重い映画でした。暗かった・・・。
乾いた明るい大地に住む人たちの暗い過去。
一度に一度区切りをつけたのに、ひきづり続ける昔の人生。
ホロコーストとは別の話ですが、女性の人生の影が描かれている点で、『甘い泥』(2006)を思い出しました。
こちらはキブツの話(あらすじを書いてあるサイトがありました。こちら)です。
『夜と霧』のヴィクトール・E・フランクルや、ホロコーストを描いた児童文学『走れ、走って逃げろ』知られる作家ウーリー・オルレブの作品には、極限状態を生き抜いた人々の想像を絶するポジティブさと運の良さが描かれています。
ちなみにオルレブの作品は映画『ふたつの名前を持つ少年』になっています。
私もイスラエルでホロコーストを逃れた人に何回か会ったことがありました。その人たちは明るく前向きで、壮絶な過去を抱えながらも本当に輝いていました。こういう人は救われるんだなあ、私も前向きになろう・・・。その人たちをみて思ったものでした。