ユダヤ人と言語 Jews and Languages

みんな何かでマイノリティ。鴨志田聡子のブログです。All of us are minorities. By Satoko Kamoshida

おすすめ 言語の学び方と教え方がテーマ

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外国語教育、外国語学習関連のおすすめです。内容もトークも。というか私のメモです。

どっちにもイディッシュの話が出てきます。言語学者イディッシュ語話者が多いのですよね。だから私もイディッシュ語を勉強し始めたのですが。

(1) 良い人そう。なんか好きになりました

www.youtube.com

(2)

Stephen Krashen, an Interview. - YouTube

(3) フリー・ボランタリー・リーディングの話

(お話上手)

The Power of Reading - Stephen Krashen - YouTube

パネルのお知らせ

パリと東京におけるユダヤスペイン語イディッシュ語の学習活動をテーマに、フランスで一緒に研究している仲間(私の先生でもあります)と、発表&パネルディスカッションをします。ハイブリッドです。以下、Zoomのリンクもお知らせします。

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Le 22 mars 14h à 16h (CET)

EPHE, 54 bd. Raspail, Salle 20 (hybride)

Enseigner et apprendre le judéo-espagnol et le yiddish à Tokyo et à Paris : à qui, pourquoi, comment? (Teaching and learning Judeo-Spanish and Yiddish in Tokyo and Paris: to whom, why, how? )

Pandelis Mavrogiannis (CERMOM Inalco/Histara EPHE) (en français)

Satoko Kamoshida (INALCO/University of Tokyo) (en anglais)

Zeljko Jovanovic (INALCO CERMOM) Discutant

Zoomリンク: https://sciencespo.zoom.us/j/8917889530 Meeting ID: 891 788 9530.

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天井から水もれ

水曜日の夜、寮のシャワーからお湯が出なくなりました。全館。

仕方ないので友だちと夕食を食べて気を紛らわしました。楽しかったです。最近味が薄くなった寮の中の韓国料理屋のスンドゥブチゲ。がっかりして行かないようにしていたんです。けれども、コチュジャンを追加してもらえば元通り美味しくなることがわかりました。またいけます。おしゃれめの店で、落ち着いて食べられて11ユーロで1500円くらい。パリでは破格だと思います。

シャワーはまだ復旧しないままです。金曜日になってしまいました。週末を越さずして直ることを祈るしかありません。(金曜に復旧しました。月曜以降にならなくてよかった!)

暖房がとまったりついたりして、寒くなったりあったかくなったり。

夜中、なんと自分が住んでいるフロアの廊下の天井からぴしゃぴしゃと水が降ってきました。床には水たまりが。とりあえずビデオに撮って友だちと拭きました。以前同じ場所に水たまりができていたのですが、これだったのかと思いました。上の階でシャワーを浴びた人も居なそうで(水しか出なかったし)、原因不明です。

家、ボロい。十万円弱の家賃払って共同トイレ共同キッチン、水漏れ、壁も破れいます。じゃあどこかに引っ越せば?と思いますが、そういうわけにもいきません。「パリ撤退」が頭をよぎります。

私の部屋だけは、とても綺麗に壁と床が張り替えられていて、大変ありがたいのですが、一歩外に出るとすごいです。

週末にシャワーが復旧されない可能性があるという予測から、私はもう我慢できなくなってさっき水シャワーを浴びました。水シャワー健康法みたいなのがあることを知りました。結構ウェブで紹介されていました。頑張っている方々がいらっしゃるんですね。

自分的にはこんな方法でしのぎました。足、頭、がんばれると思ったところで身体にシャワーをかける。身体はなるべくみじかく。石けんを使うと流すのに時間がかかるので頭と顔だけ。前後にあったかいものを飲んだり食べたりして、シャワーの後に服をちゃんと着て身体を温める。

最近いろいろ重なって研究に支障が出ていたので、今回の水シャワーと天井からの水漏れが最後のトラブルだと良いです。

f:id:syidish:20230217181943j:imageノートルダム・サンジェルマン駅にあるタイル

高校3年生向け講演会

不二聖心女子学院 中学校・高等学校でオンラインで講演会をしました。今回は「高3へのメッセージ」として、卒業する人たちに向けてのお話しをしました。

私が今パリに住んでいることもあり、「パリの様子を見せてあげて欲しい」、「異文化コミュニケーション系の話をして欲しい」、「卒業する人に心構えを話して欲しい」と先生がリクエストをくださったのでそんな感じの内容にしました。

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コロナとかなければ、彼女たちは在学中に学校の研修でパリに行っていたはずなのですよね。そういうのが「できなかったから見せてあげて」というのは愛があるなと思いました。

当日画面越しに見る生徒たちは立派そうだったので、心構えとかは私からごちゃごちゃ言う必要も無さそうだなと思って省略しました。短い時間であっという間に過ぎてしまったけれど、何か感じてくれたら良かったな(今度コメントシートをくださるそうで楽しみです♪←大学とかでも、毎回めっちゃ楽しみにしてます)。

質疑応答コーナーでは、ロシアとウクライナの戦争について日々考えていることや、言語研究や異文化コミュニケーションについて質問が出ました。高校生が世界の平和や学問と文化の核心に迫るようなことを考えたことがわかって、とても印象的でした。

「パリに行きたい」、「外国語の勉強をしたい」と思ってくれた生徒がいたらしく、地味に嬉しかったです。

もうすぐ卒業して新しい世界に出ていくみなさんには、楽しい未来が待っていそうだなと思いました。これから楽しい旅や留学、勉強ができると良いです。

とりあえず、気になったところや言語があったら、旅行や語学研修1ヶ月とかだったら気軽に行けるので、まず行ってみるのが良いと思います。

私も大学1年生の時に友だちに誘われてロシアとオーストリアとドイツに行きました。語学の授業で数回会った友だちと、そのまた友だちとです。よく旅行したと思います。ドイツで1ヶ月ボン大学の夏期講座を受けました。どのくらいドイツ語が上達したかわかりませんが、多分頑張りました。夏の間涼しく過ごせましたし、いろんな国から来た人たちに会えて面白かったです。ロシアの旅は今でも記憶に残っているほどハプニングが多くてちょっとワイルドでした。若いうちならではだなと思います。

不二聖心は私の母校ですが、自分が高校生だった時はどんなだったかなと思いました。生徒はみんないろいろだと思いますが、私のように割と不二聖心には似合わないような人も不二聖心に6年間もいたのでした。しかも中1のころから毎日1時間半くらいかけて友だちと電車通学していました。あの自然が今考えると素晴らしかったのと、私が子どもだったころの先生方が、同じ学校にまだいらっしゃって、まだ私のことを覚えていてくださるところが何気にすごいなと思います。

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↑不二聖心の先生撮影。学校にある茶畑に雪がかかった写真

パリに3か月半住んで思い出したこと(おまけ)

ちなみに、私は幼稚園の時はテレビ屋さん(ビックカメラでバイトしました。あとたまにNHKの翻訳や考証をしてます))とケーキ屋さん(かなってない)、小学校の卒業文集には「留学したい」と書いてあります。高校の時は新聞記者(イディッシュ語ユダヤスペイン語(ラディノ語の新聞や雑誌には記事を書きました)、翻訳家(『アンチ』が岩波から出版されました)、作家(博士論文やユダヤについての本を出版しました。言語学者になりたいとか文化人類学者になりたいとかも、雇用の問題を考えなければ、それなりにかなったかもしれません。もっと別のも書いてみたいです)になりたいとか言ってました)。そういえば高校生の時、歴史家になって文科省(当時)に入りたいとかの夢を短期的に抱いたこともありました。

一番遠かった夢はケーキ屋ですね。これはケーキ屋になった人を頼ってそこに行くしかないです。私は庶民的なご褒美スイーツ成城ロールが好きです!あとは狛江にある堀口コーヒーでケーキセットするのが好きです(コーヒーの倍の値段になっちゃいますが食べたい時は思い切って)!近所にあるお店ありがとう。

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↑しゃちほこですかね

そういうお仕事の方とは、自分の活動を通していろいろかかわっていくことになりました。結局何をやってもいろんな人にかかわるんでしょうね。

今は目下ユダヤスペイン語を話せるようになりたいと思っています。イディッシュ語はもう話せるし、ヘブライ語もとりあえずこんなもんで良いです。次は目指せユダヤスペイン語マスターです。勉強する過程で少しづつ研究も進めています。パリにいる間にユダヤスペイン語でインタビューできるようになりたいです。

今私が教えられる言語は英語、イディッシュ後、ヘブライ語、ドイツ語、日本語なんですが、そのうちユダヤスペイン語も教えたいです。ひと段落したらフランス語をなんとか身につけたいです。

フランス語は全くゼロでフランスに来ましたが、フランス語でなにか言われたら結構意味がわかるようになっているのです。この前ユダヤスペイン語の授業でフランス語で口頭で言われた例文を口頭でユダヤスペイン語に訳すことができました。おどろきました。

東大に入りたいとか博士号が欲しいとか、イスラエルやパリに留学したいとかは子どもの頃考えもしなかったんです。しかもそれが本当にやりたかったことかと言われるとわかりません。

私にとっては、やりたいことを続けるために必要になって結果的にそうなった副産物のようなものです。

話は戻りますがこれからなるべく夢を口に出すことを忘れないようにしようと思います。

リクエストあればTwitterかインスタでください。なるべく対応します

パリに3か月半住んでみて 後編

フランスに何年も住んでいる日本人が「フランスに永住はしたくない」と言っていました。私はまだ来て間もないせいか、まだずっとこっちにいても良いかなと思っています。

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↑ぴかぴかのりんご、なんか不気味だけど美味しいらしいです

結構不便なことも多いんですが、やっぱり研究のためにはパリにいたいです。文化的なのもすごく好きです。東京と同じで車がなくても生きていけるのも助かります。日本の食材も手に入りやすいです。今日はとっておきで、ご近所さんからのいただきもののラ王の味噌味を食べました(袋の方)。美味しかったです。

家族さえ一緒にいられれば良いのですが。

私の収入がほぼない状態なのでとても無理です(タレントビザをもっているので仕事があれば連絡ください)。お金があれば可能性も広がるので、余裕がある人が羨ましいです!経済的に余裕があって、やりたいことがある人はぜひ一歩踏み出して欲しいです。もっと余裕があって私の研究を支援してくれる方がいらっしゃったらご連絡ください!

そして苦しくてもやりたいことがある人は、ぜひ夢が叶うかもと思ってやってみて欲しいです。私は最初からあきらめてた夢が意外とたくさん叶ったんです。それなら最初から、あきらめなければ良かったなと思います。あきらめる中で身体や心や脳みそから血が吹き出すようなとても苦しい思いもたくさんしてしまいました。

こんな私でも叶っているので、老若男女あきらめないで欲しいです。パリに行きたいという方、フランス語がほぼゼロで到着した私でもおすすめします!私も気を確かにもって頑張ります。

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↑この組み合わせで食べるんだな。きっと

エルサレムに1年半いた時には、永住したいという気持ちにならなかったから、やっぱりパリってちょっと違うんだなと思います。自分の研究のためにはエルサレムに本当はもっと長くいたかったです。東大じゃなくてヘブライ大学で博士号を取りたいなと思ったのですが、それには10年くらいかかりそうだったので、当時20代後半だった私は諦めました。

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↑美味しそう。船みたい

私の在外研究先は観光地になりがちで、たくさんの人からうらやましがられますが、自分の貯金から大半のお金を出してささやかに生活しているのです。そして家族がいないので実はさみしいです。研究しているときは忘れているし、複雑な気持ちは研究対象の人類を理解するためにとってもに役立つのですが。

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ミモザ、私は花粉が飛んできそうでちょっと怖かったです

それにしても日本の温泉に入りたいです。箱根に行きたいです。あとは、いろいろ美味しいものを食べたいです。

人生難しいですね。

もしかしたら続く

パリに3か月半住んでみて 中編

パリに住んでよかったなと思う時は、景色が良い時、出会った人が面白い時、勉強と調査が楽しい時です。

何か月も暮らすとなると生活や手続きが大変で、観光気分は消え失せてしまうのですが、ふと街を見ればそこはおパリ。

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フィールドワークの移動中、疲れ果て焦っている私の前にも驚きの景色が現れます。

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ロマンチックな雰囲気の中でゆっくり眺めたいものです。

何よりも私にとってパリ滞在の最高の時は、フィールドワークであったかい気持ちが通じるような気がする時です。

ややぐったりして到着するフィールドワーク先ではいつも新しい出会いと発見があります。

3か月経って、ようやくユダヤスペイン語でもなんとか話せるようになり、コミュニティにも受け入れてもらえるようになり、幸せを味わっています。この前行ったブックイベントでは、「妻から聞いたよ、なんかすごいな!」と言って話しかけてくれた人、「イディッシュ語できるんだってな!ぼくも喋れるんだ!」と言っていろいろ話してくれた人、「これ持っていきなさい!」と残ったおつまみを包んでくれた人がいました。

イディッシュ語の集まりでは先週は真面目そうな人が目を合わせて微笑んでくれて、今日は別の人がイディッシュ語の集まりで「またな!」と肩を叩いてくれました。涙!

研究者同士のつながりも密です。私のユダヤスペイン語の先生たちは、私の研究仲間でもあります。仲間と論文を読んで、話して興奮したり、困ったことを話し合ったり、自分の問題をなんとかことばにしようとしたりします。励ましてもらったり励ましたりしながら、生きています。

そんなお話をする場所が、アパルトマンだったり、カフェだったり、ちょっとした城のような研究室だったりするのでやっぱりパリって素敵だなと思います。

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↑研究室の隣の階段

本当に質素な暮らしですが、豊かさってなんなのか、私自身が求めているものはなんなのかを改めて考えさせられます。

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↑研究室のあるビルの床

続く

パリに3か月半住んでみて 前編

f:id:syidish:20230205233229j:imageユダヤスペイン語の勉強とパリのユダヤ人の調査のためにパリにやってきて3か月半が経ちました。あっという間でした。

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夏にちらっとパリの先生からフランスに来れば良いじゃないかと言ってもらい、秋にもう一度話して決めて、住むところを決めながらパリの研究室に受け入れ書類を書いてもらって、ビザをとって(大変でした。私はタレントビザをもらいました)、航空券を買って、お金もこと考えて、10月半ばにパリに来てしまったという感じでした。

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↑おいしい 小さいのは1個2ユーロです

来る前は、夫とふたりの子どもとしばらく離れるのが辛くて仕方なかったのですが、来てからはインフレと円安がすごすぎて。物価についてはYouTubeTwitterで検索すると面白いのがいっぱい出てきますよ〜。単身者のスーパーでの質素な買い物が、買うものに気をつけないとすぐに3千円とか5千円とか行っちゃうイメージです。

最初はコロナが怖くて、手続きのことが全然わからなくて大変でした。10月から給料がほぼないに等しいのでお金のことが心配でひもじかったです。今後どうなるんだろうと毎日かなり悩みましたので寂しさよりみじめさの方が強かったです。

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↑よく見るとガイコツ

続く

テロ

エルサレムでテロが起こってしまいました。今回は、かなりまずいことになるかもしれません。

ユダヤ人側から見れば、ネタニヤフの新政権発足で、国内が混乱し、ユダヤ人が分断される中、国際ホロコースト記念日の当日、しかもイスラエルがシャバット(安息日)に入った夜の出来事でした。

でも、なんか起こるだろう、急に何か始まるだろうと言われていました。でもテロは急でした。

イスラエルのラジオをきいていますが、さっき起こったばかりのテロに、メディアもかなり混乱している様子。

だんだん状況がわかってきているようですが、動揺してる様子。

テロが起きる前から、国内が激しく分断されデモがおさまらなかったイスラエル。新政権のやり方に納得いかない人たちがたくさんいる一方で、そうでない人たちは非常に多く(前者より多かったから新政権がこうなってるわけですが)、まあ、ちょっとひどい状況でここには書きにくい状況でした。

パレスチナに対する強硬姿勢から、戦争になるかどうかと話していたところに、テロが起こりました。

エルサレムのテロ対策は非常に本気なので、ここで起こってしまうということは、イスラエル人もびっくりなのではないかと思います。

現政権は責任を問われるだろうし、一方で、テロに対してユダヤ人社会は団結して断固たる態度をとるだろうし、報復として何をするかわからないし。。。

ネタニヤフ政権やイスラエルや世界のユダヤ人がどう出るのか、見ていこうと思います。

ネタニヤフ首相の会見が始まりました。

私が寝ている間にいろいろあるかと思いますが、しばらくは、良いことは起こらないでしょう。

かき

テストも終わったし、原稿もだしたし、日々のミーティングもこなしているし、自分えらかったと思うことにして、魚屋さんに牡蠣を食べに行ったんです。

魚屋さんは高い方の牡蠣を熱烈勧めたけれど、予算オーバーだったので、半分の量で売ってくれないかと言ったんですが、それは無理と言いました。それで妥協してその半額くらいの安い方を食べたんです。人生で大事な時には妥協してはいけないことを知りました。

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テストを終えて

トイレに行くために講師室に寄ったら、これから出題するぞっていう感じで豆を食べている先生に会いました。

元気か聞かれたので、テストがすごいストレスだった。話すと、それは普通の感情だ。君は自分が思っているよりもできているのだ。と。

客観的には語学って本当にそういうところがあるなと思います。

赤ちゃんを観察していると、大人が思うよりもことばを理解しているのがわかるし、授業で学生を観察しているとうまく答えられなかった場合でもよくわかっているのがわかります。

テストは2時間でした。とりあえずできてよかったです。数日前までかなり自信がなかったので。

答案には青い油性ボールペンで書くルールでそた。間違えたり気が変わったりして2本線で消したり、単語を挿入したりしたので、汚くて情けない答案になりました(特に学習している言語での作文)。昔からきれいな答案が作れないのが悩みです。パリでもそれはかわらないんだな。

先生、諦めないで読んでくれると良いなと思いながら提出しました。

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テストが終わったので、自分に特別サービスでベジタリアンバーガーを食べました。モッツァレラチーズ、油たっぷりめのナス、トマト、バジルペーストがはさまっています。パンはデニッシュ生地です。すぐ食べ終わっちゃいました。

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大学付近のお気に入りのパン屋で1人用のガレット・デ・ロワを売っていたので買おうとしたら、1人用のにはフェーブが入ってないとのことでやめました。さすがに1人用のガレット・デ・ロワを食べればフェーブが絶対当たるだろうと思って奮発しようとしたのでした。買う前に確認してよかった。しょんぼりするところでした。

テストが怖くて

明日の朝にあるユダヤスペイン語のテストが怖くて眠れません(研究員の私は受けなくてよかったみたいなんですが、担当講師の考えで受験することになりました)。難しすぎるのだが、と言ってもなかなかわかってもらえません。

それにしても私はいつからテスト恐怖症になったんだろうと考えると、小学校高学年の時だったと思います。とにかくものすごいプレッシャーを感じます。どんなにできるテストでもです。できないテストはテスト中に泣きたくなります。

明日のテストはどうなるだろうか。

フランス語で書かれているであろう問題文が読めるのだろうか。いまいち覚えていない単語も運良く書けるだろうか。作文がうまくできるだろうか。いろいろ考えてしまいます。

ふと仏文をユダヤスペイン語に翻訳する問題を見ると、仏語とユダヤスペイン語思った以上にめちゃ似てる。これは他の学生さんが楽そうにこなすわけです。

自分がこんなへっぽこなので、自分の授業ではテストはせずにレポートにしています。レポートならみんなの考えていることが読めて楽しいし、とても良いレポートに出会うこともあるからです。でも今回テスト勉強をしてみて、崖っぷちのガリ勉モードでやってみると、結構自分に力が付いたような気がしました。

頭に入れたことをうまく使って話すことができたら自分、そのときかなりえらいです。f:id:syidish:20230109074235j:image

ロンドンで店を開いた人気イスラエル人シェフのレシピ集。フランス語読めれば。

運良くイディッシュ語の先生がこの人のレシピで料理することにハマっているので、彼の気が向けば作ってもらえます(コロナやテスト勉強で2回も機会を逃しました)。

とにかく、今までにない歯触りとフレイバー。彼の家は、パリのイスラエル料理屋。

次招いてくれるのはいつでしょうか。

テストやらなんやらで忙しくていくつもの誘いを断ってしまった、めっちゃ付き合いの悪いやつモードです。みんなと会っても勉強も進めば良いのに。ちなみにフィールド調査はその逆でみんなに会うことで進みます。

自分に甘くすることにしました

週明けまでちょっと大変です。くじけないように出血大サービスで自分に甘くすることにしています。近所のスーパーで見つけたピンクのヒューガルテン、美味しかったです。

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ガレット・デ・ロワはじめ、甘いものもも結構食べてます。体重計がないのを良いことに♪

寮の仲間に連れて行ってもらった韓国料理屋に昨日と今日、ひとりで行って、スンドゥブを食べました。最初に行った日にすすめられて食べておいしくて、3回連続、ずっとスンドゥブだけ食べています。

海の味、豆腐、煮えかかった卵、そしてご飯と味噌みたいな味が、日本の味に近くて、泣けるほど癒されました。もうすぐ出会って30年も経つ韓国人の友だちのことを思い出しました。彼女はどうしているだろう。フランス語もよくできるんだった。とすごく懐かしくなりました。日韓関係も良くなると良いのにな。

韓国人の店員さんは、今日はマスク姿(普通は屋内でもほとんどの人がマスクをしていません)でした。足が痛そうでした。早く治ると良いね。と思いましたが直接は言えません。英語でもよかったのに。

私は今日は午前中は洗濯、午後から図書館でテンパってました。図書館の受付にいたおじさんが夕方から優しくなってウインクしてきました。昨日はむすっとしていたのに。なんか良いことがあったのでしょうか。

私の方も気分が変わって、今日からは自分が頑張っているのを認めてあげることにしました。

 

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。

パリのパン屋さんでは、ガレット・デ・ロワが売られています。大人気です。

いろんな機会に食べていますが、まだ私はフェーブは当たっていません。フェーブを当てるコツとか研究されてそうだなと思いました。

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