3月22日、ニューヨークは超すごい嵐になるという予報で、マンハッタンで予定されていた全てのミーティングがキャンセルされました。
ファシリテーターさんがいろんなところに電話したりメールしたりして、最後まで調整してくれましたが、結局お天気には逆らえませんでした。こういうことってあるんだなって思いました。
我々はホテルのあるニュージャージーにこもって、ほぼ一日中(それか1日の8割くらい)ミーティングしてました。
今日キャンセルになったミーティングがオンラインでできないかと期待したんですが、それもかなわず。
雪で学校も美術館も休み、仕事も休みになるところが多いみたいです。子どもがいる人は、学校や保育園が休みで家にいる子どもの世話をしなきゃいけません。ということで、雪でこもっているからといって相手の都合がつかないようです。東京でも、雪の時は休みになるといいなと思いました。
ミーティングの合間に雪だるまを作りました。山本くんがうまく丸い玉を作りました。私のはどうしても四角くなってしまいました。そして、一番上に青木さんが作ってくれた玉をのせました。目をつけようとした私が、青木さんの玉を落として壊してしまいました(向かって右)。申し訳ないことをしてしまったのですが青木さんは寛大でした。
仕事が休みになるところが多いということですが、宿泊先のホテルの従業員の人は今日も来ていました。ここまでどうやって来んですかとか聞いたら、自分で車を運転したんだよとのこと。その人たちが帰れるのかなと心配したけれど、夜には雪は少なくなってましたので大丈夫でしょう。道路があったかくなるらしく、どんどん溶けてました。
Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program カケハシ・プロジェクト 4 ニューヨークについたぞ
ニューヨークに行く飛行機に乗る前に空港でランチしました。
飛行機が45分遅れ、機内でだいぶ眠くなって途中気を失いましたが、マンハッタンが見えたら興奮で目が覚めました。13年くらい来てませんでした。この景色を見て泣いてしまいました。メンバーの誰にも見られないようにと祈りながら涙をぬぐいました。今度からしばしば来るようにしよう、それか、しばらくここに住みたいなと思いました。
観光客と子どもづれがおおいという店で夕食となりました。
Ikh bin zeyer noynt fun Kolya un zayn klas.
I wanted to visit Workmen's Circle which located very close from there!!!
早くイディッシュの人たちに会いたいです。
しかし明日は嵐になって学校も仕事も美術館も閉まる予定らしいです。ミーティングも全てキャンセルとなりました。たくさんやりたいことがあるのに何もできないかもしれないです。
ちなみに宿泊先はニュージャージーです。地下鉄は通っておらず、マンハッタンまで車で40-50分の場所です。
Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program カケハシ・プロジェクト 3 ボストンいろいろ
ボストン美術館のユダヤコレクションと村上隆の展示を見ました。
イタリア出身のシモーンさんがコレクションの説明をしてくれました。イスラエルにも長く住んでたみたいです。シモーンさんのおかげで、所蔵品のことが詳しくわかってよかったです。説明聞くととても興味が湧いて、いいなと思いました。みんなかっこいい!!
櫻井さんと私が超真剣な顔できいてます。超真剣に話を聞いてる自分を写真で見て、私ってこんなにカッコいいんだーー!って感動しました。こんな自分を見るのは初めてでした。ちなみにファシリテーターさんが撮ってくれた写真です。
村上隆の展示は、ともこさんが案内してくれました。村上隆が伝統的な日本の美術界ではなかな認められなかったけど、頑張ったみたいです。勇気づけられました。櫻井さん(右から1番目)のポーズ、決まってます。その隣が右から青木さん、塩野谷くん、私です。私以外は将来とても有名になるでしょう。
そのあとホロコーストメモリアルに行きました。英語にイディッシュ語が書いてありました。
あっという間にボストンをさることになり、空港の近くです。
忙しい旅ですが、話題はつきないし、とてもリラックスできたりもして、かなり楽しんでます。
このあとニューヨークに行きました。
Series Kakehashi Project Jewish Researchers Program カケハシ・プロジェクト 1 ボストン編
外務省のカケハシ・プロジェクトでボストンにきています。
カケハシ・プロジェクトについてはこちら:
北米地域との交流 KAKEHASHI Project-The Bridge for Tomorrow- | 外務省
今回はユダヤ研究者の人たちと一緒です。ユダヤ研究仲間はもっといるんですが、今回のメンバーはこの7人になりました。他の研究者たちも続けて派遣してもらえるように、頑張ります。
外務省のKakehashiプロジェクトでアメリカに来てます。東海岸まで飛行時間長かったですが、機内はかなり快適でした。ご飯も美味しかったです。ちなみにJALです。これまでいろんな飛行機に乗ってきた我々は、飛行機ってこんなすごいんだって驚きました。
到着の日の夕ご飯はケータリングでした。
かなり美味しかったです。夜遅かったのに全部食べてしまいました。とくに米の部分が。
日本のユダヤ研究者達で総領事館を表敬訪問しました。総領事と領事が我々の研究の話を熱心に聞いてくださいました。
総領事の話によればアメリカに住む日本人が減って、アメリカで日本の印象がだいぶ薄れているということでした。イスラエルでもアメリカ系のユダヤ人から「獅子は眠っているのか?昔はもっと日本人の勢いはすごかったんだぞ」と言われたことがあり、それを思い出しました。このミーティングの間、私は外務省に就職したくなりました。
続いて昼ごはんです。
昔日本にもチーズケーキファクトリーってあったよねって話でチーズケーキ食べる気満々で入店。
しかし、食事はあらかじめ決まっていてサンドウィッチでした。美味しかったです。食べ切れないのがもったいなかったです。
地球ことば村「ユダヤ人の多様な言語」レクチャー 掲載
2017年10月14日(土)に慶應義塾大学三田キャンパスで開かれたことばのサロンでの私のレクチャーを文字起こししていただきました。司会は長谷川明香(成蹊大学アジア太平洋研究センタ―特別研究員/地球ことば村運営委員)さん、三村友美(東京大学言語学研究室博士課程所属/常葉大学の専任講師)さんも駆けつけてくださり、ラディノ語の調査について話してくださいました。ちなみに三村さんと私は同じ静岡県出身です。
まず、ユダヤ人の言語がたくさんあるということ、その中からイディッシュ語の人たちはこんな人たち、ラディノ語の人たちはこんな人たちだと知っていただくことです。そして、ここが一番重要な点ですが、ご自身のことばについてもう一度考えていただくことです。
続きはこちらから:
イディッシュ・フェミニスト・ポッドキャスト Vaybertaytshと2018年外大のイディッシュ
2017年12月にワシントンDCで受けたインタビューがVaybertaytshのサイトで公開されましたのでお知らせします。2017年度の外大の授業で学生の皆さんと撮った写真です。
www.vaybertaytsh.com
Vaybertaytshについてはこちらに書きました。
この写真に一緒に写っている画面はYiddishPOPというイディッシュ語オンライン教材です。とっても面白いですよ。
YiddishPOPについてはこちらに書きました。
Yiddish POP - ユダヤ人と言語
YiddishPOP in Tokyo - ユダヤ人と言語
2018年度の東京外国語大学の授業(前期)ではこの教材を使います。2017年度に試験的に使ってみましたがかなり好評だったので、今年度もやってみようと思っています!東京外大のイディッシュ語の授業は水曜の昼(ウェブサイトでご確認ください)です。
イディッシュ語の基礎がわかります。外大生以外も聴講生になることができます。去年も単位は取らないのにずっと出席してくださった方々数名、聴講してくださった方がいらっしゃいました。
今年は東京大学でイディッシュ語の授業がないので、少なくとも関東圏でイディッシュ語を学べる大学は東京外大だけで非常にレアです!!!
たまに遊びに来てくださってもOKです(他大学の友達を連れて来てくれた学生がいました)。
東京外大の一般聴講制度についてはこちらをご覧ください。
お楽しみに!
イデッシュ語初級Ⅰ よろしくお願いします!
入門クラスのイデッシュ語初級Ⅰ:ヘブライ文字で書くユダヤのことばの受講を3月14日まで申し込みを受付けています。イディッシュ語の勉強を文字を書きながらじっくり進めることができます。 ヘブライ文字が書けるようになるので、イディッシュ語だけではなく、ヘブライ語の勉強するときにも役立ちます。
初級のクラスはお申し込みいただいた人数が少なく、ただいま開講の危機ですが、開講すれば少人数で勉強できるので、効果は高いと思います。どうぞよろしくお願いします。すでにお申し込みいただいた方々もおり、ぜひ開講したいと思っています。もし迷っている方がいらっしゃったらぜひ一緒にやりましょう!!よろしくお願いいたします。
お申し込みはこちらから:
tufsoa.jp
関連記事:
受付開始 2018年度春イディッシュ語講座 - ユダヤ人と言語
イディッシュ語初中級開講決定御礼 - ユダヤ人と言語
ヘブライ文字のすすめ - ユダヤ人と言語
2017年度のこと:
2017年度イディッシュ語修了〜 - ユダヤ人と言語
Yiddish Summer Program in Tokyo 2017 イディッシュ語夏期講座が無事終了しました! - ユダヤ人と言語
授業の内容は以下の通りです:
イデッシュ語初級Ⅰ:ヘブライ文字で書くユダヤのことば
イディッシュ語はヘブライ文字で書くユダヤ人の言語です。この授業ではイディッシュ語の会話や文法の初歩を学びながら活字体を読み、筆記体を書けるようになります。右から左に書くヘブライ文字は一見難しそうですが、22文字しかないので授業で読んだり書いたりすれば短期間で覚えられます。ご自分のお名前をヘブライ文字の筆記体で書けるようになります。イディッシュ語の基礎的な文法が身につき、簡単な会話ができるようになります。映像や音声なども使いながら今のイディッシュ語に触れましょう。ユダヤ人の考え方や生活習慣について理解を深めることができます。受講対象者
イディッシュ語は全く初めてという方から、夏期集中講座などで文字、発音、挨拶は学んだという方まで。イディッシュ語を読みたい方、ヘブライ文字をスラスラ書けるようになりたい方は是非受講してください。開催日 2018年04月05日~07月26日 (全15回)
曜日 木曜日
休講日 5月3日 5月24日
時間 16:30~18:00
会場 東京外国語大学 本郷サテライト
定員 15 名
受講料 27,000 円
イディッシュ語Podcast
イディッシュとフェミニズムをテーマにした、色々な人へのインタビュー。以下のVaybertaytshというウェブサイトで無料でダウンロードできます。
↓イディッシュ語を聴いてみませんか?
Vaybertaytsh is a feminist podcast for the Yiddish-speaking and Yiddish-curious.
Vaybertaytsh is a platform for Yiddish-speakers to create and consume new and exciting audio content in Yiddish. Our focus is to highlight the stories and works of women and queer-folk, and to discuss feminist issues.
このウェブサイトを作っているサンディ・フォックスさんは、さまざまなイディッシュ関係の人にインタビューしています。とても人気のある人です。
サンディーさんの紹介(写真あり)↓
私も去年の12月にサンディーさんにお会いしてインタビューを受けました。そろそろ公開されるようです。サンディーさんかっこよかったです。
イディッシュ語オンライン教材
今日は、マイルストンさんのブログで、無料のイディッシュ語オンライン教材が紹介されていて必見です。(マイルストンさん、ありがとうございます!!!)
2018年3月8日木曜日
(資料)イディッシュ語のネット教材「YIDDISH.biz」
milestone-milestone.blogspot.jp
Yiddish Bizは、トップページに寄付者に感謝といきなり書かれていました。Yiddish Language Project. About Usを見ると、とにかく無料で、ボランティア募集中であるということが強調されていました。初級まではYoutubeが用意されています。中級、上級は準備中とのこと。
YiddishPOPは、以前もご紹介した、アニメで学ぶ教材です。とても面白い教材で、授業で使ったら好評でしたし、私も大好きです。マイルストンさんによる、日本語版使い方ガイドがあります。
YiddishPOPはイディッシュ語教師によって、作られているのですが、その人がものすごい情熱を持って取り組んでいます。和やかな教材なのですが、ストーリーは心温まるものが多く、文法説明もていねいです。ちなみにゲームも面白いです。語学の奥深さを感じさせてくれます。
なお、YiddishPOPはパソコンで開いてください。スマホやタブレットでは使えませんのでご注意ください。
それと、誰かと一緒にやるとさらに面白いです。
教科書、辞書についてはこちらにまとめてあります。
イディッシュ語の教科書(基礎編) - ユダヤ人と言語
イディッシュ語の辞書 - ユダヤ人と言語
リリー・カーン(2014)の教科書については特設記事あり。
イディッシュ受講者紹介 + Sandy Fox + Lily Kahn (2014) - ユダヤ人と言語
イディッシュ語初中級開講決定御礼
おかげさまで、東京外国語大学オープンアカデミーのイディッシュ語初中級I:本気で学ぶユダヤのことばの開講が決定しました。
本当にホッとしました。様々な方々のおかげで、無事開講に至りました。ありがとうございました。(受講を決心してくださった方々、授業でお会い出来るのを楽しみにしています♪)
上記のクラスに並んで、入門クラスのイデッシュ語初級Ⅰ:ヘブライ文字で書くユダヤのことばも、3月14日まで申し込みを受付けています。ヘブライ文字にご興味をお持ちの方、イディッシュ語にご興味をお持ちの方はいらしてください。
イディッシュ語はヘブライ文字で書くユダヤ人の言語です。この授業ではイディッシュ語の会話や文法の初歩を学びながら活字体を読み、筆記体を書けるようになります。右から左に書くヘブライ文字は一見難しそうですが、22文字しかないので授業で読んだり書いたりすれば短期間で覚えられます。ご自分のお名前をヘブライ文字の筆記体で書けるようになります。イディッシュ語の基礎的な文法が身につき、簡単な会話ができるようになります。映像や音声なども使いながら今のイディッシュ語に触れましょう。ユダヤ人の考え方や生活習慣について理解を深めることができます。
受講対象者
イディッシュ語は全く初めてという方から、夏期集中講座などで文字、発音、挨拶は学んだという方まで。イディッシュ語を読みたい方、ヘブライ文字をスラスラ書けるようになりたい方は是非受講してください。
開催日 2018年04月05日~07月26日 (全15回)
曜日 木曜日
休講日 5月3日 5月24日
時間 16:30~18:00
会場 東京外国語大学 本郷サテライト
定員 15 名
受講料 27,000 円
他にもいろいろな講座があります↓
授業参観で思ったこと
この前、近所の区立小学校の授業参観に行ってきました。
小学校の低学年が、自分たちができるようになったこと、好きなことを発表してくれました。みんなのプレゼンにとっても感動しました。担任の先生がいろいろ工夫してくださっているのがすごくよくわかりました。
子どもたちが楽しんで取り組んでいた感じで、超心に訴えかける発表をしてくれました。なんと、手話もあったんですよ!その子の発表のおかげで、たまたま近くに座ってたママたちが手話を学んでいることが発覚(私も手話通訳学科というところで文化人類学を教えてますので、手話にかかわってます。でもまだ全然できないです)。
最後にみんなが親に向けて「ありがとうの花束」という歌を歌ってくれました。思わず、「卒業式かっ?!」てくらいに感動して泣いてしまいました。自分の子はもちろんのこと、二年間見てきた息子のクラスメイトがみんなほんとうに成長しました。みんなそれぞれ好きなことがいろいろあって素敵だなとか、がんばってくれてる担任の先生ありがとうとか、自分が子育てしながら仕事して超大変だったけどやってよかったなとか思いました。ちょっと落ち着いてくると、来年度(4月から)の大学での授業はこうしようかなとか(いいプレゼン見てしまったので。泣きながら結局イディッシュ語に戻るのだった)考えたりもしました。
授業参観の日にみんなが「ありがとうの花束」歌いそうなことが何となくわかっていたので、なんとか泣かないで済まそうと思ってたのだけど、無理でした。そうこうしているうちに、隣のママがティッシュをくれて。。。涙が完全にあふれ出してしまったのでした。自分ちの子も、この学校で育ててもらって本当によかったと思ったのでした。
息子が帰ってきたときに「私泣いてるの見えた?」と聞いたら、「みんなそのこと話してたよ」とのこと。さすが小学校。
知人の個展、演劇のご案内
3つあります
⑴個展のご案内
↑東大の院生。古典ギリシャ語がご専門ですが、イディッシュ語も受講してくれました。
⑵写真展のご案内
会場には写真と一緒に油絵も飾ってありました。写真集も置いてあり、自由にみられました。
↓ウェブサイトも素敵でした。
教会建築 | 若松町 | 美術家 鈴木元彦
教会の写真をたくさん撮って出版されています。
『東京の名教会さんぽ』鈴木 元彦
⑶
演劇のご案内
↑学部時代から縁のある濃い劇団。その後、イディッシュ語つながり。いつも迫力がある劇団。
ご報告(写真) ヘブライ語語活版印刷@渋谷
活版印刷のワークショップのご報告です。講師としてヘブライ語入門講座をしました。かなりおしゃれなヘブライ語の会でした。
どこで使われているの?ということでイスラエルの市場や丘からみたエルサレムなどの写真をお見せしたりしました。
今回やってみて楽しかったので、将来ヘブライ語の初級講座やってみたいなと思いました。
I taught Hebrew for the first time in my life!
写真は全てPrintworks Studio Shibuyaさんにお借りしています。
撮影:Printworks Studio Shibuya
↑『現代ヘブライ語辞典』(2006、日本ヘブライ文化協会)に大変おせわになりました。付録もとってもいいですね!作ってくださった先生方ありがとうございます。壁のヘブライ文字一覧表をさして喜んでいるのが私です。この表はすごくいいです。
撮影:Printworks Studio Shibuya
↑こちらもスクリーンに写っているのも『現代ヘブライ語辞典』(2006、日本ヘブライ文化協会)からです。絵が素敵です。ホワイトボードに文字を書いてくれているのは、東大の大学院生(専門中国語。そしてポーランド語もすごい)をしている方です。外大のオープンアカデミーでイディッシュ語を受講してくださっています。
撮影:Printworks Studio Shibuya
↑活版印刷についてお話しされている、Printworks Studio Shibuya の店長。
撮影:Printworks Studio Shibuya
↑順番に名刺印刷中です。活版印刷、とってもいいです。印刷していると無になれます。