ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

水ぶくれが破裂した話

腰に直径2.5センチくらいの水ぶくれがありました。低温やけどでつくってしまったのです。水ぶくれができた当日に、大きめの絆創膏を買いに行きました。私の不注意のせいで無駄になった時間とお金を悔やみつつも、水ぶくれに絆創膏をはるとかなりホッとしました。

それからは、いつも水ぶくれとともに日々を過ごしていました。すぐに破裂するだろうと思っていましたが、絆創膏のおかげか、全然破裂しません。

シャワーをする時や仰向けに寝る時には気になっていましたが、痛くもないので忘れていました。結構な日数が経ちました。

そして今日ついに破裂しました。

地下鉄の改札の回転棒が水ぶくれを直撃したのです。水ぶくれはあっけなく潰れて中の水が出ました。

パリの地下鉄の改札口には、キセル乗車を防ぐための回転バーがあります。ICカードをタッチするとその棒を回転させることができます。

改札は日本のようにソフトではなく頑丈にできています。回転バーが当たると、日本の優しい改札扉と比べて、それなりの衝撃です。今日は回転バーを回して改札を抜けた時、棒がバシッと当たってしまいました。当たった瞬間は全然痛くなかったのですが、「まさか」と思って水ぶくれを触ると、なんと無くなっているではありませんか。しかも水も出ている。さらに一歩一歩、歩くごとにズボンの縫い目が、絆創膏の上から水ぶくれを擦って私を痛めつけてきます。それがつらいのなんのって。せっかく上手にはれた絆創膏を貼り直さなければいけない、水ぶくれのせいで汚れたズボンをまた洗濯しなきゃいけない、と思うと気が重くなりました。絆創膏は何枚かあるか失敗してもいいとして、洗濯は、今日の午前中にしてしまったのです。洗濯機の使用料や洗剤が結構高いし、順番取りとかもあるし、結構ストレスなのです。

水ぶくれをさすりながら、ズボンは手洗いしようかな、なんかブルーだなと思って家に向かっています。電車の中でこのブログを書いて…。さっき家の最寄り駅についたとき、また出口改札の回転バーで水ぶくれのところを打ってしまいました。痛かった、ちょうど良い高さ!

なんで今まで当たらなかったか分かりませんが、これからまたしばらくこれが続くのか、と思うとブルーです。

今日はパリのホロコースト記念館に行ってきました。パリのホロコーストについて、いろいろな人から聞く機会があります。かなりつらい話です。何かの形でお話しできればと思っています。

f:id:syidish:20230506005049j:image

パリの緑がきれいです