ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

イスラエルでのリスケ(予定変更・延期)

イスラエルの文化、イスラエル人との付き合い方のお話です。
この2年、予定と実行がきっちりめの現代日本ですら、ちょっと後の未来が、予測不可能。多くの予定がキャンセルされ、リスケ(変更・延期)され、キャンセルされ。だと思うとある時思い切って実施され。アクティブです。

それで、イスラエルにいるとき、不確定な未来、そしてリスケが常だったなと思ったのでした。

以下、ビジネス等でお付き合いのある方は、参考になるかもしれないです。
予め会う約束をしても、当日連絡必須です。当日変わることはザラなので。でもそこが良いところです。努力目標くらいに思うと良いです。

タブルブッキングみたいなこともしょっちゅう起こりました。最初は本当にびっくりしたし、混乱しました。でも自分にもダブルブッキングが起こります。そういうときは私の場合は、できればリスケ(多くの場合は会う予定が多すぎて大変難しい)、または、まとめて会ったり、食事の時間を一緒に過ごしたり、睡眠時間を削って会ったり。もう一つ、時間の問題を乗り越えるために、会う場所を変更して相手の都合の良い場所まで自分が行ったり、来てもらったりと調整します。とにかく前向きにリスケすると、予想以上の感じにどんどん楽しくなり、充実した時間が過ごせます。

あと、たずねた相手が、次の人のところまで車で送ってくれること、次の集まりに誘ってくれることもよくありました。

自分が車を運転できないというのが理由かもしれないけれど、車に乗せてもらうことが多いです。嬉しいです。車での移動中の会話や出来事は、すごく思い出に残っています。自分はなんて恵まれているんだなと。

こんなこともありました。猛暑の日に私がエルサレムで迷って、やっと見つけた2人の女性に道を聞きました。優しい。すると、命からがら焦る私に「まず飲みなさい」と、自分のための未開封の炭酸水をくれたのでした。そしてたまたま知り合っただけなのに、「暑すぎて危険だから」という理由で、私の行き先まで車で行ってくれました。話してみると、その人は、私のヘブライ語の先生(数人います)の元同僚だったそうで。

非常に親切だし、臨機応変であたたかい人たちだなと思います。
Aさん、Bさん、Cさんに会うアポをとっていたら、リスケが発生して、当初予定していたAさん、Bさん、Cさんに加えて、もっとたくさんの人に会えちゃうような感じです。

イスラエルで初めて経験した柔軟なリスケ、日本で起こることがあるのかなと思ったけれども、実際、ありますね。