翻訳者の母袋夏生さんにいただきました。
個人的には「パイプ」と「君の男」が好きでした。以前ケレットが来日したときにほんのちょっとお話しできたのですが、彼もイディッシュ語話者の子孫です。
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母袋さんについては以前こちらにも書かせていただきました。
対談「母袋夏生さんと、『突然ノックの音が』について語る」のこと - ユダヤ人と言語 Jews and Languages
ヘブライ語児童文学翻訳者のこと - ユダヤ人と言語 Jews and Languages
数年前までケレットのことはすごく気になっていたのですが、正直言って今回はなんだかいまいち入り込めなかったです。全部読んでみたけれど、やっぱり気持ちは変わらず。今回の本がこれまでと違うのか、私が変わったのかわからぬまま、ちょっとショックでした。
ということで、なんともいえません。もしまだでしたら、ケレットの『突然ノックの音が』を読んでいただきたいです。あとは、一部私が試訳したThe Seven good yearsも読んでみていただきたいのですが、こっちは残念ながら出版されていません。
それにしても今回のケレットを読んでいたら、なぜかまたオルレブの作品を読みたくなってしまいました。
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