習者に限定されてしまいますが、ぜひとも足をお運びいただき、学生たちの発表を見ていただけたらうれしく思います。

卒業研究発表会 | 国立障害者リハビリテーションセンター学院

概要
日時:2018年12月17日(月) 13:00~16:00(受付:12:30~)(予定)

参加費:無料
場所:国立障害者リハビリテーションセンター学院 1階講堂
交通:西武新宿線新所沢駅」または「航空公園駅」下車 徒歩10~15分
※駐車場はご利用になれません。公共交通機関をご利用ください。

ちなみに最寄りの航空公園という駅では一回のパン屋でトトロ、飛行機の形のパンを売ってます。可愛いです。

 

飛び入り参加もできそうですが、事前に申し込んだ方が良いようです。申し込みの方法はリンク先に書いてあります。

卒業研究発表会 | 国立障害者リハビリテーションセンター学院

Happy Chanukah

SNSなどにユダヤのみなさんがろうそくやドーナツ、じゃがいも焼いたラトケスの写真などを載せて盛り上がっています。ユダヤの冬の祝日、ハヌカです。8日間続きます。ユダヤ人の友だちがいたら、Happy Chanukahと言ってあげると喜ぶと思います。
ということで、今年もラトケスつくることにしました。実は月曜なのにCAVAが飲みたくなり、飲む理由を探していて、ラトケス焼いてハヌカっぽくしちゃおうと思いつきました。
来年は日本でもハヌカが流行りだすといいです。
仕事も終わっていない気もするけれど、師走だし、ハヌカだし、まあ、これくらいはあってもいいと思ってます。
Today is a Monday but I want to drink CAVA. And I have been thinking a reason and found, Chanukah, though I am a goy. A month ago, my son asked me to put latkes in his bento (a lunch box. Actually, I have to preparing bento every morning because his school cooking room is under construction).
Now is the time to stop Yiddish reading and do some active learnings!
Happy Chanukah!!!

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A friend of mine from Yiddish in Japan, passed away today. Just some weeks ago, we laughed together online. I still can not believe it. Today, I left my desk to get some dry cleaning and CAVA. Coming back home singing Chanukah oy chanukah like a meshgenerin, and saw a message about this very sad news. I am a Japanese Buddhist and feeling he is still here around to say goodbye to us. He was a great and a very freylakher person until the last moment. Yiddish brings me a lot of khaverim, many times it makes me happy, sometimes very sad. Just very sad. shver to live a life.
In this feeling, I am going to pick up my child.

クレズマーも聴けるライブ

12月6日(木)吉祥寺で、シカラムータというバンドのライブでジャズやロックと一緒にクレズマーも聴けるそうです。

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海外にも招待されて活躍している日本のクレズマーバンド、ジンタらムータの前身のようです。

CICALA-MVTA/rough music

バンドのメンバー大熊さんとこぐれさんは、東京外国語オープンアカデミーで私がやっているイディッシュ語のクラスを取ってくださっています。

この教室には、ずっと前からシカラムータのライブに行かれていた方々もお二人でてくださってて、濃いです。

おかげさまで楽しく授業できています。

 

ジャズも好きなんで、私も行きたいです。

ペア前売り割引もあるみたいですので、気になる人を誘って行ってみてはどうでしょうか。今年はユダヤの祭りハヌカがこの時期(西暦でいうと、ユダヤ暦のお祭りは毎年違う日になります)です。ハヌカでデートしてクリスマスに備えてみてはいかがですか。

 

シカラムータ 年越さNIGHT 今年は12月6日に決定!!!
12/6(木)シカラムータの年越さNIGHT 2018
【出演】大熊ワタル(cl),太田惠資(vl),桜井芳樹(g),北陽一郎(tp),川口義之(sax)
    関島岳郎(tuba),Gideon Juckes(tuba),吉田達也(ds),こぐれみわぞう(chin-dong)
開場 18:30 / 開演 19:30
前売¥4000+1drink / 当日¥4500+1drink
ペア券:前売¥7000+1drink(SPC店頭販売・SPC HP予約のみ) ※ペア券の当日券はありません。
前売り:SPC店頭販売 / SPC HP予約 / e+

 

 

BS プレミアムでイディッシュ語

12月24日の午前0時(23日の深夜)から4時まで放送しているBSプレミアムの「プレミアムシアター」で途中、イディッシュ語の歌が放送される予定です。

私はイディッシュ語の歌詞の翻訳をしました。

  プレミアムシアター - NHKより

◇ドキュメンタリー
「ジューイッシュ・クリスマス」(2017年 カナダ)

◇映画音楽の巨匠 ジョン・ウィリアムズ
名曲コンサート
<曲 目>
オリンピック・ファンファーレとテーマ
サウンディングス
映画「シンドラーのリスト」から 追憶
                                                       ユダヤ人街(1941年 クラクフユダヤ人移住区にて)
                                                       テーマ
映画「屋根の上のバイオリン弾き」から「カデンツァと変奏」
映画「タンタンの冒険」から「決闘」
映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」から「エスカペイズ」
映画「スター・ウォーズ」から「王座の間とフィナーレ」
映画「アミスタッド」から「アフリカよ 涙をふいて」
映画「ジョーズ」から
映画「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」から「帝国のマーチ」
                                                        すべてジョン・ウィリアムズ 作曲
 
<出 演>
イツァーク・パールマン(バイオリン)
アメリカ陸軍 ヘラルド・トランペット隊
ダン・ヒギンズ(アルト・サックス)
グレン・ポールソン(ビブラフォン)
マイケル・ヴァレリオ(ベース)

<合 唱>ロサンゼルス児童合唱団
管弦楽>ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
<指 揮>グスターボ・ドゥダメル

収録:2014年9月30日 ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール(ロサンゼルス)

東京外国語大学イディッシュ語の授業では、学生にユダヤ人の文化をテーマにいろいろ発表してもらっています。

去年度にある学生がユダヤ人が作ったクリスマスソングについて発表してくれてとても面白かったです。ユダヤ人が作ったクリスマスソングは結構あるようです。

キリスト生誕を祝う人々を横目に、神と自分たちの直接的なつながりを信じるユダヤ人。クリスマスの頃にはハヌカ(ユダヤ暦によるため西暦で何月何日から何日になるかは毎年変動)という光のお祭りがあります。それも楽しいお祭りなんですが、サンタクロースがこなかったり、するとちょっとさみしんじゃないでしょうか。

 

2018年のハヌカは12月3日から12月10日です。

 

  このサイトのMajor Holidays参照。

  Jewish Holidays 2018-2019 | Hebcal Jewish Calendar

 

1週間家族や親戚、友達、近所の人たちとハヌカのろうそく(ハヌキア)つけイベントを楽しめます。

 

  ハヌキア  Menorah (Hanukkah) - Wikipedia

 

ハヌカの時期にイベントにいくとドーナツをもらえました。ミスドのエンゼルクリームみたいなかたち。赤いジャムが入ってることが多かったです。

 

  エンゼルクリーム

  エンゼルクリーム | ドーナツ・パイ・トースト | ミスタードーナツSP

 

 私はミスドポケモンのドーナツがいいな

 

  (まわしものじゃないです。お店に行ったら、並んでませんでした。予約しないと買えないと言われて思わず予約しました)

  misdo Pokémon ウィンターコレクション|新商品|ミスタードーナツ

(朝並べば買えるとこもあると知りました。)

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じゃがいもの細切りを薄く丸くまとめて、たっぷりのあぶらで焼いたラトケスも食べます。

 

  ラトケス

  How To Make Classic Latkes: The Easiest, Simplest Method | Kitchn

 

太ります。

 

ハヌカのときに駒を回したり子どもにお金をあげたりするんです。なんかお正月みたいです。たこあげやはごいたみたいな遊びは、ユダヤでは聞いたことないです。

ちなみに、ユダヤではもらったお金で遊ぶってききました。初売りでつかっちゃったり、まじめに貯金しちゃったりするのと違いますね。お金で遊ぶのってタブーじゃないのか。ふむふむ。

 

 

 

 

『国際問題』の電子版 の最新号が一ヶ月無料で読めるらしいです

公益財団法人 日本国際問題研究所の雑誌『国際問題』(JIIA -日本国際問題研究所-)の最新号が、一ヶ月間、下記リンクより無料で読めるようです。

http://www2.jiia.or.jp/BOOK/latest.pdf

焦点:宗教と国際政治
◎巻頭エッセイ◎宗教と国際政治 / 池内 恵
カトリック教会と国際政治 教皇フランシスコはリベラルな国際秩序を主導できるか / 松本佐保
拡大するシオニズムの宗教的側面 イスラエルにおける政教関係の変化 / 立山良司
インドネシアにおける「イスラームの位置付け」をめぐる政治的闘争 / 見市 建
「畏敬」の争奪 現代中国における政治と宗教 / 王 柯

今日の論外を明日の常識に

私はいろいろな学校で学びました。最近またいろいろな学校に行くようになりました。それ気がついたことがあります。

それぞれの学校が価値をおくもの、目標にするものが全然違うのがわかりました。

一つの学校で合わなくても、他のところで合うこともあるかもしれない。学校というものが合わなければ合う場を自分で作ればいいと思います。希望をもって進みたいと思います。

より良い場の創造、価値の創造は人間にとってとても大事だと思います。スタートアップ、イノベーションユダヤ人がの名前を聞くことが多いのも、彼らが創造の大切さと価値を知っているからではないでしょうか。

想像し、必要があればその都度、修正を加えていく。この作業には無限の可能性があると思います。

変化の時代だからこそ、自分が創り出したいものがなにかをじっくり考える必要があると思います。

今日の論外を未来の常識に!

イラン生まれのイスラエル人

Rita is in Japan.

イスラエルにはイラン系ユダヤ人が沢山います。イラン生まれのユダヤ人、リタさんにお会いしました。彼女は歌手なのですが、イランのお話を再話してヘブライ語で出版しました。これは『白い池 黒い池』として日本語になってます。国語の教科書でなじみのあった光村から出てて嬉しいです。

『白い池 黒い池』はイランのお話です。親しみやすいお話なので、ぜひ読んでみてください。

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リタさん来日でツーショットのチャンス到来。写真は禁止でしたが関係者の方がとってくださいました。本持っててラッキーでした。

彼女がShah Dumadという歌を歌ってましたが、私はそれがとても好きになりました。ペルシャ語だと思います。ネットでShah Dumad(Shah Doomad)を検索してみてください。アンコール前の最後にペルシャ語の歌を選んだのも印象的でした。

 

政治、テクノロジーその他で日本とイスラエルの関係は一層深まりそうですが、そんな時こそお互いの文化と社会を理解することは大切なはずです。

イラン現地のユダヤ人コミュニティは大変大きく、イスラエルにもたくさん移住してます。ヘブライ語ペルシャ語を聞きながら育ったユダヤ人が結構います。ユダヤ人社会は一枚岩ではなく、結構複雑なんだと知っておくことは重要です。ユダヤ人の多様性にも気付けるし、現在のイスラエルとイランの対立もまた違って見えると思います。

 

女子力高いリタさん。うしろに見えるのは在日本イスラエル大使とそのご主人です。

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(鼻の下のびてるてこのことです)

リタさん、自分の本の紹介してます。日本語で本あってよかったですね。翻訳したのは母袋夏生さんです。

Rita Foruz, one of the very famous beloved Israeli singers, born Iran, was in Tokyo.

I felt power of a book. The book about a story in Iran was translated by Rita into Japanese. And I had it. Because of the book, I could take a photo with her.
We couldn’t take photos freely and because of that the first photo is a bit foggy.

エグザイルのあつしさんもいらっしゃいました。

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不二聖心のこと

私は静岡県裾野市にある不二聖心というカトリックの学校で中学から高校まで6年間過ごしました。ここで学んだことが今の研究に生かされていることは間違いありません。

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自分が不二聖心に生徒としている間は気がつきませんでしたがなんともいい環境です。

ところで、トルコのユダヤ人の人にいろいろと生い立ちを聞いたときにジャーマンスクール(ドイツ系)、フレンチスクール(フランス系)、イングリッシュスクール(イギリス系)の学校に行ったという人が多かったです。それぞれ、ドイツ語、フランス語、英語で授業したとのこと(ドイツ系、フランス系の学校は英語も話せるようになるようでした)。イラク出身のユダヤ人もイギリス系で授業は英語だったと言っていました。

調査をふりかってみて、いいなーっ!!と思いました。その後、ふと自分の母校について振り返ってみると、なんと、フレンチスクールでした。

学院の歴史・校歌 | 不二聖心女子学院 中学校・高等学校

フランス語叩き込んで欲しかった〜(今では教えてくれるそうです)。英語は独自のスパルタで叩き込んでくれます。

外国語教育 | 不二聖心女子学院 中学校・高等学校

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とにかく景色がいいので一見の価値ありです。イベントもあるので観光がてら行ってみてください。

 

東京から直接イディッシュで国際交流

We learn Yiddish only in Yiddish in this semester!!!
And send a video letter to a Fabiana Lipka’s Yiddish class in Tronto!

今学期も、東京外国語大学オープンアカデミーでイディッシュ語の授業をしています。今回は思い切って、イディッシュ語イディッシュ語を教えることにしました。これまでずっとやりたかった直接教授法(Direct Method)を試しています。いわゆるネイティブ英語講師が英語で英語を教えてくれるのが直接教授法です。

やってみて良かった点
イディッシュ語をしゃべる場をつくることができる
(↑これは長年の夢でしたので本当に嬉しい)
単純に面白い
集中できる
楽しすぎて時間があっという間に過ぎる

困った点
今のところ、なし
(じっくり考えてみたけれど思い浮かびません)

教科書は、私が試しに書いているものと、Lily KahnのColloquial Yiddishを使っています。

日本でイディッシュ語を話す場ができて嬉しいです。

このクラスは受講生が多才で面白くて、かなりアクティブです。
昨日はイディッシュ語のビデオを作りました。

というのも、カナダのトロントイディッシュ語教師をしている人から連絡がありました。トロントの子ども向けのイディッシュ語のクラスで、私がやっている東京のイディッシュ語のクラスについて、話題にしてくれているということでした。そこで、カナダのイディッシュ語学習者たちが演じたイディッシュ語劇を見て感想を送ってほしいとのことでした。そのビデオでは、屋根の上のバイオリン弾きイディッシュ語の小説が原作)の歌も入ってました。

なかなかない展開ですが、いいじゃないですか。

東京でその演劇のビデオを見て、その後みんなで感想をビデオレターにして送りました。

東京のイディッシュ語のクラスは豪華で、クレズマーバンドのメンバーがいます。大熊ワタルさんがクラリネットを吹き、こぐれみわぞうさんが不思議な楽器を鳴らしてくれました。

トロントの子どもたちが喜んでくれるのが楽しみだったわけなのですが、その前にトロントの先生がとても喜んでくれました。トロント以外でも、日本のイディッシュ語活動のことが結構話題になっているんですよ。
国際的で文化的。。。極東アジアと世界がつながって嬉しいです。

イディッシュ語で日本から海外へ発信して国際交流。自治体でやっても楽しいんじゃないかと思います。マイナー言語のつながりは強いですので、刺激的でまたとない交流ができると思います。

ご興味を持たれた方は、東京外国語大学経由でご連絡ください。

富士山1

富士山は、静岡から見たのが表なのか、山梨から見たのが表なのか。見慣れた富士山の形によって議論が分かれるようです。

静岡出身の私は、静岡を出るまでそんな議論があることは全く知りませんでした。自分が通っていた小学校、その名も富士宮市立「富士見」小学校の校庭から見える富士山が唯一の形だと思っていました。

千代田区にある科学技術館に富士山の模型が展示してありました。思わず自分の富士山の形を探してしまいました。

(遠くにいるとなおさら懐かしくなるもので。。。)

 

富士宮に住んでた自分としては誇らしかったです!!

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模型はもともと色が付いていなくて、朝昼晩、春夏秋冬の富士山のイメージに変えられます。考えてみれば太平洋側からの富士山ですので、山梨の人はもう一バージョン作りたいかもしれないです。

 

私は模型を大きくして、一周まわりながら見られるようにしたいです!!

 

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いろんな人の富士山の投稿写真。

 

みなさんは、ご自分に馴染みがあるものだと、ちょっとでも違った時にかえって違和感を覚えるという経験がありませんか。

 

父方の親戚は山梨に多いのですが、山梨から見た富士山は私にとっては何か違います。母の出身地小田原に行くと富士山は遠いし、裾野が隠れてしまっているしで、ちょっとしか見えません。中途半端で不思議な感じがしました。

 

それどころか、静岡県の西部から見る富士山さえなんだか違うという始末です。

 

イディッシュ語の調査でもラディノ語(ラディノ語は通称です。ブニス教授は学名はジュデズモがふさわしいとしています。ユダヤスペイン語とも呼ばれます)の調査でも、それらを話す人たちやその子孫は、自分の方言はこの地方のだよとよく教えてくれます。富士山を見ていてそれを思い出しました。

私も誰かが富士山の調査として自分のところに来たら、自分の富士山がどんな形だったか言いたくなるかもしれません。プリンをひっくり返したような絵のように簡略化されたイメージだったらまだしも、山梨の富士山を見せられたら、これは私の富士山じゃないと思うし、言ってしまうだろうなと思いました。

 

ある時、宿泊先の本棚に表紙に富士山の写真が付いた本が飾られていて、これこそ自分が知ってる形!!と思って手に取ったら、なんと、私の富士宮の家から徒歩30秒のところに住んでた人が書いた本でした!

言語でも風景でも、こういうふうにかなり特定されたとき、つながりを感じたり、もともとのつながりを再発見できたりして面白いなと思いました。

第3回日本スペイン語・スペイン語圏文化国際会議

¡Muchas gracias!

市ヶ谷のセルバンテスセンター東京で、セファルディーをテーマにした第3回日本スペイン語スペイン語圏文化国際会議(III Congreso Internacional sobre el Español y la Cultura Hispánica en Japón)がありました。来てくださった方々、本当にありがとうございました。

2018/10/04 (木) がオープニングとセファルディ音楽のコンサートで、2018/10/5(金) と10/6 (土) がレクチャーでした。

私はユダヤ人の言語と集合的記憶を研究テーマにしています。そこで今回は、ユダヤスペイン語とも呼ばれる言語ラディノ語(エルサレムヘブライ大学のDavid Bunis教授は学名はジュデズモがふさわしいと書いており、私も賛成ですが、ラディノ語、ユダヤスペイン語という呼び方が一般的なようです)について話しました。

この会議は何よりまず楽しかったです。さらに、新しい出会いや発見もあってとっても有意義でした。

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スペイン語の同時通訳が入りましたので、スペイン語話者の方々にもきいていただけてよかったです。いつかスペイン語で話せるようになると良いです。

皆さまご存知のとおりスペイン語というのはスペインだけではなくアメリカ大陸でも広く話されており、それゆえ大変多様性がある言語です。そんな中ラディノ語は単なるスペイン語の変種かどうかというのが私の問いかけでした。

以下プログラムです。

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私はこの↓セッションで話しました。

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↓セッション後の写真。事前打ち合わせから大変楽しいセッションでした。

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Can you believe it? “Davka” in Tokyo, there was a congress about Sephardim. In this congress, I spoke about Ladino and the collective memories. My question to the audience was, “if Ladino is a variation of Spanish?”
It was very fruitful for me because I could meet many people and get so much information.
My lecture was in Japanese and it was translated simultaneously into Spanish.
I wish me to speak in Spanish and Ladino (Dzhudezmo, Judeoespañol) in future!!

 

スペイン語講座・スペイン語教室・文化イベント | インスティトゥト・セルバンテス東京

インスティトゥト・セルバンテス東京はスペイン語スペイン語圏文化普及を目的に、スペイン政府により設立された公的な文化施設です。市ヶ谷・四ツ谷・麹町3つの駅からアクセスできる都心にあり、日本にいながらにして生きたスペイン語と最新のスペイン語圏文化に触れることができます。

私も最近の調査で考えたことを、ユダヤ人の集合的記憶と言語というテーマで、今回はラディノ語(ユダヤスペイン語)に注目して発表します。

会議への参加は無料ですが申し込みが必要です。下にプログラム、参加申込みのリンクをつけました。

 

本年度の日本スペイン語スペイン語圏文化国際会議は、スペインユダヤ人協会の協力によりセファルディ文化の紹介で幕を開けます。セファルディは中世後期にイベリア半島から追放されたユダヤ人の子孫を指し、彼らは欧州や中東、北アフリカに移住するも独自の文化を保ち続けました。イベリア半島の伝統音楽の演奏家パコ・ディエスによるコンサート、展覧会、お菓子の試食などをお楽しみ下さい。

 

以下のリンクから詳細をみることができます。

III Congreso Internacional sobre el Español y la Cultura Hispánica en Japón 第3回日本スペイン語・スペイン語圏文化国際会議 | Peatix

 

コンサート&展覧会もあります。

コンサート&展覧会 第3回日本スペイン語・スペイン語圏文化国際会議 セファルディ文化の日 / Concierto y exposición. Jornada de cultura sefardí previa al III CONGRESO INTERNACIONAL SOBRE EL ESPAÑOL Y LA CULTURA HISPÁNICA EN JAPÓN | Peatix

 

 

秋からイディッシュ語超入門

秋からオープンアカデミーのイディッシュ語の講座に新しい仲間が増えます。今文字から勉強していただいています。

まずは文字からはじめると良いとおもいます。ヘブライ文字を勉強すると今まで読めなかったものが読めるようになり、世界が変わるのでおすすめです。

まず、この文字の対応表を見てください。スピーカーのアイコンをクリックすると、発音してくれます。
www.yiddishbookcenter.org

活字体に対応した筆記体を学ぶにはこのYoutubeを見てください。
www.yiddishbookcenter.org

ここから文字の一覧表をプリントアウトまたはスマホに保存して手元においておけば、電車の中でも勉強できますよ。
https://www.yiddishbookcenter.org/sites/default/files/downloads/alef-beys-chart.pdf

基本はたったの22文字です!ひらがなの半分!
頑張ってください。

行ってきました。宮澤典子先生講演「Noricoda 老ろう親のドタバタ介護」

宮澤先生の講演会行ってきました。聴者の家で育ち、途中からろうの両親の家で育った中途のコーダ、しかも地方だったこと。宮澤先生のようにマイノリティの中の更にマイノリティの人は、他の人がしないような超マイナーな苦労をするということを改めて感じました。イディッシュの人たちのことを思い出しました。
マイノリティにこそ、経験や感情をシェアできる仲間がいるといいなと思いました。

ここには書けないくらいまとまってませんが、本当にいろいろ考えさせられました。こういう場があってよかったと思いました。

日本語の音声で話され、更にそれが会場にいる聴者に手話通訳され、それをろう者が手話にして会場に届けるという、すごい方法で講演が進みました。
そういう手話通訳の方法は初めて見て、とても新鮮でした。
__________________________

私はもともとマイノリティと言語に興味があって今の研究をしています。
手話は全然できないのですが、縁あって国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科で非常勤講師をしています。ろう文化の奥深さや手話のすごさに驚きました。
手話で話している人を見かけても、こちらが手話ができないとなかなか触れ合うことはできず残念です。が、今回こんな企画があります!

国立障害者リハビリテーションセンター手話通訳学科教官の宮澤先生が「ろうの親を介護して看取った経験」をお話しになるとのこと。

ろう通訳者(フィーダーの手話を見て改めて手話に通訳する)&フィーダー(音声言語を聞いてろう通訳者に手話で伝える)研修事業の一環として行われるイベントです。


NPO手話教師センターリンク

これちらのイベントは、日本財団の支援を受けています。

宮澤先生はコーダで手話通訳の先生ですが、ご講演は音声日本語です。手話通訳が付きます。

ろうのご両親のもとにうまれ、親戚の家で育ち、その後ろうのご両親とお兄さんが住む家に戻ったときのご経験(聴者の家で育ったので、ご実家に戻られた時家族の手話がわからなかったそうです)、大学進学のこと、手話や手話通訳に関わったこと、お子さんを育てながら働かれたこと・・・宮澤先生がどんな経緯を経て手話通訳士になられたかがつづられた↓ノリコーダは、とってもおすすめです。私は「宮澤先生の人生って壮絶・・・」と衝撃を受けました。

『Noricoda波瀾万丈―多文化共生・中途コーダの手話通訳論』 (2016)宮澤
典子 (著), 全国手話通訳問題研究会 (編集)honto.jp

今回の通訳はろう者と聴者がチームで通訳するスタイルのようです。
手話を手話に通訳するという二重に訳すスタイルについては賛否両論あるようですが、ろう者にとってはぶっちゃけろう者の手話の方が、わかりやすいことが多いみたいです。興味があったので私も申し込みました。
申し込みはこちらから(簡単):
https://goo.gl/forms/Cah1Wv95T9tWlDUq1

開講決定。秋からイディッシュ!@本郷

ユダヤの新年も過ぎ、東京も秋らしくなってきました。

東京外国語大学オープンアカデミーのイディッシュ語初中級、開講が決まりました。たくさんの皆様にご協力いただきました。心よりお礼申し上げます。

開講が決まったのでまだ申し込めます。来年度は開講するかまだわかりませんので、気になる方は是非今年度いらしてください!

毎年秋になると(西暦ではなくユダヤ暦によるので、年によって日付が変わります)ユダヤ人の友達から、Shana Tovaとメッセージが送られて来る方もいらっしゃるのでは?

日本も涼しくなってきましたし、秋から新しいことを始めるのもいいですね。

ということで、もしよろしければ、10月4日(木)から始まる東京外国語大学オープンアカデミーのイディッシュ語講座にもぜひいらしてください!!来週、9月12日(水)締切です!9月12日までに開講が決定しないと、締切は延長されませんのでぜひそれまでにお申し込みください!
tufsoa.jp

授業計画をみると学期の最後に朗読発表会があります。が、受講生の皆様のご希望に合わせます。

これまでの受講生の中には、もうかなり読んで話せるようになっている方々もいらっしゃいます。文字は基本22文字なので、先入観を取っ払ってできるっ!って思えば、すぐ覚えられえます(夏期集中でも皆さんすぐ覚えていました)。筆記体も大丈夫です。

あとはイディッシュ語をひとつの言語と考えて、真剣に向き合えばOKです。

イディッシュ語を話す人たちの生活、考え方、歴史、文化が重要です。コンテキストをつかめば、イディッシュ語はもちろんユダヤ人のことがわかってくるので楽しいですよ。
語学は苦手という方でもうまくいったのを見てきました(実は私もその一人です)。

前回は受講生の方のご希望により、発表会を中止しました(少人数授業なせいか、イディッシュで和むのか、話しやすい雰囲気で、発表会はやりたくないといわれました。もし言ってくださらなかったら、張り切ってやっていたところでした)。今回もクラスの雰囲気をみて授業の進め方を考えますので、初心者ブランクありの方われこそはという方、どしどしお申し込みください。

ちなみに、人のことは言えませんが、受講生の皆様もとっても個性豊かです。そして、私の存じ上げる限りではかなり多才。。。あと、とっても優しいです。


さて私は8月末までイスラエルに行っいました(ホリデーシーズンで、人の出入りが激しいので自分がいつ出張するかを決めるのが大変でした)。その間、みんな休暇の旅行の話題でもちきりでした。どこに行くとか、どこに行ったけど良かったとか、今度どこ行きたいとか・・・、旅行が大好きな人が多いです。

秋だし、新しいことを始めようと思って(というのは後付の理由ですが)、私はまっすぐ立つ練習をしています。この前私がイスラエルでレクチャーしたら、ビデオを撮ってくれた人がいて、自分がすごくゆらゆらしているのに驚きました!姿勢がわるかったら教えてください。

その他に最近始めたのはお弁当作りです。必要あって毎朝、11月いっぱいまで作ります。米を入れれば半分うまるのは助かりますね。ネタ切れしないように頑張ろう!

この前イスラエルに行ったときに、10年前ヘブライ語を教えてくださった先生とお茶しました。最初はヘブライ語なんてやりたくないーと思っていたんですが、その先生の情熱のおかげで私のハートも射抜かれ、やる気になりました。先生が「日本の弁当文化ってすごいわー、女性はあれ毎日作るんでしょうー。イスラエルだったらパンにチョコ塗って挟むとかそれくらいだけど、弁当はすごいわ」と感動していました。
弁当にそんなに時間をかけられないけれど、気持ちだけは込めようと思いました。

涼しくなったらやってみようと思っているのは、自転車です。かっこいい自転車を持っているのですが、まだあんまり乗ってません。