モルデハイ・ドニッツさんというイディッシュ語話者が編集した本です。
東京外国語大学のオープンアカデミー(社会人向けの講座)で読み始めました。
子どもも向けの詩がたくさん載っています。
ドニッツさんは子どものためのイディッシュ語教育に貢献しました。晩年はイディッシュ文化協会の運営をしていました。イディッシュ語話者(主に高齢者)が毎週同じ曜日の同じ時間(季節やメンバーの意見によってたまに変動)に集ってイディッシュ文学についての講演をイディッシュ語できいたり、イディッシュ語の歌をきいたりしていました。時間のちょっと前からおじいちゃんおばあちゃんたちがじわじわ集まってきて、自分たちで椅子を並べて集会の準備をします。自分で歩いたり車を運転したりしてくる人が多かったですが、なかには車で送ってもらったり、ヘルパーさんときたりする人もいました。みんなとしをとって、ドニッツさんはじめ亡くなった方もいて、その会は今はありません。
本当にみんな優しかったです。心がじんとします。
読んだ詩の一部は、今後このブログでも紹介していきたいと思います。