ハケティアというユダヤ人のことばがあります。今日はそのミーティングに行ってきました。10人くらいの集まりでした。
モロッコ出身者(パリで生まれた人も両親がパリへの移住者)がほとんどでした。ハケティアはユダヤ・スペイン語の一種というか亜種のようなものです。ユダヤ・スペイン語の標準語とは結構違います。でも一方でかなり似ています。
ハケティアはマイナーすぎるのと学習環境がないので、ハケティアの外の世界から来た人が身につけるのは難しそうです。
私は今まで身につけたユダヤ・スペイン語を使って彼らに質問したり、自分の考えを話したりしました。ハケティア話者の1人が、日本はウイスキーやピアノで本当にすごいから、こういうこともできるんだな。と言ってくれました。日本がだいぶエキゾチックなのだろうと思います。
ミーティングは3時間以上続きました。2時間くらい経って、みんながことわざについて話し出したら何もわからなくなりました。
会場の半分ぐらいが盛り上がり、話はどんどん早くなっていきました。私はもうわからなくなったので、その集会が彼らにとってどんな意味を持っているかやハケティアがどんな言語なのかということを考えました。
ミーティングの後途中まで、ハケティア初心者の人と帰りました。ハケティアはスペイン語に似ている。学びたい。またこのミーティングに来るつもりと言っていました。すごく前向きだし、言語に対する好奇心が旺盛で、言語学習アレルギーとかなさそうだなと思いました。
楽しみながらやることが大事ですね。
モロッコ特有のもてなしの文化があるとのことで、主催者が出してくれたミントティーとお菓子がめちゃおいしかったです。みんなすごく優しかったし、かなり学ぶことがあったので、私もまた行きたいです。