長澤洋子さんに、ご著書をいただきました。
歌人のお父様についてご自身でリサーチされています。長澤さんの文章を読んで日本語っていいことばだなと感じました。本当に素敵な本です。
戦後の日本、家族、文化と人、生業と魂の仕事といったテーマでいろいろ考えさせられました。個人的にはご家族のことと、ミシンの話が興味深かったです。
庭のソクラテス―記憶の中の父 加藤克巳 感想 長澤 洋子 - 読書メーター
この話を読んでいたら、イスラエルのイディッシュ語話者、作家であったお父様の調査をしている人がいて、その人のことを思い出しました。
長澤さんは朝日カルチャーセンターで長年いろいろな講座を企画されてきた方です。私も以前朝日カルチャーセンターでユダヤ関連でお話させていただきましたが、それは長澤さんがコーディネートしてくださったものでした。
なんと表現するのが良いのかわからないけれど、とにかく素敵なリーダーです。コーディネーターは裏方の仕事といえばそうかも知れないけれど、実はすべてを取り仕切る超クリエイティブな仕事だと思います。
長澤さんは、この記事へのレスポンスとして、ご自身の仕事について次のように考えていらっしゃるとメッセージを下さいました。
専門家の知と一般市民を繋ぐ仕事、翻訳家のような仕事と考えていました。パラレルな知性の橋渡し役とでも言いましょうか。
朝日カルチャーのレクチャーをするときは正直いつもものすごく緊張していましたが、このコメントを読んで、もっと気軽にやるほうがいいかも知れないな。と思いました。
子育てしながら仕事を続けられた大先輩としてもご助言をいただきました。長澤さんには本当にお世話になっております。