テレビドラマのUnorthodoxがすごく良かったです。
アメリカのイディッシュ語関係者の間で話題になっていて気になったので、私もついにNetflixと契約して観ました。
普遍的なテーマ
閉塞的なコミュニティに生まれ育ち、自分自身の人生を求めてもがくエスティ。
社会的プレッシャーの中で、自分自身をどう生きるかは、普遍的なテーマではないでしょうか。
イディッシュ語英語
主な言語はイディッシュ語で、英語やドイツ語も使われています。
字幕は、日本語、英語、ヘブライ語他があります。
エスティ
主人公の女性エスティはニューヨークのブルックリンにある、サトゥマーが集住する地域に住んでいます。マンハッタンの近くに住みながら、世俗社会と隔絶された環境で生活しています。
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エスティは、ユダヤ教の教えをとっても厳格にまもろうとする超正統派ユダヤ教徒のコミュニティの一つ、サトゥマーに所属しています。
サトゥマーの女性としては年頃(といっても、まだ十代でとても若い)のエスティは、決められた相手ヤンキー(いわゆる日本でいうヤンキーではなく、彼の呼称です)と結婚します。ヤンキーはいい人そうで、エスティとも気が合いそうでした。
親が決めた結婚でしたが、ふたりとも戸惑いながらも、お互いを受け入れ努力を重ねました。けれども、新婚生活はエスティにとって散々たるものになってしまったのでした。
もともとサトゥマーのコミュニティでの生活があまり自分に合っていなかったエスティです。自分の息子ばかりひいきする姑から嫌味を言われながらの結婚生活。周りの女性たちはたくさん子どもを産んでいますが自分にはできません。ある日エスティはついに我慢の限界がきて、ブルックリンを逃げ出すのでした。
2020年4月の時点で、Netflixで第4話まで観られました。続きが気になります。
★今私はShtiselにはまって観ています。イスラエルの超正統派の人たちの話です。メア・シャリムやブネイ・ブラクという地域が出てきます。
★超正統派の映画といえばこちらもどうぞ。『ロニートとエスティ』にも、エスティという女性が出てきます。
syidish.hatenablog.com
★ スペイン語ではDisobedience "Vivir como yo misma"
syidish.hatenablog.com
★イスラエルの超正統派を描いた『ティクン』という作品もあります。
http://イスラエル社会と超正統派 映画『ティクン』syidish.hatenablog.com