ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

高校3年生向け講演会

不二聖心女子学院 中学校・高等学校でオンラインで講演会をしました。今回は「高3へのメッセージ」として、卒業する人たちに向けてのお話しをしました。

私が今パリに住んでいることもあり、「パリの様子を見せてあげて欲しい」、「異文化コミュニケーション系の話をして欲しい」、「卒業する人に心構えを話して欲しい」と先生がリクエストをくださったのでそんな感じの内容にしました。

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コロナとかなければ、彼女たちは在学中に学校の研修でパリに行っていたはずなのですよね。そういうのが「できなかったから見せてあげて」というのは愛があるなと思いました。

当日画面越しに見る生徒たちは立派そうだったので、心構えとかは私からごちゃごちゃ言う必要も無さそうだなと思って省略しました。短い時間であっという間に過ぎてしまったけれど、何か感じてくれたら良かったな(今度コメントシートをくださるそうで楽しみです♪←大学とかでも、毎回めっちゃ楽しみにしてます)。

質疑応答コーナーでは、ロシアとウクライナの戦争について日々考えていることや、言語研究や異文化コミュニケーションについて質問が出ました。高校生が世界の平和や学問と文化の核心に迫るようなことを考えたことがわかって、とても印象的でした。

「パリに行きたい」、「外国語の勉強をしたい」と思ってくれた生徒がいたらしく、地味に嬉しかったです。

もうすぐ卒業して新しい世界に出ていくみなさんには、楽しい未来が待っていそうだなと思いました。これから楽しい旅や留学、勉強ができると良いです。

とりあえず、気になったところや言語があったら、旅行や語学研修1ヶ月とかだったら気軽に行けるので、まず行ってみるのが良いと思います。

私も大学1年生の時に友だちに誘われてロシアとオーストリアとドイツに行きました。語学の授業で数回会った友だちと、そのまた友だちとです。よく旅行したと思います。ドイツで1ヶ月ボン大学の夏期講座を受けました。どのくらいドイツ語が上達したかわかりませんが、多分頑張りました。夏の間涼しく過ごせましたし、いろんな国から来た人たちに会えて面白かったです。ロシアの旅は今でも記憶に残っているほどハプニングが多くてちょっとワイルドでした。若いうちならではだなと思います。

不二聖心は私の母校ですが、自分が高校生だった時はどんなだったかなと思いました。生徒はみんないろいろだと思いますが、私のように割と不二聖心には似合わないような人も不二聖心に6年間もいたのでした。しかも中1のころから毎日1時間半くらいかけて友だちと電車通学していました。あの自然が今考えると素晴らしかったのと、私が子どもだったころの先生方が、同じ学校にまだいらっしゃって、まだ私のことを覚えていてくださるところが何気にすごいなと思います。

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↑不二聖心の先生撮影。学校にある茶畑に雪がかかった写真