ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

10年ぶりの再会

今日は授業に参加するために大学とイディッシュ語のセンターに行きました。今学期の月曜日はイディッシュ語デーになりそうです。イディッシュ語のセンターで、授業の後に知っている人にばったり遭遇しました!

廊下ですれ違った人から「会ったことあるよね」と言われて、こちらも「先週だっけ?」と言いましたが、それにしては背が伸びてない?と思いました。彼女が自分の名前を言うとすぐ分かりました!

お互いの記憶を遡り、10年くらい前にドイツのトリアで開かれたイディッシュ語の学会で会ったことを2人で思い出しました。すごくイディッシュ語がよくできるリトアニア人で、びっくりしたし自分もそうなりたいと思ったのを覚えています。トリアで会った時、彼女はパリに住んでいて、私は「パリに住んでるなんてすごーい」と言ったのでした。なので、パリに来ることになった時、彼女のことを何度も思い出しました。名前はよく覚えていました。

彼女がかかわった本を今訳しているので、彼女と間接的な接点はありました。それだけでも嬉しかったのに、まさかパリで会うとは。

一緒にいた人が「小さな世界」と言いました。イディッシュの世界は本当に狭いです。

週末からなんか元気なかったんで、出かけるの心配だったんです。でも、今は元気で夜9時半なのに、超はらぺこになってきました。イディッシュのおかげで元気になりました。

それにしても今日センターで読んだテキストは難しかったです。かなり質問や説明が入るので(先生も大変だろうなと思います)、なかなか一気にたくさんは読めないのですが、本当に面白かったです。これをやれている先生も受講者もすごいと思いました。ありがちですが、文化センター的なところは受講生のモチベーションが高く知識も経験も多様で豊富なので、授業は複雑です。