ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

イディッシュ語の夏期講座、前半終わりました

東京外国語大学オープンアカデミーのイディッシュ語夏期講座(超初級)が終わりました。3日間連続で毎日3時間、合計9時間イディッシュ語づけでした。

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13名の受講者のみなさま、2日目にはヘブライ文字が読めるようになりました。すごい!!!ジャガイモの歌も歌いました。しかも、文の超基本構造まで勉強できました。中国人の受講生も2人いらっしゃって、一緒にできて本当に楽しいなと思いました。

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東京外国語大学オープンアカデミーのツイートより

(事務局の方が写真を撮りに来てくださいました。感謝)

ジャガイモのソングを書いたホワイトボードがうつった写真をフェイスブックでシェアしたら、海外のイディッシュ語つながりの友達や先生が「食べたい」とか「わさび添えで」とか(イディッシュ語で)書いて反応してくれました。マイナーなだけにつながりも広いです。

ジャガイモ・ソングどういう歌かはこちらをご覧ください:

Bulbes(ジャガイモ) - ユダヤ人と言語 Jews and Languages

夏期講座最終日の3日目、短いお話や簡単な詩を読めるようになりました。イディッシュ語はドイツ語や英語に似ていますが、作品を読むときは文化や宗教、社会や歴史の理解が必要です。グループで話し合いながら頑張ってくださいました。

共通の趣味があったり、たまたま共通の知り合いがいたりする方々が集って、イディッシュ語で集まって見たけど、別のつながり発見という点も良かったです。他の言語でもこういうことありそう。言語学習っていいですね。

今回スペシャル製本したテキストもなかなか好評でした。ばらけないし、思い出になって良かったです。東京外国語大学の印刷室のスタッフの方々に超感謝です(右から左の言語でも、古いテキストでも、ベストの仕上げ)。ここでは、それぞれの言語がきっと平等に大事に扱われているんだろうなって思います。

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最後に受講生のみなさまとピザを食べました。外大の前のお店美味しいです。もし外大にご用事あるときは是非入ってみてください!

いろんな方に支えられておかげさまで超初級の夏期集中も3回目となりました。毎年十数人が受講してくれます。感謝しています!

8月末にまた続きをします。ご興味あれば!!!

カケハシ・プロジェクトのニュースレター

以前このブログにも書いたのですが、外務省による日本と北米の交流「カケハシ・プロジェクト」(2018年3月)に参加しました。これについてご質問を受けることもあり、でもあんまりゆっくりお話しする時間もなかったので、いつか報告会を開きたいと思っています。機会があったら企画してください^_^!

日本でユダヤを研究している若手研究者が米国のユダヤ人コミュニティと交流しました。1週間かけてボストン、ニューヨークを訪問しました。ユダヤ人と交流することを目的としたカケハシ・プロジェクトは今回が初めてで、貴重な機会だったと思います。

今回の訪問について、英語のニュースレターができました。一緒にカケハシに参加した研究者、志田雅宏さんのウェブサイトからニュースレターのPDFがダウンロードできます。

On the way of...: NEWSLETTER: KAKEHASHI Project 2018, Visiting Program to Boston and New York by Japanese Jewish Studies Researchers is available from Dr. Shida’s website. Please visit here ↑ and click “Newsletter (PDF, 8 pages, in English)” をクリックするとPDFでダウンロードできます。

 

前期イディッシュ語の授業が終わりました

おかげさまで2018年度前期のオープンアカデミーのイディッシュ語の授業が全部終わりましたことをご報告いたします。

応援、見守り、拡散、そして何よりも受講に感謝します。ありがとうございました!

楽しかったです。

今学期のオープンアカデミーでは、イディッシュ語は全くの初心者という方々も初中級で一緒に学びました。そして、小話を読んでディスカッションできるようになりました。皆さまの頑張り、チームワークのおかげです。

↓こんなに読めるようになりました!

英語の教科書ですが日本語で解説します。英語得意なクラスメイトもいるので心強いと思います。

Kahn (2012)

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よかった!!

途中からは、かなり追いついてくださって、最後には、みんなでびっくりするくらいスラスラと読んでいらっしゃいました。さすがですね!!

イディッシュ語には、様々な言語や文化が混ざっています。ポーランド語、クレズマー、歌、クラッシック、ギリシャ語、中国語、歴史、宗教、アートなどなどに深い知識をおもちの受講生がいろいろ解説してくれます。新たな発見があって私も勉強になりました。

みなさん「イディッシュ語面白かった〜」と言ってくださり良かったです。なぜかとっても面白いのがこのことばの良いところですね。

後期には講読のクラスがあります!

↓テキスト、製本して配布します。

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英語の知識を使うと、イディッシュ語が初めての方でもだいぶ読みやすいです。

文字は基本22文字!!ひらがなの半分です。

詳細はこちらのリンクから:

イディッシュ語初中級Ⅱ:本気で学ぶユダヤのことば | 鴨志田 聡子 | 公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

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とってもご熱心なブロガー受講者のマイルストンさんも授業最終日の感想を書いてくださっています:

MileStone 이선희 팬: 春期イディッシュ語 2018-15th (終業)

雑誌掲載(Moment)のお知らせ

こちらの雑誌の「イディッシュ語リヴァイヴァルのニューフェイス」という特集に載りました。

Home | Moment Magazine - The Next 5,000 Years of Conversation Begin Here

私が掲載されたのは紙媒体です。ナイスなお二人と一緒に掲載してもらい超幸せです。

Moment July/August 2018

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イスラエル4−5日目コシェルなホテル

4日目の午後から東欧ユダヤの歴史研究をしている人たちと合宿でした。2年前はエルサレムヘブライ大学でやったのですが、今回はエルサレムの中からは遠いホテルが会場でした。発表も控えてドキドキでしたが、まず、会場にたどり着けるだろうか。そっちが気になります。
待ち合わせ場所で集合すれば、バスで連れていってくれるとのこと。
待ち合わせ場所のあたりまで行くと(ハチ公広場みたいに)いろんな待ち合わせの団体がいました。知り合い又は、イディッシュ語喋る人がいたらそこだわ。と思っていたら、どっちもいました。

2年ぶりの人もいれば、15年ぶりの人もいて、いずれにしても、時間が過ぎたんだなあと感じました。15年ぶりの人と最初で最後に会ったのはリトアニアイディッシュ語夏期講座でした。すごく良い人だったのでよく覚えています。有名大学の准教授のなったとのこと。すごい。。。

全然知らない人たちが多数いましたが、とくにイディッシュ語つながりで誰かしら共通の知り合いがいましたので、なにかと喋ることが湧いてきました。狭いけど広がる。不思議なようで、当たり前かも知れない。

合宿会場はユダヤ教の規則をきちんと守ってる人も泊まれるようにユダヤ教の決まりをちゃんとまもっている「コシェルホテル」でした。食事もコシェル、シャバット運転するエレベーターもあり。

ここまではあんまり驚きませんでした。

食事の時が一番驚きました。

夕食になりました。ウェイターが持ってきた何かが、友人にかかりました。ギョエー!お腹から足まで結構色の強いもの(ワインだっただろうか)で汚れました。

「どうしてくれるんだ」と友人。超険悪な雰囲気(こっからどうなるんだろうと思いました)。ウェイターは「ぼくはシミ抜きのプロじゃないから」と言って紙ナプキンを置いて去りました。

気まずい。せめて炭酸水でも置いて言ってくれれば多少はシミ抜きできるに。。。

コシェル(清浄の意味)のホテルなのに結構お皿が汚れていました。私はこの点が一番気になりました。宗教的に清浄ならよいのだろうか。食事は量が多くて豪華でした。ある友人から「君はこの食事が好きか?」と聞かれたので「うん」と答えたら、すごく不満そうでした。まずいのか?!

せっかくの合宿だし気を取り直さなきゃ。

今度は朝食です。保育園の一学年くらいいるんじゃないかっていう大家族が食事をしているのを見たときでした。しかも家族全員でイディッシュ語Tシャツ着用。超正統派ではないけれど、かなり宗教的な人たちでした。

友人が「君のことを紹介しなきゃ!」とその家族のところに連れて行ってくれました。「いや、でも知らない人だし」と一応遠慮しました。ですが、10分後にはこの紹介をきっかけに、別のお客さんにまでイディッシュ語喋る日本人がいるという情報が広がっていました(食事を自分で取りに行く食べ放題方式で人の移動があったからだと思います)。アジア人1人だし、もともとそれなりに気にされていた可能性もあります。イスラエルらしいと思いました。

イスラエル4日目①エルサレム旧市街とワールドカップ

ワールドカップ中にイスラエル旧市街に行きました。

サッカーは現地の人に超人気です。自分たちのチームが出るわけではないのだけれど、かなり熱心です。

エルサレム旧市街にちょっと寄りました。ある店に入に入った瞬間「日本人!昨日サッカーで負けちゃったじゃないか!」と言われました。私自身はサッカーは観戦しないのですが、ユダヤ人やアラブ人がワールドカップの間サッカー観戦をしていて、一部の人たちがなぜか日本を応援していました。

エルサレム旧市街の人までワールドカップを見ていて、私を見るなり「負けちゃったじゃないか!」と言ってきたのはとってもびっくりでした。

イスラエルに行く前に連絡をとったテルアビブの人からは「今日本の試合を見ながら、君のことを考えてたところだよ」と言われました。日本の最後の試合では、その人の家で夕飯を食べた後、一緒に途中まで試合を見ました。私は途中でエルサレムに帰らなきゃならなりませんでした。帰宅できたかという確認とともに、試合の詳細がメッセンジャーで送られてきたのでした。

東京イディッシュ仲間の今

イディッシュ語3回目の夏。

会話練習(Dialogue2 Lily Khan (2012))のイメージ図です。

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授業でこの会話文を扱えるところまできました。会話文やお話を読むのにはユダヤ人(イディッシュ語話者)の文化、社会、宗教、歴史、考え方。。。いろいろな知識が必要です。コンテキストの理解があってこそ、ことばが自分の中に入ってくるんだろうなと思います。

Dialogue2 Lily Khan (2012)

In order to understand a dialogue clearly, I usually draw what’s going on there. It’s the 3rd summer for Yiddish in Tokyo!!!

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私は初めてイディッシュ語の夏期講座(リトアニア)に行った時、ユダヤ人のクラスメイトはさっと理解したのに自分だけ全然分からなかったことが何度もありました。そんな時みんなが親切丁寧に説明してくれました。そういうことは今でもあります。人生ずっと勉強ですね。

今、東京でもイディッシュ語を読んでディスカッションする場ができています。勉強しに来てくださる皆さんのおかげです。

10月からの講座もあります。

秋からイディッシュ2018 - ユダヤ人と言語 Jews and Languages

イスラエル3日目④ヘブライ語作家とワインの楽園

国立公園の後、自分と同世代の作家の家へ。

子どもが生まれたばかりで忙しい中、夫婦で夕飯を作ってくれました。食事も、一緒に出してくれた赤ワインもすごくおいしかったです。

子育てや世代間ギャップなど第二次世界大戦後生まれの親たちから生まれた子どもたちとして、多くの共通点を見つけ、永遠に続けられるんじゃないかってほど話をしたのでした。

作家はたまたま買ったイスラエルワインがおいしくて、それを作っているワイナリーまで訪ねていったそうです。するとブドウを育てるところからワイン完成まで、一家族でやっていることが判明しました(もう一点、このワイナリーの特徴があったのですが忘れてしまいました)。

「なんかそういう生活もいいね。幸せそう」と私が言うと、「そうなんだ。みんな顔がほほえんでいるんだよ!」とのこと。ワインの楽園でしょうか。

ブドウを木の桶に入れて担ぎながら、ほほえんで仕事をしている一家の姿。そこにふりそそぐ虹色の光。明るい笑い声がワイナリーの庭に響きます。私は一瞬妄想の世界にいってしまいました。

イスラエルも日本も第二次世界大戦後に急成長したという共通点があります。忙しい毎日を生きながら、知らず知らずのうちにあきらめてきた幸せはないだろうか。QOL(クオリティ・オブ・ライフ)をあげようと思ったのでした。

「バラガンだらけなイスラエル」ということばにシンパシー感じるこのサイトにイスラエルワインについて書いてあります。

イスラエルワインは世界レベル:グローバルコラム「バラガンだらけなイスラエル第7回」 | グローバル:海外ビジネス情報サイト

ところで「バラガン」とは「メチャクチャ」のことです。「今日はバラガン(なんかわかんないけど事故とか渋滞?)があって遅れました」、「日本に行ってバラガン(楽しみまくって)してきたんだよ」、「家ん中バラガン(ちらかっている)」といった感じに使います。いろいろ使ってみてください。

開講決定御礼!イディッシュ語2018 夏期集中講座

2講座とも開講決定しました!

イディッシュ語夏期集中講座でお会いできるのを楽しみにしています。
文字、基本は22文字だけなので、できればなんとなく覚えておいてください。
ひらがな50音の半分です!カタカナ、さらには漢字を何千文字も覚えた勇者の皆さまであれば、きっと大丈夫です!!!

夏バテも ぶっとぶかもね イディッシュで

どうぞよろしくお願いします!!!

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東京外国語大学(府中キャンパス)で三日間集中でイディッシュ語を学びませんか?
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学生がいつも使っている教室を使って、短期集中でイディッシュ語体験ができます!
府中キャンパスは緑豊かで、リフレッシュできますよ。
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大学は多磨駅からすぐなので、とても便利です。

ぜひ、イディッシュ語で外大プチ体験をしてください!

イディッシュ語について】
イディッシュ語は東欧系ユダヤ人の言語です。
右から左にヘブライ文字で書きますが、文法はゲルマン系、スラブ諸語の要素も入っています。
ヘブライ文字は22文字なので、集中すれば比較的早く覚えられます。
ひらがなの50音よりずっと少ないです!
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Der onheyber | Yiddish Book Center(David Bridger)より

皆さんご存知のように、ウディ・アレンの映画にもしばしばイディッシュ語が出てきます。スティーヴン・スピルバーグ『シンドラーのリスト』にもイディッシュ語の曲が出てきます。このようにイディッシュ語は現代アメリカ文化をためにも重要です。

屋根の上のバイオリン弾き日生劇場 ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』は、東欧のユダヤ人が主人公です。このミュージカルの原作『牛乳屋テヴィエ』は、ショーレム・アレイヘムという作家がイディッシュ語で書きました。イディッシュ語作家の中には、I.B.シンガー(ジンガー)というノーベル文学賞作家もいます。


8/28-8/30 初中級】
時間 10:00-13:20(途中、休憩あり)
場所 東京外国語大学(府中キャンパス)

こちらは、今年初めて設置しました。イディッシュ語の物語を読みます。
小説というよりは子ども用のイディッシュ語の教科書です。
「セレレとベレレ」という兄弟が出てきます。両親や祖父母も出てきて、
20世紀半ばのニューヨークの家族を垣間見ることができます。面白いです。

1947年にニューヨークで初版が出ました。
↓これがテキストです。
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ご興味のある方は、ここでダウンロードできます。
Der onheyber | Yiddish Book Center

夏に三日間集中してこの本を読みたいと思っています。
物語のはじめの方については、あらすじを解説し、途中から読み進めます。
詳細とお申込みは、こちら講座一覧 | 公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

実は外大の近所も緑がすごく綺麗で癒されますよ。
ぜひお散歩してみてください。
多磨駅を右に、もう一つの最寄駅の武蔵野台駅に向かう途中。
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7/31-8/2 超初級講座について】おかげさまで開講決定!
時間 10:00-13:20(途中、休憩あり)
場所 東京外国語大学(府中キャンパス)

夏期講座は今年で3年目になります。これまで高校生も参加してくれました。

初級は、ヘブライ文字と簡単なイディッシュ語を学びます。ヘブライ文字が読めるようになります。

文字を一通り学んだらYiddishPOPというオンライン教材を使って実際にイディッシュ語を聞き、話します。
ビデオが付いているのですが、モビというロボットが出てきてかなり面白いですよ。夏期講座で使い方を知れば、あとで自習できます。

イディッシュ・ビンゴもできると良いなと思っています。
文法、単語をきっちり覚えなければいけない語学ではないので、安心してください。

詳細とお申込みは、こちら講座一覧 | 公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

イスラエル3日目③国立公園

東京が暑いので、ブログのデザインを涼しいのにかえました!
今日はイスラエルの国立公園の写真をお楽しみください。
ヘブライ語が読めれば、道案内の看板もありますので安心してください。ヘブライ語が読めなくても道沿いに行けば迷いません。人もいますし、カフェもありますので、迷っても誰かが助けてくれると思います。大丈夫です。
サファリもあるみたいですよ。
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道が整備されていて歩きやすいです。
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静かなところです。
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気になるアートあり。冷静に見ると、鉄板あつそうです。
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池?もありました。あれは船に見えて小屋か?無人っぽかったです。
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いろんなところに鳥が。親子でしょうか。
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鳥、のんびりしています。木陰もあって涼しそう。
でも暑いです。
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「絶対気にいるから!」と連れて行ってくれた人が言っていましたが、確かにとても気に入りました。
忙しい時にはなおさら、緑に触れた方がいいですね。

住所はこちら。
近くにバス停もあるので自力で行けますよ。
Ehad Haam 3
Ramat Gan
Israel

秋からイディッシュ2018

10月から1月まで毎週木曜日の14:00から90分、本郷でイディッシュ語のお話「セレレとベレレ」を読みませんか?お申し込みはこちらから:

公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

You don’t have to speak Japanese but please read Hebrew Alef beys and tell your stories.

Thursday 2:00pm-3:30pm

#Yiddish_in_Tokyo    October to January 2018

#TUFSOpenAcademy (#Hongo / #Ochanomizu)

Let’s read #Serele_and_Berele!!!

Please apply from here. If you can’t read Japanese, please call them.

公開講座 東京外国語大学 オープンアカデミー 東京都府中市

簡単なものから読みはじめます。

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だんだん長いのも読めるようになります。ヘブライ文字に慣れることができます。

お話を読みながら、ユダヤの生活や文化を知ることができます。

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イディッシュ語ははじめてという方もこちらのクラスからどうぞ(今回は初中級のクラスがありませんので)。

ウェブサイトができたらまたお知らせします。

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申し込み受付は8月22日から9月12日です。

春学期を受講している方は8月3日から申し込みできます。

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丸ノ内線大江戸線本郷三丁目駅や、丸ノ内線JR中央線総武線御茶ノ水駅、千代田線の新御茶ノ水三田線の水道橋が便利です。

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お申し込み手順はこちらをご覧ください。申し込み期間が近づいたら東京外国語大学オープンアカデミーのウェブサイトにも掲載されます。

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イスラエル3日目②ラマトガン

ミーティングがあって、テルアビブ郊外のラマトガンという住宅街にいきました。

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1つめのミーティングはトルコを研究しているDr. Efrat Avivとでした。彼女はバルイラン大学の先生です。私は実はラディノ語(ユダヤスペイン語、ジュデズモ)の調査もしていて、昨年トルコのユダヤ人を訪ねました。

アビブ(アヴィヴ)先生とは、お互い女性研究者であることもあって、研究の話の他に、生活や文化の話もしました。非常に勉強になりました。

その会話の中で「ノリコサン」の話が出ました。ヘブライ語で『ノリコサン』という本があります。別の人からも「ノリコサン」の本を知らないのかときかれたことがあります。

アビブ先生は子供の時それを読んだと言っていました。今では古くなってあんまり読まれていないけれど、私たちはみんなこれを読んで大きくなったと。私はいつかこれを訳したいなと思いました。

本『ノリコサン』の写真を送ってくれました。

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このパン屋カフェでお会いしました。暑かったけれど、なにやら心地よかったです。
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美味しそうです。私もケーキをちょっといただきました。

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ところでイスラエルでは、子育てしながら仕事するのが当たり前です。兄弟姉妹(思い返してみれば姉妹の方がよくききます)の子どもの面倒をみあったり、職場に子どもをつれていって、自分が忙しい時は手が空いてる人に見てもらうのも日常茶飯事です。

産んで育てることが宗教的に後押しされていること、子育てしやすい環境があることからでしょうか。

何人も子どもがいていっぱしの女性研究者という人も多いです。自己紹介の時にまず自分の子どもの人数を言い合ったりしますし、人の子どもの人数も話題になります。子どもが多いと立派ということになります。

保育園は、保育料が無料になる3歳とか5歳(政治によって変動)までは、保育料が月6万はかかるらしく(!私も大学院時代、東大の保育園にあづけて博士論文を書いていた時、自分の稼ぎは0円でしたが、5万かかってました)、しかもなかなかいいところには入れないらしく、大変そうです。

それでも、産みやすく、育てやすいのは、子育てする人に対する理解があるからだとおもいます。世代を超えること、次世代を育てるということがとても重要視されている社会です。

日本ももっと産みやすくて育て(育ち)やすい環境になればいいとおもいます。

イスラエル3日目①テルアビブ大学

イディッシュ語夏期講座が開かれているテルアビブ大学にいきました。以下、テルアビブの街中と大学の写真です。

エルサレムからテルアビブまでバスで移動できます。

テルアビブ、まずむし暑い。。。東京の夏みたいです。ただ雰囲気は東京よりもっとゆるいです。上半身はだかの人も歩いてます。

地中海沿岸にある都市で、もちろんビーチもあります。

 

【テルアビブまでの道】

有料車線があって、乗ってたバスがそこを通ってくれたので、途中まではすんなり行きました。

けれどもさいごは結局渋滞に巻き込まれました。高速鉄道(工事中らしい)できる日が待ち遠しいです。
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【超高級マンション乱立】

テルアビブにつくと、建設ラッシュでした。こんなに・・・。

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一生懸命働きながら質素に暮らしてる友人たちの生活をみている私には、ここを買ったり住んだりできる人たちがいるってことが考えられないです。

以前、アメリカのユダヤ人が不動産を買うので値段がどんどん高くなるという話を聞きました。最近はフランスのユダヤ人が買うと聞きます。

若いカップルは、不動産が高くて大変そうです。お金持ちか、とっても給料が良い仕事をしている人は良いのかもしれませんが。それでも不動産は争奪戦のようです。移民も増え、子どもも増え、人がどんどん増えているようです。

物価も高いです。女性が働きやすいイスラエルですが、夫婦共稼ぎが多いのは、そうしないと生活できないからでもあるようです。

そういえば、親世代と同居の人はほとんど見たことがありません。結婚していれば子どもがいる人がほとんど(3人は普通、5人はちょっと多いくらい。10人いる人もいます)。

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【テルアビブ大学】

テルアビブ大学のイディッシュ語夏期講座は10年くらい続いているんですよ。イディッシュ語夏期講座はいくつかありますが、近年最も人が集まっているのがここのようです。

エルサレム大学が東大だと早稲田のような雰囲気のテルアビブ大学かなと個人的には思ってます。どちらも国立です。テルアビブ大学はとっても広いです。

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涼しければここでゴロゴロできます。

ヘブライ大学のように、セキュリティーチェックを受けてから入る必要もなく、中もとっても開放的な雰囲気です。

大学ってそれぞれカラーがあって面白いですね。
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のんびりしてて、日陰もあっていい空間です。
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テルアビブ大もヘブライ大もどっちもいいですね。

ビーチや繁華街の写真も載せたかったのですが、行く時間なく。。。またいつか〜。

イスラエル2日目③エルサレム・ヘブライ大学続き

ヘブライ大学の中庭は本当に素敵です。

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岩の間から生えててたくましいです。f:id:syidish:20180709143450j:image

大学内に美味しいサラダ屋があります。今回フェイスブックに投稿して知ったのですが、結構ファン多い店です。

ここのサラダはお店の人に言って自分が好きなものを入れてもらいます。私のオススメは何はともあれちょっとパスタを入れてもらうことです。最後にドレッシングも自分で選びます。
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「アカデモン」という名の購買。ドラえもんを思い出します。本屋と雑貨屋があります。子どものものを結構売ってるのが不思議ですが、それだけ子どもがいる人が多いということでしょうか。
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今回のレートは1シェケル30円くらいでした。

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ミッキーのTシャツ、買う人いるのかな。きっと「アカデモンで買った?」と聞かれるでしょう。じっと見てしまいました。

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ちなみにビーサンは自分も買おっかなと思いました。10年前にヘブライ大の近所のスポーツセンターで買ったクロックスがまだ現役で・・・購入に踏み切れませんでした。

イスラエルでは本も雑貨も食料品も2個買うと安くなるとか多いです。「ちょっと得した感じ」が好きそうです。お買い得が好きな理由について「フライヤー(おひとよしばか、損しても気にしてない人)になるのは嫌だから」と説明してくれた人が。

イスラエル2日目②エルサレム・ヘブライ大学

ヘブライ大学に着きました。ここでは本当にいろんな人にお世話になりました。第何番目かの故郷のように感じました。

自分が入っていた寮の入り口です。寮は勉強してると後ろから猫に見られていたり、夜中にサッカー(人気)でうるさかったり、ネットがつながりにくかったりと大変な環境でしたが、人に恵まれていました。ルームメイトだった人が外交官になって超活躍しています。

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ちなみにバスやタクシーでマウント・スコープスの上まで来れますので安心です。バスはヘブライ大学の中まで入っていって終点です。大学に入る前にバスの中にセキュリティチェック入ってきますが、大丈夫です。
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セキュリティチェックを抜けて綺麗な道。
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人文系。ここはオレンジですが青の空間とか緑の空間とか専門ごとに色でわかれてます。
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猫もいます。エアコンなくて大変そう。窓開けて仕事してる人が多かったです。セメスターの終わりで、多くの人たちが部屋でめっちゃメールうってました。働くときにちゃんと働いてて尊敬します。
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大学の中の庭。真ん中からちょっと右で自転車こいでるおじさんはアインシュタインです。
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ヘブライ語のウルパン(大変だけど超充実した語学コースがあります)をする教室の前の道からとった写真。
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