ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

言語学習と交流:ユダヤの場合3

前回のつづき)

盛り上がる語学の授業の休み時間。

では、授業後はどうかというと、結構すんなり(というか、どんどん)家に帰る人が多いように見受けられました。
次の時間に授業があって、まだ先生や他の受講者がいる場合は残って雑談する場合もあります。

ラディノ語の会では夕食会に行きましたが、その後みんな速攻帰っていました。
そこで初めて会ったのに、乗せてくれた老夫婦がいました。

シニア世代も含めて、結構忙しいです。
そしてかなり優しいです。

こうして他の人が乗り合いタクシーみたいに乗せて行くことがよくあります。

とくにイスラエルではこういう相乗りがよくある気がします。

語学講座や読書会でも、行きと帰り、車を持っている受講者が、近所に住んでいる別の受講者を乗せていました。
私も乗せてもらったことが多々あります。

講師が乗せてくれることや、乗せてもらえそうな人を手配してくれることまであり、かなり親切です。
公共交通がちょっと不便だからこそかもしれないです。

その車の中では、いろいろ話せて相互理解が進みます。

ちなみに私は車の免許を持っていないので、「それでどうやってイスラエルで生活するの?」といつも心配されます。

徒歩と公共交通を駆使してできる限り自力で移動し、
あとは色んな知り合い(講師や他の受講者はもちろん、聞き取り調査の協力者などにまで)
に乗せてもらって移動しています。

こうして、どうやったらたどり着けるのだろうと思っていたところまでたどり着けて、会いたい人に会えます。
そこからエルサレム(やテルアヴィヴ)に戻って来られると、
いつも「頑張っていれば、救いの手があるのだなあ」と感じます。

知り合いだから乗せてくれたというよりも、乗せてもらったおかげで仲良くなったことが多いです。
誰でも彼でもは危険だと思いますので気をつけてください。念の為。

(つづく)

新学期から朝日カルチャーセンター横浜(オンライン講座)で、講座を予定しています。新学期から朝日カルチャーセンター横浜(オンライン講座)で、講座を予定しています。5月のオンラインでのレクチャーの詳細、お問い合わせ、お申し込みは朝日カルチャーの現代ユダヤに学ぶ 学ぶことは生きること | 横浜教室 | 朝日カルチャーセンターから。