ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

ユダヤ人の家に招かれたら

イディッシュ語の仲間に安息日ディナーに誘われました!イディッシュ語話者で集まろうという企画です。クリスマスよりは前にやろうといっていましたが、急遽一回やることになったようです。

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私はとりあえずお土産にワインを持っていくことにしました。1人じゃ買わないけど、誰かと一緒だったら飲みたいな。安息日(良い食事で祝うもの)だから良いだろう。くらいの値段のワインにしました。

ユダヤ人の家に招かれ、お土産どうしたら良いだろう。と戸惑う人もいるかと思います。日本人の心理的に何か持って行きたくなることも多いと思います。これまで私が経験したことを書きます。

食べ物を持っていく場合、その家の人がユダヤ教の食事のきまり「カシュルート」をどのくらいまもっているのか(コシェルを食べるのか、厳しくまもっているのか)、あとはベジタリアンなのか、アレルギーはあるのかなどがまず大事な情報です。そしてゲストの中に厳しくまもっている人がいるかどうか。ホストに聞くのが良いです。

日本でも予約時に、アレルギーがあるかどうか聞いてくれる店があります。それと似た感覚だ思えば良いと思います。相手が食べてはいけないものは知っておく必要があります。

次に大事なのはその日の夕食が肉なのか魚なのか、乳製品なのかです。これはデザートやチーズを持っていこうとしている人にとって特に重要な情報です。肉だと乳製品のデザートは持って行っても食べられない人がいます。肉と乳を混ぜてはいけないという決まりをまもっている人たちがいるからです。そういう人たちは、肉を食べた後には何時間か空けないと乳製品が食べられません。そういう人のところでは、肉を食べる食事でバター入りのデザートはNGになります。

あとは、お酒を飲む人なら、ワインを持っていくのが良さそうです。ワインの選択にこだわる場合は、何を食べるのか聞いておくのが良いかもですね。

イスラエルではよくみんな聞いてからお土産を選んでいました。それだけカシュルートをまもるひとが多いし、まもって生きていける環境があると思います。

ユダヤ教では、知らない場合に聞くのは失礼とかじゃないです。

食べてはいけない組み合わせの物を持っていくのは、悲しいし、ホストがどんなふうにユダヤ教を実践しているかもわかるので、わからない場合は是非聞いてみてください。

そしてどうしても迷ったら、持っていかなくても大丈夫だと思います。楽しい会話でこの人呼んでたのしかったー。と思ってもらえると最高ですね。

気張らないで自分が楽しむのが大事だと思います。