ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

zoomの録画視聴がつらい件

zoomの録画視聴が90分の授業3回分たまってしまいました。せっかくだから集中してみたい270分の視聴、いつやろう。考えただけでつらいです。

オンライン授業を受講している皆さんはどうしていますか。自分が講師をしている授業では、ライブ参加が多いです。ネットの調子が悪いとか都合が悪いとかでなければ、参加してくれているようです。

私がためてしまっている(90分のを3回分)のは、アメリカを拠点に行われるイディッシュ語の授業です。私はずっと出ていたその授業に、今年の3月から出られなくなりました。同じ時間に古イディッシュ語の授業が開設されたのです。私はついに古イディッシュ語を学べる時がきたのか!と興奮しながら、そちらに出ることになりました。この授業の教科書を書いたのは、リトアニアで初めて私にイディッシュ語を教えてくれた先生です。出るしかありません。受講が近づいてきて先生からメールが!同じ時間に行われる2つの授業を両方とらなければいけない事態になりました。

まさかイディッシュ語の授業がかぶるなんて。そしてどっちも出るように言ってもらえるなんて、自分でもびっくりです。「イディッシュで忙しい」は、ずっと夢見ていたことですので(喜びの悲鳴)。

困っ出られなくなった授業の先生と話して、先生から「日本からの質問ビデオレター」方式でいこうという提案がありました(先生の発想はいつも、天才的です)。私はビデオレターを送ってそれを授業中に流してもらって、その授業の録画を後でみるという方法で参加することになりました。

それからというもの、いつもそのビデオレターを作るために、私は以前にも増して予習して、水曜日の夜中、カメラに向かってしゃべってます。何度も撮って、たくさんNG出してます。毎週録画の時、最初は緊張しますが、ミスしまくると、だんだん緊張しなくなるから不思議です。子どものころにみた芸能人のNGビデオみたいに、NG出すとひとりでも笑ってしまうから不思議です(夫は私のビデオ撮影が終わるまで、寝ないで待っていてくれます。のろけているわけじゃないですが、優しいなと思います)。

で、ビデオレターができたら先生にそのファイルを送って任務の前半は完了です。先生がそれを授業中に流してくれます。しばらくしてから授業の録画が送られてくるので、それをみれば良いのですが。そこが難しいです。

授業動画の視聴、最後までペースよく頑張ろうと思っていました。でも過越祭とGWのためにおこった「気の緩み」でしょうか3回分ためてしまいました。気が重いです。

私には絶対ライブの方が合っているなと思っています。まずライブの方が自分の場合は「みんなに会う」ということがモチベーションになって、時間を作って毎回出席します。授業を聞きながら即興でコメントを考えられます。そのあと大興奮とともに、どっと疲れも出るのは確かなのですが、先生や受講者、ゲストと「一緒に時間を過ごした」という何ものにも変えがたい喜びがあります。

ライブででればひとえに感動的な時間ですが、ひとりぼっちで録画で90分みるのは、私にとってはきついです。

それでもビデオレターをつくることと、その予習で勉強と交流はつづけられてます。それをウェルカムしてくれたイディッシュのとってもインクルーシブな仲間たち(先生も含め)に感謝の気持ちでいっぱいです。

ついでに、私もいい授業するぞ!とモチベアップです。

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↑全く関係ないですが、うちのかわいいぬいぐるみの写真。